トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

コスミレ

2013-03-31 | 樹木 草花


大きな木に囲まれた日当たりの悪い場所にコスミレが群生していた
人家近くや山野に生え 名前とは裏腹に10cm程とかなり大きい

朝鮮にもあるが 学名 Viola japonica と種小名に日本名を持つ唯一のスミレの仲間
割合早咲きのスミレで他のスミレに先駆けて咲く

コスミレは変異が大きく花の色は淡紫色から濃いめの紫まで 上弁の2枚がウサギの耳状に立ち上がっているものが多い
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クサイチゴ

2013-03-30 | 樹木 草花


クサイチゴの花が満開だ
割合どこにでも見られる花だ
背丈が低いので草のように見えるからクサイチゴ
バラ科の木本で大きくても60cm程 キイチゴの仲間

4~5月に4cm程の花が開花 5~6月には1cm程の実が赤く熟して食べられる
味は割合美味しい
果期が早いので 早稲苺の名もある

今から実の生るのが楽しみ!
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顔の木

2013-03-29 | 樹木 草花


公園を歩いていると時折面白い木に出会う事が有る

エノキだろうか顔から両手を広げて歩き回っているような木が有った
ハリーポッターの世界の木かも知れない

出会った瞬間に思わず笑ってしまった木だ
勝手に顔の木と命名
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オオシマザクラ旗弁

2013-03-28 | 樹木 草花


サクラが真っ盛りに咲いている

オオシマザクラを見ていたらオシベの先が小さい花弁になっているのを見つけた
オシベの花弁化と呼んでいたが旗弁というのだそうだ

花を作るのに働く遺伝子が3種類あってそのうちの1種類又は2種類の組み合わせの働きで オシベ メシベ 花弁や萼になる
オシベになるべきところが花弁を作る遺伝子が働いて花弁化したと言うこと

ひっくり返して見ると普通5個有る萼が4個しかない これも不思議
どんな環境がどのように作用すればこうなるのか不思議

捜すとウメ ツバキ サクラなど多くの花で花弁化したオシベや萼が4個しかない花が見られる
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ダイサギ

2013-03-27 | 野鳥


ダイサギがエサ狙いで池をゆっくり歩いていた

冬の間は嘴が黄色だが写真は少し黒ずんで見える
春ころから夏にかけて嘴が黒く変わる

以前はダイサギ一種で済ましていたのだが 最近は日本のダイサギは2亜種いて 一種は日本で繁殖している「チュウダイサギ」もう一種は冬鳥として渡来する「オオダイサギ」と人によっては区別しているので チトややこしくなった

サギの語源は 声が騒がしいサヤギ(騒)・白い色のサヤケキ(鮮明)など諸説ある
普段地上ではあまり鳴き声を聞かないので騒がしいと言う感じはしない

大きさ90cm 日本のシラサギ類では最も大きい 
夏鳥 漂鳥 一部冬鳥 主に魚を食べるがザリガニやカエルなども捕まえる

田の面よりやまもとさして行く鷺の 近しと見れば遥かにぞとぶ (玉葉集 伏見院)

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ゴイサギ

2013-03-26 | 野鳥


昼日中 池でゴイサギが餌を狙っていた
夕方や夜間飛びながらコアッ クワッなど鳴くことから「夜烏(よがらす)」と言う俗名もある

夜烏と言う名は有ってもまれに昼間にも採食するのもいる 主に魚で ザリガニやカエルなども獲る

名前のゴイサギ(五位鷺)は平家物語の醍醐天皇から五位の位を授かったと言う話にもとずく

普段は首を縮めてずんぐりむっくりに見えるが結構長い首をしていて大きさは57cm 東北以南で留鳥
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ハクモクレン

2013-03-25 | 樹木 草花


ハクモクレンが真っ盛りに咲いている
モクレン科で中国原産の落葉高木 別名ハクレン

去年の今頃はまだ蕾だったのに今年は急に暖かくなって一気に咲いた
花は葉の展開前に咲き 花被片は9個あり花弁状

だれが言い出したのかコンパスノキとも言われる
随分昔 山登りをしていた頃そのように聞いたが何処がコンパスなのかさっぱり不明だった

一年365日のうちほんの数日つぼみが膨らんだ時期に南北を示す
下の写真 蕾の先端の尖った先が北を指す
蕾の南側は日当たりが良いのでどんどん成長する 先端は押し上げられて北側に傾くので南北が分かる
蕾が開く直前しか北は示さないで 大半の時期は方向は分からないのに コンパスノキは言いすぎじゃなかろうか
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ヒレンジャク

2013-03-24 | 野鳥


ヒレンジャクに会うには大好物のヤドリギの傍で粘っていれば結構会える
食べる→水場へ行く→休む→食べる を1~2時間ほどで繰り返しているように思えるがどうだろう

連雀はスズメ目レンジャク科の総称で日本ではヒレンジャク(緋連雀)とキレンジャク(黄連雀)が見られる
字から推察されるように数多く連なる(群れる)ので連雀 雀は小鳥の意味
細かい相違点は色々あるが尾の先端が赤いのがヒレンジャク 黄色いのがキレンジャク

日本を中心とする東アジアの狭い地域にのみ生息するので学名は Bombycilla japonica で日本が入っている
冬鳥だが年によって渡来数に変化が大きい 大きさは18cm
食べ物はヤドリギのほかイボタ ヤツデ キズタなど他の鳥が食べないような木の実に昆虫類も食べる

冠羽が有ってブドウ色赤い尾の先で少しずんぐりタイプ 見られたり見られなかったり 人気の高い鳥だ

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ヤドリギ

2013-03-23 | 樹木 草花


冬の枯れ木に丸く固まった緑が見えるのがヤドリギ
ヤドリギはエノキ ケヤキ ブナ ミズナラ シラカバ サクラなど落葉広葉樹に半寄生する常緑の植物

粘液質の果肉に包まれてヌルヌルの種子を鳥が食べると嘴に付いたり糞と一緒に排泄されて散布される

ヤドリギの実はヒレンジャク キレンジャクが大好物で食べまくる
食べた種が鳥の消化器を通過するのに20分ほど
粘液質の果肉のため糞は粘って鳥のお尻から垂れ下がり宿主の樹木にくっ付く

種がうまく樹木にくっ付いてもそこから根を出して 更にその根が幹に食い込んで深く寄生根を差し込み葉を広げるには3年半もかかると言う

寄生して楽して生きているようだがそんなに楽じゃなさそう
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ミツガシワ

2013-03-22 | 樹木 草花


三宝寺池のミツガシワが咲いた

亜寒帯や高山の湿地 沼に生える多年草の水草
カシワに似た小葉を3枚付けるのでミツガシワ
昔はリンドウ科だったが今はミツガシワ科ミツガシワ属の一属一種に分類されている

氷河期の生き残りの植物と言われ 東京など温帯地域の一部に孤立的に残っていて これらを含む水生植物群落は天然記念物に指定されている

花は花茎を30cm程も伸ばし1cm程の小さな花を総状に付ける
花びらの裂片には縮れた毛が密生してフワフワした感じを受ける

葉は睡菜(すいさい)と言って健胃薬になるそうだ
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ハエトリグモ

2013-03-21 | 虫類


ガサガサの樹皮にハエトリグモがハエを捕まえて運んでいた
ハエトリグモとは言え ハエを捕まえているのはお初だった
ハエトリグモも種類は多いがマミジロハエトリのようだ
雄の頭胸部に白色毛が密生してのを「眉毛」に見立ててマミジロハエトリ

大きさは7mmほど 狩猟行動は徘徊型 葉上に袋状の住居を作る

ハエトリグモはよく家の中に姿を現す
捕まえようとするとピョコタンピョコタン素早く逃げて往生する
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フキノトウ

2013-03-20 | 樹木 草花


日差しを浴びてフキノトウが芽を出した
フキは山野に生えるキク科の多年草 地下茎を伸ばして増える
春先 葉に先駆けて出る淡緑色の苞に包まれた若い花茎をフキノトウと言って ほろにがい早春の味として親しまれている

フキノトウは陰干しにして煎じて飲むほか調理をしてもせきやたんに効き 健胃 食欲増進に効果がある
花茎(2~5月)は油いためや味噌汁の実 茹でて酢の物など
葉柄(5~10月)はキャラブキや煮物
葉身は佃煮などにするほか咳止め去痰などの民間薬にも利用する
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テングチョウ

2013-03-19 | 虫類


昨日は春の嵐 今日は夏日 暑いこと暑いこと 3月の夏日は2回目 激しい天気模様だ

暑い中モンシロチョウがヒラヒラ
テングチョウもヒラヒラ舞いだした
表は黒褐色にオレンジ色が目につく素敵なチョウだ

都市部ではある程度まとまった樹林が有る場所では良く見かける
食草はエノキなどニレ科の樹木
顔の前方に長く伸びる毛束があり天狗の鼻のように見える
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カキツバタ

2013-03-18 | 樹木 草花


いずれアヤメかカキツバタ

カキツバタの花が咲いた
名前は花を布にこすりつけて花の汁で染める古い行事「書き附け」に由来している
アヤメ科アヤメ属の3姉妹 アヤメ カキツバタ ノハナショウブ
アヤメは花びら(外花被片)に黄色の網状の模様が有る
カキツバタは同じく外花被片に白い斑
ノハナショウブは外花被片に薄黄色の斑がある 菖蒲園などのハナショウブはノハナショウブを改良して作られたもの

カキツバタは絶滅危惧種 アヤメの仲間では最も水湿を好み水辺に群生することが多い 愛知県の花に指定されている

かきつばた衣に摺り着けますらをの競ひかりする月は来にけり (大伴家持)
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ノスリ

2013-03-17 | 野鳥


ウグイスが囀り ヒバリも囀り ツバメの目撃情報もあり 春だ!

今年は小鳥類が多い
エサが豊富なせいなのかワシタカ類も多く居るようでよく出会う

ノスリが止まっていた
上から目を光らせて獲物を捜している
羽ばたきながら停空飛翔して獲物に狙いを定めるノスリなりの狩猟法で 主にネズミ類を食べるが ヒナに運んでくる獲物を見ると 小鳥やリス ヒキガエルなどもあると言う
大きさは54cm ハシブトガラス(57cm)より少し小さい 
四国から北海道に留鳥として分布している
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