トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

キハダエビグモ

2018-02-28 | 虫類


わら巻きを外したらキハダエブグモがドッカと陣取っていた
わら巻き内に居るのは亜成体が多いが 成虫や幼虫も混じって越冬している

都市部から山地まで広く分布している
成体は5~8月に見られ マツやスギの樹皮の上で生活している
徘徊型で網は張らずに 樹皮面や枝葉間を歩き回って獲物を探したり 樹皮下や樹皮上に静止して近づいてくる獲物を待ったりする
刺激すると腹部の後端が 薄い茶色から瞬時に黒く変化し 数分で元に戻るそうだ 一度見てみたい

6~8月頃 樹皮に産卵して親グモはその上に覆いかぶさるように乗って保護する
大きさは6mm程有った 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シバザクラ

2018-02-27 | 樹木 草花


シバザクラの花が早くも数輪咲いていた
芝のように地面を覆い桜のような可愛い花を付けることからシバザクラの名が付いた

ハナシノブ科の北アメリカ原産の多年草
茎よく枝分かれして匍匐し地面を覆う
葉は1cmほどの披針形で密生する 
花は3月の終わりころから付き始め ピンク 紫 青 白色など多彩な色の花がある
一面に花を咲かせる様子は花の絨毯のようで圧巻

常緑で地面を覆いつくすように密生するので 土の流出を防ぐため花壇の縁取り 石垣 法面などに利用され
グランドカバーにも使われる
以前秩父の羊山公園へ行って見事なシバザクラを楽しんだことがある
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマスローズ

2018-02-26 | 樹木 草花


キンポウゲ科クリスマスローズ属の植物の総称をヘレボルスという
クリスマスローズはクリスマスの頃に咲くヘレボルスニゲルを指した呼称
日本ではレンテンローズ と呼ばれるヘレボルスオリエンタルス(ハルザキクリスマスローズ)もクリスマスローズの名で出回っている こちらは2~4月に咲く

無茎種で茎は無く根茎から葉柄と花柄が別々に伸びる
花に見える部分は萼片 花弁は蜜腺として小さく残っている

葉や根茎に強心配当多のヘレブリンを含み 昔は強心剤 利尿剤 下剤などに使った
毒性は強く摂取すると嘔吐 腹痛 下痢 けいれん めまいなどを引き起こす
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハイタカ

2018-02-25 | 野鳥


平安時代にはメスは「はしたか」と呼ばれ鎌倉時代にハイタカに変化した
「はし」は早いの意味のハシ(はしっこい)から来たと考えられている
大きさも模様も異なるオスは「このり」と呼ばれていた
日本版レッドリスト準絶滅危惧種

留鳥又は漂鳥 本州以北の山地の林で繁殖し南へ行くほど少ない
冬は全国的に見られ住宅地や農耕地でも見れる
主に雀くらいの大きさの小鳥を捕らえるがネズミ類を捕ることもある 越冬地では小鳥が集まる場所の近くで生活する個体が多い
メスは体が大きいのでツグミ大位の鳥を襲うことが多い

オスは頭からの上面が暗青灰色で目先は白っぽく 眉斑が無いか有っても細い 体下面に橙褐色の横斑が有る
メスは体下面は白っぽく橙褐色の横斑が有る 眉斑は細いものから太いものまで個体差がある
大きさは オス32cm メス39cm
大きさも模様も違うので昔は違う種類の鳥と考えられていた
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カワウ

2018-02-24 | 野鳥


カワウが子育ての真っ最中
水辺の木立の中でいくつもの巣があり集団で営巣中
「う」は奈良時代からの言葉で「浮く」「産む」「うみどり」などの頭の一文字を残した省略型と考えられている

本州から九州にかけて留鳥としている 東北の北部では漂鳥
湖沼 河川 池など主に淡水域に居る
潜水して魚を捕る

ウ類は他の水鳥に比べて尾脂腺が未発達で 翼に油分が少ないので水分を吸収しやすい
そのため水から上がって羽を広げ乾かす行動をよくする
繁殖行動は早く 10月頃から婚姻色が出て顔を囲む部分と腿に白い羽毛が生える

雌雄同色 水に浮いている時は体の半分ほどが沈んでいるように見える
大きさ81cm
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トモエガモ

2018-02-23 | 野鳥


オスの顔の独特な模様を巴の文字に見立てトモエガモ(巴鴨)と呼ばれている
奈良時代の古名は「あじ」で肉が美味だったらしい

冬鳥 本州以南の日本海側に割合多く 太平洋側では少ない
湖沼や川 湿地などに居る
他のカモ類と同様に昼間は安全な水面で休み 夕方から水田や河川に飛んで行きイネ科植物などを食べる

オスの顔の巴模様ははっきり見えるが メスはぼやけた感じで嘴の基部に小さな丸い白斑がある
大きさは40cmでコガモより少し大きい
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニシオジロビタキ

2018-02-22 | 野鳥


数少ない旅鳥または冬鳥として渡来する
平地から山地の落葉広葉樹のある林に居る
多くは一羽で生活し昆虫類クモ類木の実などを食べる

ニシオジロビタキはオジロビタキの亜種
出会ったのはメス又はオスの若鳥で 見分けは難しい
オスは喉に橙色があり胸部まで広がる オジロビタキのオスの喉の橙色は小さくて胸部までは広がらない
大きさ12cm

ニシオジロビタキ(♂)去年のもの


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒメスミレ

2018-02-21 | 樹木 草花


まだ寒い冬の最中と言うに小型で可憐なヒメスミレが石垣のわずかな隙間から顔を出した
春を感じさせる

東北から九州まで分布している 主に人家周辺など人の手が加わった場所に生える
花期は3月中旬から5月半ば
花も濃紫色でスミレに似ているが全体にやや小さく葉の形が違う
葉柄に翼はなく 葉は披針形で長さ3cmほどのほこ型 夏になると長くなり長三角形

花は濃紫色で紫条が目立つ
距は花が小さい割に太く 白色~淡褐色
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハサミムシ

2018-02-20 | 虫類


ケヤキの樹皮を剥がしたら 下にハサミムシがうずくまっていた

ハサミムシの仲間は日本では20種もいる
腹の先にハサミがあるので分かり易いが ハサミの形も色々あり雌雄や種類により異なる

成虫か幼虫で越冬し 4月~11月頃まで出現する
小動物の死体を主に食べる 腐敗した食物や果実 植物の葉なども食べる
大きさは15mm程と小さかったので幼虫かも知れない
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キンイロエビグモ

2018-02-19 | 虫類


今日は24節気の雨水 雪が雨に変わる頃 雪も多く寒さもきつかったが春も近い

樹皮の下に白いクモ キンイロエビグモの白色型らしい
都市部から山地まで広く生息している

樹木の樹皮上 枝葉 草の葉の上などを歩き回って獲物を探す 徘徊性のクモ
冬はスギ マツなどの樹皮下 特にわら巻きを好みその中で過ごす
大きさは8mm程
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒラタアブ

2018-02-18 | 虫類


今年になって最初に出会ったアブ ナミホシヒラタアブかフタホシヒラタアブ ぼんやり写真ではっきりしない
フクジュソウの花にやって来た この花は花びらで太陽光を集め中が温かい 虫は喜んでやって来る

ヒラタアブの仲間(ハナアブ科ヒラタアブ亜科)は成虫で越冬し春先他の虫に先駆けて出てくる
出現期は3~11月
幼虫はウジ虫型でアブラムシやカイガラムシなどを食べる捕食性
成虫は花に飛来して蜜や花粉を食べる
虫媒花の送粉者としてよく活躍する
大きさは1cmくらいだった
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノスリ

2018-02-17 | 野鳥


石神井公園で頭の上をノスリが飛んで行った
野原の上を滑空するので「野擦り」と江戸時代から呼ばれるようになった

主に本州中部以北で繁殖し留鳥 四国 九州中部以南では冬鳥
冬には山の森から出て行くノスリもいて 全国の平地の農耕地や河原で見られる
東京では多摩川の河川敷 皇居の森や明治神宮の森等にも出現する

採食はネズミが主で 両性類や爬虫類 鳥類昆虫類もなども捕る
ネズミが主で鷹狩りには使えないので 軽侮の意味で「くそとび」「まぐそたか」等とも呼ばれた
雌雄ほぼ同色 羽色や模様に個体変異がある
大きさ55cm
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジョウビタキ

2018-02-16 | 野鳥


庭にジョウビタキ(尉鶲)がやって来た
尉は翁の意味でオスの頭が銀髪のようだから ヒタキは火焼きで ヒッヒッと言う鳴き声が火打石の音に似ているから
翼の白斑が着物の紋付に見えることから「もんつきどり」の愛称もある

冬鳥
市街地から低山の公園 農耕地 草地 疎林などに居る
単独で縄張りを持ち 主に昆虫類やクモ類を食べ 秋冬は様々な草木の実もよく食べる
小さい鳥の場合 大きめの種子はその場で吐き出す事が多い
離れた場所に種をばらまいてほしい植物の思惑通りにはなかなかならない

オスは灰白色の頭上と黒い顔 メスは灰褐色で翼の白斑はある
大きさ14cm
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アメリカコガモ

2018-02-15 | 野鳥


アメリカコガモはコガモの亜種でよく似ている
肩から下にかけて白い線が見え 体側の白い水平線はない
主に北アメリカ大陸に分布している
稀に見られるが数は多くない

コガモはカモ類の中では日本最小 大きさは38cm
川の浅瀬で石に付いている藻類を食べたり 水田の落穂や畑でイネ科植物の種子などを食べる
オスは頭部が茶褐色で 目の周りから後頸にかけて緑色
メスは他のカモ類のメスと似ている
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アカウソ

2018-02-14 | 野鳥


公園の紅葉の木でアカウソが食事中

留鳥又は冬鳥
アカウソはウソの亜種で北海道で少数が繁殖しているが サハリンなどから冬鳥として普通に渡来する
口笛を吹くようにフィロフィロフィーフィなど」と囀るので 口笛を吹くことを「うそぶく」と言うのが語源

平地から山地の林などに居て 昆虫類も食べるが 冬の時期には木の実や葉 花芽などを食べる ソメイヨシノの蕾が好きでよく食べる

オスもメスも黒い頭上 オスは頬から喉にかけて紅色部があり腹は淡い紅色(ウソは胸から腹が灰色)
メスは頬と喉に紅色部が無い
大きさは16cm

天満宮で行う神事に「鷽替(うそがえ)」がある
前年の凶を嘘にして当年の吉に替えると言う趣旨で 木彫りのウソを新しいものに交換する
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする