トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

コヨシキリ

2016-06-30 | 野鳥


小型のヨシキリ類 ヨシキリはヨシなどの茎を切って中の虫を食べることからの命名
オオヨシキリに似ているが 小型で眉斑が明瞭に有り(あまり明瞭でない個体もいる) 写真では見えないが黒い頭側線が有る

夏鳥 九州の一部と本州の中部以北の平地から山地の草原 湿原 川原等に居る
本州のアシ原ではオオヨシキリの方が多く 北海道ではコヨシキリの方が優勢
あまり地上には下りず 草の茂みの中を動き回り昆虫類 クモ類などを採食する
雌雄同色 大きさ14㎝
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イソヒヨドリ

2016-06-29 | 野鳥


海岸の岩場に居るヒヨドリに似た鳥と言う意味の名前
ヒヨドリの名が付いているがヒタキ科(ツグミと一緒)の鳥

チョチー ピイピピピイ チュゥなどと良い声で囀る
地鳴きは ヒッヒュ カッカッでジョウビタキ風
オスもメスもともに同じような地鳴きと囀りで鳴く

留鳥または漂鳥 海岸の岩場 河川などに居る
オスは頭部から胸と上面が青く 腹はレンガ色
メスは上面が灰褐色で喉から腹は黄褐色で鱗模様がある

尾羽をゆっくり動かしながら獲物を探す
昆虫類 甲殻類 トカゲ フナムシなどいろいろなものを食べる
大きさ23cm
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ホトトギス

2016-06-28 | 野鳥


初夏の代名詞でもあるホトトギスの囀りはするが なかなか姿を見せてくれない鳥にばったり出会った
名前は鳴き声から来ていると言われ ホトトキと言う聞きなしに鳥を表す接尾語スをつけたもの
近代の聞きなしでは「天辺駆けたか」や「東京特許許可局」

夏鳥 九州以北に渡来して平地から山地の高原 草原 林などに居る
胸と腹に太くて粗い黒色横斑が有る
メスには上面が赤茶色の赤色型がいる 出会ったのはこの赤色型

主に蛾類の幼虫を食べる
托卵性があり 主にウグイスに托卵して育雛させる 他にアオジ ホオジロなど色々な鳥の巣に托卵することがある
ちゃっかりしている 図図しいとも言えるが 自分の子を自分で育てられない宿命は見方によれば哀れだ
雌雄同色だがメスには赤色型がいる 大きさは28㎝

古くから歌の題材になって人気ナンバーワン
古に恋ふらむ鳥は霍公鳥(ほととぎす) けだしや鳴きしわが念(も)へる如(万葉集 額田王)
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ミズイロオナガシジミ

2016-06-27 | 虫類


裏翅が爽やかな薄水色の素敵な蝶
表翅は黒色
細長い尾状突起がある

6~7月頃に現れる小型のチョウ
平地から山地の落葉広葉樹林に居る 樹林が有れば市街地の公園でも見られる
朝と夕方に樹梢をヒラヒラ飛び 昼間はあまり動かない
食草はクヌギ カシワ コナラなどブナ科
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ミヤマハンミョウ

2016-06-26 | 虫類


山道にミヤマハンミョウが歩いていた
ニワハンミョウに似ているが 顔の上唇の形が三角形で張り出して見えるのでミヤマハンミョウだろう
主に高山や北日本の山地で見られるハンミョウの仲間で 似た種類が多い

成虫で越冬し5~9月頃に見られる 大きさは17㎜程
前翅に白い斑が有るが個体差がある

ハンミョウ類は大あごの内側に鋭い棘の様な歯を持ち 獲物をかみ砕き口から消化液を出しながら液状にして飲み込む
そのためかイモムシ類やミミズのような体液を多く含む虫が好物
幼虫はイモムシ型で鋭い大あごをもつ
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コフキトンボ

2016-06-25 | 虫類


翅の色がミヤマアカネに似ているコフキトンボがいた
コフキトンボはシオカラトンボを弱弱しくしたような白粉いっぱいのトンボ
メスはオスと同じような体色なのだが 時に翅にオレンジ色の縞模様があるタイプがいる
俗にオビトンボ型と言っている(写真)

平地~丘陵の河川や池で見られる
5~9月頃まで見られる
羽化水域をあまり離れずに生活する
交尾後メスは単独で打水産卵を繰り返す
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ヒョウタンボク

2016-06-24 | 樹木 草花


4月に咲いたヒョウタンボクに実が生った

花は4~6月に枝先の葉腋に花柄をだし2個ずつ咲く 初め白色だが後に黄色になってしぼむ
白と黄色の花が付くので別名「キンギンカ」ともいう

実は液果で7月頃から赤く熟す
6㎜程の球果で2個並んでつき 基部は合着する
ヒョウタンボクの名はこの実の形をヒョウタンに見てたもの
美味しそうだが有毒で食べられない
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ハナショウブ

2016-06-23 | 樹木 草花


6月は花菖蒲の美しい季節
あやめ祭り を行っている公園も随分ある
アヤメ類の総称としてハナショウブをアヤメと呼ぶこともある

ハナショウブはノハナショウブの園芸種
多くの色が有り 絞り や多様な花びらを組み合わせると5000種もある
系統を大別すると 江戸系 伊勢系 肥後系 長井系の4系統
最近は外国(主にアメリカ)での育種も盛んで外国系(アメリカ系)がある

咲いている公園・・皇居東御苑 小石川後楽園 清澄庭園 明治神宮 堀切菖蒲園 水元公園 北山公園(八国山に隣接)など 
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メボソムシクイ

2016-06-22 | 野鳥


水浴びにメボソムシクイがやって来た
鳥は羽を綺麗に保つことが生命線 飛ぶことに支障があると命に係るので 水浴び 羽づくろい時には砂浴びをする鳥もいる
メボソムシクイは亜高山帯の虫食い類で 細い過眼線が目立つのでこの名になった

夏鳥 山地から高山の針葉樹林などに居る
枝上を動き回り 昆虫類やクモ類を採食する
繁殖期のオスはチョリチョリチョリチョリと囀り 銭取り銭取りと聞きなされる
虫食い類は姿が良く似ているので声で識別することが必要
雌雄同色 大きさは13㎝
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キビタキ

2016-06-21 | 野鳥


今日は24節気の夏至
北半球では昼間の時間が一番長い日 ハナショウブやアジサイなどの雨の似合う花が綺麗な時期

林の中でキビタキが蝶か蛾を咥えていた
オスの黄色い部分が目立つヒタキ類 囀り姿共に美しい鳥なので人気は高い

夏鳥 ゴールデンウィークの頃にやってくる代表的な夏鳥
秋遅くまで日本に留まり 木の実を啄んでから南下する
平地から山地の林に居て 木の中ほどの枝に垂直に止まり 昆虫類やクモ類を捕り 時には空中採食もする
オスは黒色の上面と鮮黄色の下面
メスは全体にオリーブ褐色 断然オスが美しい
大きさは14㎝でスズメ大
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ニュウナイスズメ

2016-06-20 | 野鳥


ニュウナイスズメ(入内雀)が電線に止まっていた
明るい林に生息する小型のスズメ類
「にふない」はニイナメ(新嘗・新しい穀物のこと)の変化 この鳥が未熟な稲を好んで食べることからの命名
一方伝説では 奥州に左遷された藤原実方が帰朝を果たせず死んだので その魂がスズメになり都に舞い戻り 殿上の供え物を食べたという 入内とは内裏に上がることだから名前の語源説は説得力がある

夏鳥又は漂鳥 平地から山地の林 農耕地 草原に居て 冬は暖地に移動し農耕地や河原で見られる
繁殖期には主に樹上生活で昆虫類を捕り 非繁殖期には明るい開けた場所での生活が多くなり草木の種子 昆虫類を採食する
オスは赤栗色の頭と白い頬 メスはオリーブ灰色の頭と淡色の眉斑
スズメそっくりだが頬に黒斑が無い 大きさは14㎝
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コシアキトンボ

2016-06-19 | 虫類


水辺にコシアキトンボが休んでいた
腹部の白い部分が空いているように見えるので腰空蜻蛉

本州~南西諸島に分布している
平地~丘陵地の木陰のある池沼から街中の公園に居る
幼虫(ヤゴ)で越冬し5月頃から成虫が出て来る
幼虫は水の汚れに強く街中の池でも見られる
羽化後は木陰に移り 成熟すると水辺に戻ってくる
オスは腹の付け根が白く幅広い メスの腹の付け根は細い黄色く翅先はつま黒
交尾は飛びながら数秒の短さで終わり メスは単独で水面に腹先を打って行う

大きさは4㎝程で顔の白さが目立つ
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ザトウムシ

2016-06-18 | 虫類


長ーい足のザトウムシ
目は2個あるのだがあまり見えないので 足で前を探りながら歩く様子から座頭虫という

ダニの近縁と言われているが 最近の分子解析ではサソリやカニムシと共に走脚亜綱の仲間
足の長さで 短・・ダニザトウムシなど 中・・アカザトウムシなど 長・・ナミザトウムシなどがある
全部で4000種もいる

主に肉食で クモ型類の虫では唯一腹を合わせた交尾をする
卵で越冬し翌春幼体が孵化する
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ウラナミアカシジミ

2016-06-17 | 虫類


都心の公園で素敵な色合いのウラナミアカシジミに出会った

シジミチョウ科の小型のチョウ
卵で越冬し初夏に幼虫から蛹 成虫になる
幼虫は2㎝程の黄緑色のワラジ型イモムシ
食草はクヌギ アベマキ コナラなどブナ科植物
特に萌芽更新の数年後の葉を好む傾向が有り その環境では大発生することがある
3齢幼虫までは葉を綴って巣を作る習性がある

成虫の表翅は全体に橙色
裏翅(写真)は黄橙色の地色に細かい黒色条が規則的に並ぶゼブラ模様
細く長い尾状突起がある
都市近郊の宅地化などで個体数は減少している
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ハコネウツギ

2016-06-16 | 樹木 草花


ハコネウツギが満開 花の色が変わる面白い花だ
スイカズラ科の落葉小高木 5m程になる
名前に反して箱根には自生品は少ない
北海道南部から九州まで分布している日本固有種

花は5~6月に枝先や葉腋に2,3個ずつ付ける
初めは白色だが次第に紅色に変化する
花冠は3㎝程の漏斗状で上半部で急に釣鐘状に広がり5裂する
初めから濃紅色のベニバナハコネウツギ
白色のままで紅色にならないシロバナハコネウツギなどがある
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