トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

火星大接近

2018-07-31 | 日記


小さいころから星を見るのが好きで 星空には随分と慰められ 励まされた
今夜は火星が大接近している
南の空を見ると肉眼でも赤っぽい星が大きく光っている
写真では表面がぼつぼつしているのが見える

火星と地球は2年ごとに近づく「最接近」とその中でも特に近づくのが「大接近」
今年最も遠い時は約3億キロあったそうだが 今夜は5759万キロと5分の一の距離
6000万キロを切る大接近は2003年にあって 次に同じくらいの大接近は2035年と17年も先になる
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アワタケ

2018-07-30 | キノコ


ドーンと見栄えのするキノコ アワタケ

夏から秋にかけて広葉樹下に発生するキノコ
中型のキノコで 傘はビロード状 帯褐色~帯オリーブ色
イグチ科のキノコで裏は管孔 帯緑黄色 傷つくと少し青変する

柄は上部にしばしば縦の隆起線を表し淡黄色~淡褐色
キアミアシイグチ キッコウアワタケなど似たキノコがある
食べられる
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アイバシロハツ

2018-07-29 | キノコ


初夏から秋にかけてマツ ヒマラヤスギなどの針葉樹からコナラ シラカシなどの広葉樹の樹下に発生する
遭ったのはcmほどで小型から中型のキノコ
幼時中央が窪む丸山型から開いて平に 更に漏斗型となるが縁は永く内巻になっている

ヒダは幅狭く密で柄に離生する 色は白から淡い藍色を帯びる
柄は中心性で上下同径又は下方に細まる 肉は白で硬くて縦に裂けない

味は弱い辛みがある
肉に弾力が無く食感が良くないがピクルスにすると気にならず 辛みも消える
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アカハテングタケ

2018-07-28 | キノコ


アカハテングタケはテングタケの仲間のキノコ
テングタケ属のキノコのヒダはほとんどが白いがこのキノコはピンク色している特異な存在

夏から秋に雑木林の地上に発生する
傘は幼時半球型から開いて丸山型更に平となる
長い条線があり色は淡灰褐色で赤みを帯びる

裏のヒダは幅広くやや疎で柄に離生する 色はピンク色
柄は中心性で細長く上下同径で中空 基部に膜状のツボがあり上部には白い膜状のツバがある
見た目美味しそうだが消化器系の中毒を起こす
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タマムシ

2018-07-27 | 虫類


背面は金属光沢のある緑色で胸と前翅に赤色条が走る鮮やかなタマムシ
その美しい金属光沢ゆえに飾り金具の下に敷き詰めた法隆寺の玉虫厨子は有名
張られた前翅の数は9083枚と言う

幼虫で越冬して蛹なってから成虫は6~8月に現れる
幼虫はウジ虫型で枯れ木の中で材を食べて成長する
成虫はエノキやケヤキ サクラ類の葉を食べる
平地から山の広葉樹林で見られ都市部の公園でも時折見られる 出会えると嬉しくなる虫だ

前翅の色は鳥に対する警戒色で キラキラ光ることによって鳥を怯えさせる効果があると言われている
大きさは3~4cm
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プラタナスグンバイ

2018-07-26 | 虫類


スズカケの木の葉裏の妖精 可愛い姿をしている
大きさは3~4mmと小さい

カメムシ目グンバイムシ科の虫でこの科は日本では70種が知られている
前翅や胸などの表面はレースのように細かく分かれた独特の形をしている
多くの種は特定の植物に依存して生活する

2000年初めに東京でも確認されたので90年代には入って来たらしい
北米原産の侵入害虫でプラタナスに寄生してストロー状の口で吸汁加害する 可愛いなどと言ってられない
吸汁された葉は葉緑素を失い白化する
7月頃から葉の白化が目立ち11月の落葉時期には 樹幹全体が白みを帯びて見えることもある
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マルタンヤンマ♀

2018-07-25 | 虫類


平地から丘陵地の挺水植物が茂る池や沼に生息しているヤンマの仲間(ヤンマ科)
神社や町中の小さい池でも見ることがある 数は少ない

全身が赤褐色をしていて黄色い斑紋があるが オスは成熟すると鮮やかな青色になる変わったヤンマ
朝夕に活発にエサ取りをして 日中は暗い樹冠
で過ごしている

メスは水面に出た植物の生体内などに産卵をする
羽化は夜間に行い夜明けとともに樹林地に飛び立ち 日中は樹冠で過ごす
翅は次第に褐色になり 特にメスは橙褐色になる
出現期は6~10月 大きさは8cm程
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ルリチュウレンジ

2018-07-24 | 虫類


体美しい藍青色の金属光沢があり 翅全体が暗色のハチ
ミフシハバチ科のハチで 触角が3節からなるのが科の名前の由来 1節と2節が短くほとんどが第3節で占められる

越冬は幼虫が地中の潜り前蛹で行い 成虫は4月から10月頃まで見られる
本州では少なくとも年3回は発生する
都市部や人家の庭でも普通に見られる

産卵は主にツツジ類で行われ 葉の縁がゴマ粒大に点々と膨らむので分かる
産み付けられたツツジの葉を幼虫が食べて成長し食害する
成虫は花の蜜を食べる
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モクゲンジ

2018-07-23 | 樹木 草花


今日24節気の大暑 今年は6月から暑い夏が続いている
今日あたりがピークなのか 東京では青梅で40.8度と40度を超え都内で初 熊谷では41.1度と観測史上日本最高を記録

モクゲンジはムクロジ科の落葉高木 10m程になる
花は7~8月に咲くのだが今年はもう花は終わって実が付いていた
花は枝先に大きい円錐花序を出し 黄金色の1cm程の花を多数つける

果実は蒴果
4cm程の三角状卵形で風船のように膨らみ熟すと3裂する
中には7mmほどの黒く固い種子が入っている 数珠に使うそうだ

花(6月のもの)
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オニユリ

2018-07-22 | 樹木 草花


夏はユリの季節 色々なユリがあちこちで咲き誇っている
ユリは大きくて美しい花を咲かせるものが多く世界的にも有名と言う

オニユリは古い時代に鱗茎を食用にするために渡来したものらしい
ユリ科の人里近くでしばしば野生化している多年草
茎は1~2mにもなり暗紫色の斑点がある
葉は互生し5~18cmの披針形 基部に黒紫色の珠芽(むかご)をつける
日本のユリの仲間で珠芽を付けるのはオニユリだけ
よく似たコオニユリは茎の暗紫色の斑点が無く 珠芽を付けない

花は7~8月 茎の上部に10cm程の大きさで下向き又は横向きに付ける
6個の花被片は強く反り返り濃黄赤色で濃い斑点がある
よく似たコオニユリは茎の暗紫色の斑点が無く 珠芽を付けない

不稔性で種子が出来ず地下の鱗茎や珠芽で増える
鱗茎を水洗いしてはぎとり 熱湯をかけてから日干しにしたものは デンプン タンパク質 脂肪に富んでいる
煎じて飲めば咳止め解熱に良い
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ミナヅキ

2018-07-21 | 樹木 草花


ミナヅキ(水無月)は旧暦の6月(水無月)の頃に咲く事が名前の由来
別名ピラミッドアジサイ

ユキノシタ科だったが今はアジサイ科の低木落葉樹 3m程になる
北海道から九州に分布するノリウツギから作られた日本原産の園芸品種
花がほとんど装飾花になっていて見ごたえがある

葉は楕円形で互生する
花は7~8月に咲き色は淡いクリーム色
実は結実しない
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オオバノトンボソウ

2018-07-20 | 樹木 草花


林内の草原に生えていたオオバノトンボソウ
ひっそり涼し気な風情だ

ラン科の植物で丘陵や浅い山の林内に生える多年草
根は紡錘状に肥厚する
茎は50cm程になり翼状の稜がある
葉は互生し下方の2~3個が大きく10cm程で 上方のものは小さい

花は黄緑色で6~7月に咲く
真ん中に空いているのは距の入り口 その上にずい柱があり左右に開いて葯室があり中に淡黄色の花粉塊が入っている
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ウグイス

2018-07-19 | 野鳥


普段は藪からの中に居てあまり見られないウグイスだが 高原で草の上の目立つところで盛んに囀っていた
名前の語源は鳴き声から来ていると言う説が有力で「うぐい」は鳴き声 「す」は鳴き声を表す接尾語
今では「法 法華経」と言う聞きなしが 昔は「うーぐい」とはねー

留鳥 一部の場所では漂鳥
東京近辺では11月頃現れて冬を過ごし 3月上旬に初音を聞かせて4月には姿を消し繁殖地へ移動する
繁殖地ではオスは200m程の範囲で囀り 縄張り宣言と花嫁募集をする
メスがやって来て番になるとおもうと すぐに別のメスを求めて囀り続行 多い時は6~7羽のメスと番になると言う
メスは巣作りから子育てまで一人で行う
メスは1回目の繁殖が終わると 2回目は別のオスの縄張りへ行って繁殖する
出会ったのはもちろんオスで 目立つところで盛んに花嫁募集の最中と見える 囀る期間は長く9月でも囀っていることがある

雌雄同色 体色は茶褐色でウグイス色ではない
大きさ オス16cm メス14cmで小鳥では珍しく大きさが違う
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ルリビタキ

2018-07-18 | 野鳥


市街地で冬の時期に見ているルリビタキだがこの時期には山で見られる
山の枯れ木で盛んに囀っていた 出会えてラッキー
青色のヒタキ類と言う名のヒタキ

留鳥(漂鳥)
春から夏にかけての繁殖期には 本州では1500m以上の針葉樹林帯に居て繁殖している
樹上で昆虫類やクモ類などを採食する
非繁殖期には平地から山地の林 樹木の多い公園などにやって来る
樹上や地上で昆虫類や木の実を食べる

オスの冬羽は頭からの上面が青色で脇腹が橙黄色だが 夏羽では全体にくすんで見える
メスは全体がオリーブ褐色に見え尾羽は淡い青で脇腹は淡い橙黄色
大きさ14cm
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トキ

2018-07-17 | 野鳥


日本産の最後のトキ「キン」が2003年に亡くなり 日本版レッドリストでは野生絶滅
その後中国から借りたトキを使って増殖が行われている
現在は佐渡を中心に300羽ほどになっている
放鳥されたトキが通りかかった田んぼにダイサギと一緒に居るのを見られた
右の絵はトキセンターのトキ

留鳥として生息していたが野生では日本のトキは絶滅
水田や湿地に居てドジョウやタニシなどを採食する

雌雄同色 全体が白っぽく翼下面はトキ色だが翼を上げた時でないと見られない
大きさ77cm
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