トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ツトガ

2020-01-31 | 虫類


ツトガらしい蛾が木の窪みに潜んでいた
ツトガの仲間(ツトガ科)も種類は多い

弱齢幼虫で越冬し、初夏に蛹化、6~9月に成虫が見られる
夏に見られる成虫がこの冬の真っただ中にいるのが不思議??
幼虫はイネ科植物の害虫で、根際に葉クズや糞で「苞(つと)」と呼ばれる居場所を作り中に居る
ツトガのツトはここから来ているのかも・・

オスは2cm弱の大きさ 前翅は灰褐色で細長く、後翅は白色 触角は櫛状
メスはオスより大きく淡色 触角は糸状
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウグイスカグラの花

2020-01-30 | 樹木 草花


このところの温かい気温のせいかウグイスカグラ(別名ウグイスノキ)の花が一輪咲いた
古い文献に、ウグイスが初めて鳴くころに咲くのでウグイスノキと言う、と載っているそうだ
日本固有種

スイカズラ科の落葉低木 高さ2m程になる
葉は対生で、3~6㎝の広楕円形 裏面は緑白色
花は4~5月に咲く
枝先の葉腋に1cm程の花柄を出し、淡紅色の花を1個下向きに付ける
写真は中が少し見えるように持ち上げたもの
花冠は2cm程の漏斗状で先は5裂し裂片は平開する
果実は液果 1㎝程の楕円形 6月の赤く熟す
甘みがあって美味しい
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヨコズナサシガメ

2020-01-29 | 虫類


冬の定番、ケヤキの木の樹皮を剥がしたら中にヨコズナサシガメが数匹越冬していた
腹の縁の白黒模様を横綱の回しに見立ててヨコズナサシガメ

インド 中国など原産の帰化種
1930年頃九州で見つかり、北上して関東では19990年代より見られるようになった
平地から山の林に居る。市街地の公園でもよく出会う

居たのは幼虫で、幼虫は木の窪みなどで越冬する
成虫は4~9月に見られる
普通サシガメ類は捕食性で単独で暮らすものが多いが、ヨコヅナカメムシは、獲物を狩る時も産卵も越冬も集団で行う
食べ物は昆虫などを捕らえ、口を突き刺して体液を吸う
大きさは2cm程でかなり大型
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スズガモ

2020-01-28 | 野鳥


スズガモの名は一斉に飛び立つときの羽音が鈴の音に聞こえることから付いた
鎌倉時代までは鈴の音の羽音のカモは全てスズガモと言っていたが、徐々に今のスズガモ1種を指すようになった

冬鳥 北海道東部では夏でもいる
内湾や入り江に居る ごく稀に都心の公園の池でも見ることがある
最も多く渡来する海ガモ類で、葛西臨海公園では先週7000羽居たと言う
夜間に潜水して貝類 甲殻類を捕り、海藻類も食べる

オスの頭部は黒色で緑色の光沢がある 背中は灰色
メスは頭部は茶褐色で嘴の付け根が白い
大きさ45cm
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホオジロガモ

2020-01-27 | 野鳥


オスの頬の白い部分が目立つ海ガモ
英名はGoldeneye 虹彩は黄色い

冬鳥として全国に飛来する
内海 河口 広い湖沼に居る
静かな海域で生活していることが多い
甲殻類や軟体動物をよく捕り、魚類や海藻 水草なども食べる

雌雄とも体の割に頭部が大きく見える
オスは頭部と背は黒く、緑色の光沢がある
頬に名前の通り白い大きな白斑があり良く目立つ
メスは頭部が褐色で白い頸輪がある
大きさ45cm
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タゲリ

2020-01-26 | 野鳥


タゲリはチドリの仲間(チドリ科)
あまり干潟や河川では見ないのでチドリと思わないかもしれない

冬鳥 東北地方以北では旅鳥
水田 畑 湿地 干潟 河川に居る
地面の昆虫類や甲殻類を嘴で突いたり、足で地面をたたくようにしてミミズ類を探り採食したりする
鳴き声は「ミューミユー」と猫のような声で鳴く

雌雄ほぼ同色 特徴的な色彩で面白い
頭が黒褐色で後頭に長い冠羽がある
上面は緑色の光沢があり、赤紫の光沢が混じる
大きさは32cm
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マダケとモウソウチク

2020-01-25 | 樹木 草花

マダケ(左)モウソウチク(右)

タケの仲間はどれも似ているが、マダケとモウソウチクの違いがやっと分かった
マダケの節は2輪状で、節間が長い
モウソウチクは節は1輪状で、節間が短い

マダケ
中国原産とも言われたが、日本原産らしい
条件が良いと稈の高さ25m 直径は15cmにもなる
節間は30~40cm
上部の各節から2個づつ太さの違う枝を出す

モウソウチク
中国原産 250年ほど前薩摩藩に中国から移入された
日本で見られるタケ類の中で最も大きい 高さ25m 直径25cmになる
節間は20~25cmでマダケより明らかに短い
上部の節から太さの違う枝を2個づつ出す 枝の出る節の隆起は2輪状 枝の出ない節は1輪状 この性質はタケ類の中でモウソウチクだけのもの
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウメ

2020-01-24 | 樹木 草花


もう早咲きの梅が咲いている
冬至と言う名の早咲きのウメで、名の通り12月下旬冬至の頃には咲き始める
早咲きのウメの中では最も一般的な品種
花色は白 2cm程の中型で形がいかにもウメらしい

ウメの種類は500種以上とも600種以上とも言われている
花の鑑賞が主体なものを花ウメ、実の収穫が主のものを実ウメと区別するが厳密なものではない
花ウメは普通3系統に分類される
    野梅系・・ウメの原種の特性を備えたグループ
    緋梅系・・枝の木質部が赤色のものを集めたグループ
    豊後系・・アンズと交配したアンズの血縁が強いグループ

ウメの鑑賞には「探梅(咲き始めの時期)」「賞梅(見ごろの時期)」「送梅(咲き終わりの時期)」の3態がある ウメ一輪と言うように一輪でも見られるところがある つまりはいつ見ても素晴らしいと言うこと
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャノメエリカ

2020-01-23 | 樹木 草花


今年も新宿御苑のジャノメエリカが咲いていた
花の真ん中の黒い葯を蛇の目模様に見立ててジャノメエリカと言う
別名クロシベエリカ アフリカエリカ

ツツジ科で南アフリカ原産の常緑低木 2m位になる
日本には大正時代に輸入された
日本の気候に合うのだろうか、随分成長して良く枝分かれしている

小枝の先に3かづつ花を付けている
花は11月~4月までと長期間見られる
花は4mmほどで壺状、先は4裂し、色は淡紅色、この時期には嬉しい色だ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イモムシ

2020-01-22 | 虫類


産直の八百屋さんからネギやらブロッコリーやら買ってきたら中から緑色のイモムシが出た来た

モンシロチョウの幼虫と思うがどうだろう
モンシロチョウは普通、蛹で越冬するが、暖かい所では幼虫 蛹 成虫で越冬するので、暖冬気味の陽気で幼虫で越冬中という判断

食草はキャベツ ブロッコリーなどの栽培種とイヌガラシなどの野生種、 いずれもアブラナ科植物
キャベツなどの害虫で都市部でもよく見かける
大きさは3cmほどだった
成虫は3月の後半頃から見られる
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フウセントウワタ

2020-01-21 | 樹木 草花


風船のように膨らんだ面白い実が付いた植物があった
フウセントウワタと言い、別名フウセンダマノキ

アフリカ南部原産の一年草
茎は淡い緑色で70cm程
葉も淡い緑色で10cm程の線状披針形
6~9月に葉腋から花柄を伸ばし、反り返った花弁を持つ乳白色の花が集まり下向きに咲く

果実は卵状の袋果 5cm程もあり結構大きい
成熟すると縦に裂け、6mmほどの種子が顔を出す
種子の頭には絹のような毛の房が付いて飛散する
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オオジュリン

2020-01-20 | 野鳥


今日はぽかぽか陽気だったが、24節気の大寒
いよいよ寒さ本番だが暖冬気味でどうなることやら・・

オオジュリンはチッチッやチュイーンと言う地鳴きが名前の由来

留鳥(漂鳥)
北海道 青森 秋田で繁殖し、冬には暖地に移動する
平地のアシ原 湿原 草原などに居る
越冬地ではアシ原に居てアシの茎から茎に移動しながらアシの中のカイガラムシやガの幼虫等昆虫を食べる

冬の時期はオスメスとも眉斑と顎線が白っぽく頭部は褐色
夏羽ではオスは黒い頭とのど、頸周りと顎線は白い
大きさは16cm
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アトリ

2020-01-19 | 野鳥


年によっては都心でも群れで見られることもあるが、今年はあまり多くない
昔から群れを作る鳥として知られ、「集まる鳥」からアトリになった
漢名は「花鶏」で、漢字表記ではこの字を当てる

冬鳥 10月に渡来して5月の初めころまで見られる
平地から山地の林、農耕地、草原などや市街地のの公園でも見られる
地上を歩いたり、枝先にぶら下がって草木の種子を採食する

冬羽では淡色になるが、雌雄共に橙色の胸と白い腰 模様は複雑だが綺麗な鳥だ
春過ぎる頃からオスの頭部は黒くなる
大きさ16cmでスズメより大きい
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナナホシテントウ

2020-01-18 | 虫類


暖かい時期にはどこにでもいるナナホシテントウ、暖かさにつられて日向ぼっこに出てきた風情

成虫で越冬し3月から11月頃まで活動する
卵から孵った幼虫は2~3週間で蛹になる
幼虫はイモムシ型で全身に突起があり長い足を持つ
幼虫成虫共に食べ物はアブラムシ類
そこのアブラムシを食べ尽くすと、植物の上に上り詰め食物を求めておてんとうさまに向かって飛びたつ

頭と胸は黒色、翅は赤色で7つの黒色点のある8mmほどのテントウムシ
捕まえると異臭と苦みのある黄色い液体を分泌する
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムラサキシジミ

2020-01-17 | 虫類


暖かい日に葉の中に隠れるようにムラサキシジミが越冬中

成虫で越冬し4月頃から飛び始め、産卵する
食草はコナラ クヌギ カシワなどブナ科植物
森林 林縁 公園 などで見られる
日中はやや不活発だが、夕方に樹冠や林縁部などを活発に飛ぶ
越冬前や越冬後は、紫青色の綺麗な翅を開いて日光浴をするが、この時期には表翅は中々見せてくれない
越冬は枯葉で1~数個体で行われる
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする