トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

クロガモ

2015-03-31 | 野鳥


古くからクロガモの名で知られていた
カルガモも古くはクロガモ呼ばれ 淡水のクロガモ(カルガモ)に比べ海のクロガモは食用に適さないと言われていた

冬鳥であるが北海道の沖合では多数が 本州では少数が越夏する
群を作り主に沖合で生活するが 港 内湾にも入ってくる
一羽が潜ると周りのものも次々に潜水をして貝類を捕る
嘴の上部が黄色く膨らんで 愛想のない黒い体に色味を添えていて面白い


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ホシゴイ

2015-03-30 | 野鳥


ゴイサギの若鳥は黒褐色の体に白斑があるのでホシゴイと呼ばれる
ゴイサギの名は平家物語の話にもとずくもので 醍醐天皇が池のサギを捕えるよう家来に言ったところ サギは逃げず大人しくしていたので神妙であると五位の位を授けたというもの

本州から九州にかけて留鳥
夜行性の鳥で普通夕方や明け方に主に魚類 その他ザリガニやカエルなども捕る
夕方や夜間に飛びながらクワッと鳴いたりするので「夜鴉」の俗名もある
実際には都心の公園では日中に木の上などのいるのをよく見かけ 動き回ってもいる
全長57cm 雌雄同色
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キュウリグサ

2015-03-29 | 樹木 草花


道端に可愛いキュウリグサが咲いていた
葉を揉むと胡瓜の匂いがするのでキュウリグサ(胡瓜草)という

ムラサキ科の20cm程の2年草
花がまだ茎の下にの方にある時は上の花序の蕾がサソリの尾のように丸まっているのでサソリ型花序と言う
これはムラサキ科の特徴
出会った個体は先まで開花していてサソリ型花序は見られなかった
花の大きさは直径2mmと小さい 花期は3~6月
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フッキソウ

2015-03-28 | 樹木 草花


フッキソウ(富貴草)の名は常緑の葉が茂る様子を繁栄に譬えたと言うおめでたい名前
山地の林内に生えるツゲ科で雌雄同株の常緑亜低木

茎の下部は地を這い上部は斜上して20cm位になる
雄花は茎の上部に付きその下に雌花が付く
白く見えるのが太い白色の花糸で先端に茶褐色の葯がある
雌花は写真の上部に 緑色の先端に逆さ八の字型に見えるのがそれ
花弁は無く4個の萼片が見える
花期は3~5月
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タイワンリス

2015-03-27 | 小動物 他


公園で可愛いタイワンリスに良く出会う

中国からマレー半島にかけてアジア全域に分布しているクリハラリスの台湾固有亜種
日本リスより一回り大きく胴が20cm尾も20cmほどある
植物性のエサを主体とした雑食性

日本では1935年に伊豆大島の公園から逃げ出したものを皮切りに 各地に観光用に放たれたり逃げ出したりしたものが定着している 伊豆大島では島内全域に生息し今では日本で一番個体数が多いと言われている
神奈川県の江の島では1951年に伊豆大島から連れて来られた54匹が飼育小屋が壊れて逃げ出し弁天橋を渡って鎌倉に入り繁殖したと言われている 又別荘地で買われていたものが逃げ出して野生化したものもある
鎌倉の大仏様の回りには良く見られ 可愛い姿に観光客がカメラを向けている

ニホンリスと競合して悪影響が懸念されたり コゲラやシジュウカラの巣に入り雛や卵を食べる
冬の時期にはツバキの蕾や収穫前の実を食害する
電線や電話線を齧るなど悪さをするので 特定外来生物法に基づき年間500匹を捕獲している
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カタクリ

2015-03-26 | 樹木 草花


カタクリの花が咲き始めた
林内に群生するユリ科の多年草

左が今年芽生えた一年目の芽 ほとんどひょろ長い茎だけ
真ん中の写真は2年目以降 一枚の葉の状態で2~6年まで過ごす 葉は年ごとに少しずつ大きくなってゆく
花は7~8年目で咲くと言う時間のかかる花だ 開花の時の葉はふつう2枚
花期は3~5月 基部近くにW字形の濃紫色の斑紋があり 上方へ強く反り返る

根茎は毎年更新を重ねて旧鱗茎の下に新鱗茎が付く そのため開花株では鱗茎は土中深く潜る
鱗茎から採った澱粉が真正の片栗粉 今ではジャガイモから作っている

芽吹き前の落葉広葉樹林に生え他の植物が繁る前に以上から姿を消す
このような植物を春植物(スプリングエフェメラル・・春のはかないもの)と呼んでいる
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サクラソウ

2015-03-25 | 樹木 草花


浦和の田島が原にあるサクラソウ公園でやっと一輪サクラソウが開花した
花びらがサクラに似ているからサクラソウとか

サクラソウ科の花でシクラメンや園芸種ではプリムラなどの仲間
花は株によって二つのタイプがあり 一つは雌しべが長く雄しべが花筒の株に付く花と もう一つは雌しべが短く雄しべが花筒の上部に付く花がある

葉は根元に集まって付き楕円形でしわが多い
葉の中心から高さ30cm近い高さの花茎をだし先端に紅紫色の花をつける
花期は4~5月
徳川将軍が荒川端でこの花を愛でてから江戸に栽培熱が広がったとか・・
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貝母(バイモ)

2015-03-24 | 樹木 草花


花の内側に黒紫色の網目状の斑が有るのでアミガサユリ(編笠百合)の名がある
貝母(バイモ)の名は地下の鱗茎が2枚の厚い貝状に相対しているので付けられた名前

ユリ科バイモ属の半つる性多年草
茎高は50cm程で 葉は3~5輪生し細長く 先端が巻きひげ状になる

乾燥させた鱗茎は貝母と呼ばれて生薬として使われる
粉末が去痰 鎮咳 催乳 鎮痛 止血などの効果がある
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ヒレンジャク

2015-03-23 | 野鳥


尾の先端が緋色なのでヒレンジャク
英名はJapanese Waxwingで次列風切羽の先端に赤いロウ状物質の付属物が付いていることによる
日本を中心とする東アジアの狭い地域にのみ生息するので学名(Bombycilla japonica)にもJapanが入っている

ヤドリギの実には強い粘性が有るので糞が紐のようにつながってしまう
尻から鎖をぶら下げて飛んでいるようなので古名「しりくさり」がある

冬鳥として全国に渡来するが数は少ない 3~4月に太平洋岸の各地見られることが多い
ヤドリギ イボタ ヤツデ キヅタなどの実を食べ よく虫を空中採食する
市街地でも木の実のあるところには表れる
常に群れで行動し キレンジャクと混群になることもある
全長18cm 雌雄ほぼ同色

ホントに長ーい糞をしていた 見た人によると尻の穴も赤かったそうだ
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キレンジャク

2015-03-22 | 野鳥


久しぶりにキレンジャクに出会った
レンジャク(連雀)は数多く連なる(群れる)雀(小鳥)の意味で 尾の先が黄色なのがキレンジャク
ヤドリギが大好物でこの時期群がって採餌している

冬鳥として全国に渡来するが数は少ない
分布域は北欧からシベリア 北米までと広く 日本では東北や北海道に多い
山地の落葉広葉樹林に住み早春には都市部にも現れるが
エサとなるヤドリギやナナカマドなどの実の生る木のある場所に限られる
数羽から数十羽の群で行動しヒレンジャクと混群を作ることも多い

美しい羽色 上品な冠羽 年によって当たりはずれがある悩ましい鳥
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テングチョウ

2015-03-21 | 虫類


今日は24節季の立春 昼と夜の長さがほぼ同じ長さ
今週に入って急に暖かくなってきたと思ったら蝶々がヒラヒラ飛び出した
冬は葉や樹皮の裏で小さな虫を探していたが 今年初めての大きな虫だ

テングチョウが芝生の上にいた 成虫で越冬する蝶で湿った地面で良く吸水する
中型の蝶で食草はエノキなどニレ科の植物
森林 林縁 農地 公園 河川など広い範囲に居る
都市部ではまとまった樹林がある場所に居る
日中高所を敏速に飛び各種の花や樹液を訪れる
羽化直後は吸水行動を活発に行うため地面の湿った場所に集団で居ることもある
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ハジロカイツブリ

2015-03-20 | 野鳥


カイツブリの仲間のハジロカイツブリが群れていた
羽ばたくと翼の一部が白いのが名前の由来

冬鳥として全国に渡来する
海岸 河口 入り江 河川などに居る
越冬地では一羽で居るより数羽から数十羽の群になることもあり 潜水して魚などを捕える
3月の渡りの時期には数百から時には数千の群になることもある
嘴は少し上に反っていて目が赤く可愛い
全長30cm 雌雄同色
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アカエリカイツブリ

2015-03-19 | 野鳥


中々出会えないアカエリカイツブリに出会った

夏羽では首の茶褐色が目立つカイツブリ類
北海道では少数が繁殖し冬には本州以南で越冬する
内湾や河口近くの海上に住み 活発に潜水して魚などを捕える
越冬地では1~2羽が居る程度で数は少ない
全長45cm 雌雄同色
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アトリ♂♀

2015-03-18 | 野鳥
 

エサ台にアトリの♂と♀が居た
咥えているのは好物のひまわりの種

アトリは年によって多かったり少なかったりする
数年前の当たり年では近くの小さな公園にもいた事が有る

冬鳥 アトリ科の鳥 山地の林に群れで棲む 早春には開けた農耕地や河原等にも現れる
繁殖の手順はオスがまず広い縄張りを作って囀りメスを呼び込む 雛のエサは主に昆虫類
一方同じアトリ科のヒワの仲間はまず番を作り それから巣の周りの狭い範囲を縄張りとして守る 雛のエサは植物の種子を吐きだして与える
狭い意味でのアトリの仲間(アトリ亜科)は世界で3種 日本ではアトリ1種
アトリ科の鳥は多い(世界で120種 日本で18種ヒワ類 マシコ類 ウソ シメ イカルなど)が科名を代表するアトリは少数派
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ウメ

2015-03-17 | 樹木 草花
      

今年もウメを大いに楽しんだ
ブログ観梅をどーぞ
左から 未開紅 八重寒紅 白加賀 唐梅 蘇芳梅 新冬至 リョクガクバイ(緑萼梅)

古代中国から薬用植物として渡来した
早春の花木として又梅干し用の果樹として様々な品種が作られている
ウメは自家不稔性のものが多いので受粉樹の混植が必要 
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