トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

オニイグチ

2014-08-31 | キノコ


全体に黒く傘の上にも黒色の太く尖った鱗片が有りいかにも鬼ふう
切ると中の肉は白色なのだが赤く変色しさらに時間が経つとゆっくりと黒変し2段階に変色する

夏から秋にマツやコナラの樹下に発生する外生菌根菌
食用になる 見かけの割には美味しいそうだ
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ツクツクボウシタケ

2014-08-30 | キノコ


いわゆる冬虫夏草
子嚢菌と言うキノコが生きているクモや昆虫の体内に密かに入り込み 宿主を生かしたままその体中に菌糸を蔓延させて やがて虫の息の根が止まると菌はキノコとなって体の外に現れる

初夏から秋にかけて湿り気のある地に出る
ツクツクボウシタケはセミのツクツクボウシの幼虫に付く
頭部か口器から数本が樹枝状に生じ 先端の白い部分が無性の胞子となる
大きさは3cm位
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クガイソウ

2014-08-29 | 樹木 草花


クガイソウ(九蓋草)は輪生する葉が層をなして茎に付くのでこの名がある

山地の草地に生えるゴマノハグサ科の多年草
1m位の茎の先に穂状の長い総状花をだして多くの花をつける
花期は7~8月 本州に分布する
夏の草原で風に吹かれてゆらゆらしている姿はとても良い
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コウリンカ

2014-08-28 | 樹木 草花


みどり一色の草原にポツンと赤いコウリンカ(紅輪花)が咲いていた
日当たりの良い山地草原に生えるキク科の多年草

50cm程の茎の上の方に4cm位の頭花が数個やや散状に付く
濃橙黄色の舌状花は垂れ下がる
花期は7~9月 本州に分布している


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ホソバノキリンソウ

2014-08-27 | 樹木 草花


キリンソウ(黄輪草)は黄色の花が輪状に付くのでキリンソウの名が付いた

キリンソウに似るが葉が細く鋸歯が基部まであり花が蜜に付くのがホソバノキリンソウ
山地草原や林内に生えるベンケイソウ科の多年草

花期は7~8月 北海道や本州中部地方以北に分布している
花弁は5個で雄しべがキリンソウに比べて短い
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ミユビシギ

2014-08-26 | 野鳥
 

鳥たちの渡りの季節が近い
先陣を切ってシギチの渡りが真っ最中

趾(あしゆび)が3本で後趾が無いのでミユビシギ(三趾鴫)
渡りの時期には群れで行動する姿が見られる
夏羽は赤茶っぽく(写真)冬羽ではシギ類中で最も白っぽく見える

旅鳥又は冬鳥として全国の海岸に渡来する
干潟にもいるが主に砂浜に居て波打ち際を歩き回って小さな甲殻類を捕食する
繁殖時期には巣を2個作りオスとメスで一つづつ分担して子育てをしたりする
全長19cm
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コアジサシ

2014-08-25 | 野鳥


そろそろ秋の気配のする海岸にコアジサシが群で集まっていた
魚を獲るためホバリングの空中から急降下をして嘴から水中に突っ込む姿はまるで刺すようだ

夏鳥として本州以南に渡来し海岸や大きな河川に居る
アジサシ類は種類が多いが多くは南方系の種で 日本では沖縄で繁殖する種以外は限られた種しか見られない
コアジサシは都心周辺でもコロニーを作り集団繁殖しており 外敵が近づくと共同して防衛している

チドリ目カモメ科 大きさ24cm 雌雄同色 日本版レッドリスト絶滅危惧2類
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カラマツソウ

2014-08-24 | 樹木 草花


花の姿がカラマツの葉を思わせるのでカラマツソウ
楚々として繊細な雰囲気のキンポウゲ科の多年草
山地から亜高山帯の草原に生える

1m程の茎の頂に散房状の花序をだし 1cm位の白色の花を多数つける
花弁は無く萼片は早落性で雄しべが球状に集まっている
花期は7~9月
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ウツボグサ

2014-08-23 | 樹木 草花


今日は24節季の処暑 夏の暑さが収まる頃
暦に合わせたわけではないだろうが都心では久しぶりの小雨が降り涼しい風が吹いた

ウツボグサ(靱草)は花穂を靱(弓矢を入れる道具)に見立てた名前
夏に花が枯れても黒くなってそのまま立っているのでカコソウ(夏枯草)の別名もある
夏枯草は漢方で利尿薬として利用する

日当たりの良い山野の草地に生えるシソ科の多年草
30cm程の茎先に5cm位の花穂をだし紫色の唇形花を蜜に付ける
花期は6~8月
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サンゴシトウ

2014-08-22 | 樹木 草花


熱帯を思わせる真っ赤な花サンゴシトウが咲いていた
シドニー植物園でアメリカデイゴから作られた交配種
アメリカデイゴのように旗弁が完全に開かないので花は筒状

挿し木で簡単に増やせるので庭木としてあちこちで見られるようになった
マメ科の落葉低木 花期は6~9月

サンゴシトウ(珊瑚刺桐)の名は赤い花を珊瑚に見立て枝葉に刺が有る葉が桐に似ているからつけられた
葉がひし形をしているのでヒシバデイゴの別名もある
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エサキモンキツノカメムシ

2014-08-21 | 虫類


背中のハートマークで人気のツノカメムシの仲間エサキモンキツノカメムシ(江崎紋黄角亀虫)
更に人気に拍車をかけるのが子育て
母親は卵を産んだ後も 卵塊を体で覆い無事に孵化するまで 外敵から守り世話をする
この保護は2齢幼虫になるまで続く
外敵が現れると悪臭のある液を出して撃退する

食べ物はミズキ サンショウ ハゼノキなどで 繁殖はミズキ上で行われることが多い
大きさは12mmほどで成虫越冬 都心の公園でも良く見られる 
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ハグロトンボ

2014-08-20 | 虫類


ヒラヒラユラユラ ハグロトンボが居た
オハグロトンボとも言われて親しまれているカワトンボで緩やかな流れに生息している

翅は一様に黒褐色
羽化後暗い林やヤブ付近で成熟を待ち 水辺に戻ると活発に飛んで縄張りを持つ
交尾の後メスは単独で水面近くの植物に卵を産む

30年ほど前までは都市部周辺では減って見られなくなったが 
最近は河川環境が良くなって都市部周辺の河川で見られるようになった
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セミの羽化

2014-08-19 | 虫類


セミの鳴き声真っ盛りだが 夜の公園でセミの羽化する様子を見た

日が沈むころから地面に穴を開けて出てきた幼虫は木に向かって一目散 結構速い
木の幹や枝先の葉裏で羽化が始まる 
背中が割れて胸 頭をだし手足を抜き出す 色はほとんど白っぽい
最後に腹を抜き出す 逆さにのけぞって(イナバウワーと言っている)ほとんど出た所で体を起こし抜け殻に掴まり翅が伸びて来るのを待つ 翅は体液が流れ込んで徐々に伸びてくる 薄青色の素敵な色だ その後から全体が固まって来るに従い全身の色が出て来る
じっくり見れば2時間ほどは掛かるだろうか
夏の夜の不思議なセミの羽化の様子をご覧ください
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セッカ

2014-08-18 | 野鳥


ヒッヒッヒッと鳴きながら上昇しチャッチャッチャッと鳴きながら下降して草原の中に降りる
特徴的な声で見えなくてもいるのは分かる

留鳥又は漂鳥で本州中部以南に分布している草原性の鳥
ウグイス科の鳥だったが新しい鳥類目録ではセッカ科で一科一種
草地で昆虫類クモ類を捕食する
大きさは13cm 雌雄同色
セッカの名前は鳴き声に由来すると言うが詳細不明
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ホオジロとウグイス

2014-08-17 | 野鳥


松の木でホオジロとウグイスが囀り合戦をしていた
左上がホオジロ 右下がウグイス

ホオジロの囀りの聞きなしは「一筆啓上仕り候」で木の上の方で大きな声で囀る
主に留鳥として分布し平地から山地の低木林草地などにすむ
名前は目の下辺りが白いのでホオジロ(頰白)と言うのが定説なのだが 「ほほしろ」の語源は「ホホ(頬)」「イチジロシ(著しい)」で頬を膨らませて著しく囀るから と言う鳴き声から来ていると言う説もある

ウグイスはホーホケキョ 聞きなしは「法 法華経」 3大鳴鳥の一つで鳴き声は他の鳥に劣らない
留鳥として全国に居る 普段は藪からの中に居てなかなか見られないが 春先から夏にかけて少し高い樹の上で囀ったりする
名前は鳴き声から来ていると言う説が有力
「ウグイ」が鳴き声で「ス」は鳥を表す接尾語 「からス」「ほととぎス」のスと同じ
しかし鳴き声が「うーぐい」と言われてもいまいちピンとこない
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