トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

オオルリ

2014-04-30 | 野鳥


オスの鮮やかな瑠璃色(青色)でコルリと区別のためオオルリと呼ばれる
鳥の名前でルリと言えば青色 アオと言えば緑色を指すことが多い
オオルリは囀りが絶品でウグイス コマドリと共に3鳴鳥に数えられる

沢を見下ろす向こう岸の木の上の方で囀っていた
オオルリはメスもオスと同様な声で囀りをする
但しメスは危険が有ると囀ると言われ 私たちの耳は聞き分けられないので3鳴鳥の声だ などと言ってうっとりしているのかもしれない

夏鳥で九州以北の山地の主に渓流沿いの林に住む
枝先から飛び立って飛んでいる昆虫を捕る
雌の背中は茶褐色で地味色 全長16cm


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アセビ

2014-04-29 | 樹木 草花


アセビはツツジ科の常緑低木
壺型の白色の花が垂れ下がり下向きに咲く
馬が食べると酔ったようになるので漢字では馬酔木と書く
奈良公園では鹿が食べないので馬酔木が多いそうだ
可愛い花にしては有毒植物である
葉を煎じて殺虫剤にするそうだ



花の中を見たくて割ってみた
丈の短い雄しべが10個ほど有り葯には刺状の突起が有る
雌しべは長さが花冠とほぼ同じ長さ

アカボノアセビと札が出ていたピンク色の馬酔木


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミドリザクラ

2014-04-28 | 樹木 草花


萼や咢筒が緑色のサクラが有った
ミドリザクラ(リョクガクザクラとも)で静かなしっとりした感じのする桜

マメザクラの変種で萼や萼筒から赤色の色素が消えた品種
園芸的に広く栽培されている

マメザクラは山地性で特に富士山周辺に多いことから別名フジザクラとも言う
名前の通り小型で若木でも花をつけ剪定にも強いため盆栽や鉢植えにも使われる
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウコン

2014-04-27 | 樹木 草花


関東ではサクラもそろそろ終わりの時期
遅咲きの桜が満開だ

よその家の庭に桜のウコン(鬱金)が咲いていた
桜では珍しい淡い黄色の花の色で人気が有る
栽培品種で江戸中期には記録があり今では全国で栽培されていて外国でも人気だそうだ

名前はこの花色をウコン染めの布の色に見立てたもの
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マダラスジハエトリ

2014-04-26 | 虫類


最近はクモが減っているような気がする
久しぶりに会えたクモ マダラスジハエトリのメス

袋状の住居を作って暮す
狩猟行動は徘徊性で樹木の葉上 幹や枝を歩き回って獲物を捜す

冬はヒノキなどの樹皮下に袋状の巣を作って過ごす
大きさは1cmほど有った

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サンゴジュハムシ

2014-04-25 | 虫類
サンゴジュハムシ幼虫


植物は少しくらいなら葉っぱを虫に食べられても良いと思っているのかもしれない
中でもサンゴジュの葉は穴だらけで汚くなっている
サンゴジュかどうかの識別に虫食いが酷いかどうかを見るほどだ

サンゴジュハムシは卵で越冬し4月頃に幼虫になり葉を食べて穴だらけにする
5月の半ばころに蛹になり6月には成虫となる
成虫も葉を食べる 成虫は葉肉のみを食べるため残った葉の皮が後に茶色になって汚く見える

○○ハムシという甲虫目ハムシ科の虫は種類が多い
大きさは数mから1cm位でよく目にする
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホウロクシギ

2014-04-24 | 野鳥


シギの仲間では日本最大 全長63cmもある
ホウロク(焙烙)は素焼きの浅い土鍋のことでこの鳥の腹の色を例えた命名

旅鳥として全国に渡来し主に広い干潟に居る
泥の中や浅い水中をゆっくりと歩き大形のカニなどを捕る
近年渡来数が減っている 日本版レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類

蟹の足を咥えて振り回し足を落としてから食べる
下の写真はその様子
  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メダイチドリ

2014-04-23 | 野鳥


シギやチドリがやって来る季節になった
干潟にメダイチドリが群れていた

目の大きなチドリ類の中でも特に目が大きく見えるのでメダイチドリ(目大千鳥)という
とは言うが目の周りの過眼線の黒さに隠れて目が映らない 下手なのだ

旅鳥 全長19cm
干潟などに多く居てゴカイ類を主に食べる
ゴカイを切らずに上手に引っ張り出す名人
夏羽では胸が赤くなり綺麗で可愛い 冬羽ではこの赤味は無い
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コメツブツメクサ

2014-04-22 | 樹木 草花


小さなコメツブツメクサ 花や葉が小さいのでこう呼ばれる
シロツメグサに比べれば全体に小さい

花序は3mmほどの蝶形花が5~20個あつまってつく
マメ科一年草でヨーロッパ~西アジア原産
1935年に赤羽の荒川で見いだされ 今では日本全土に分布する

花は受粉するとそのまま垂れ下がり乾いて残る
豆果はこの枯れた花弁に包まれて成長する
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナギイカダ

2014-04-21 | 樹木 草花
 

地中海沿岸原産 江戸時代末期に渡来した

ユリ科の常緑小低木で雌雄別株 ユリ科は普通草本で木本は少ない
葉はごく小さな鱗片状で目立たない
葉のように見えるのは枝から変化したもので葉状枝と呼ばれている
先端が針状の刺になっていて触ると痛い

葉状枝の上に3~5月頃に帯白色の花をつける
実は1cmほどの球形で普通は10月頃に赤く熟すのだがこの時期にもう赤く熟していた

葉状枝に花が乗っている様子をイカダに見立て葉がナギの葉に似ていることからの命名

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニリンソウ

2014-04-20 | 樹木 草花
   

都内最大のニリンソウの自生地と謳っている赤塚公園でニリンソウを見た

キンポウゲ科の多年草 地下茎で増えるので群生することが多い
茎に二輪の花を付けるのでニリンソウ だが一輪や三輪のものもある

花弁は無く白い花びらは萼片で普通は5個 稀に7個ある
と本には書いてあるが萼片の数は6個 7個 8個 10個のものが見つかった
捜せばもっと色々有るかも知れない

若い葉は食用になるがトリカブトに似ているため注意が必要
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アオダイショウ

2014-04-19 | 小動物 他


木の枝に大きなアオダイショウがとぐろ巻いていた
日本本土では最大のヘビで日本固有種

人家周辺で暮らしており都心の公園でも時折見かける
腹板の両端に隆起(側稜)が有りこれにより木登りが得意 もちろん地上でも活動し 水面を体をくねらせて泳いでいるのを見たこともある
体色は暗黄褐色からくすんだ緑色と個体差が大きい

食べ物は肉食で主に哺乳類や鳥類の卵などを食べる
卵を丸呑みにして腹に入った殻を割るために高い所から落ちると言われるが 意図して落ちるのではなく誤って落ちるのである
飲み込んだ卵は食道で脊椎下部の突起に押し当てて割る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オタマジャクシ

2014-04-18 | 小動物 他


♪オタマジャクシはカエルの子ナマズの孫ではないわいな♪
桜の花びらが浮かぶ水辺にオタマジャクシが何千と群れていた
池にはあちこちからカエルの鳴き声がしたがせいぜい10~20匹くらいか
おたまじゃくしの何千匹に比べるとわずかな数だ

滋賀県の多賀神社の縁起物「お多賀杓子」が全国に広がり訛って「お玉杓子」となったが 似た形のカエルの子をオタマジャクシと呼ぶようになった

子供のころ教室でオタマジャクシを飼っていて小さなカエルになるまで見ていたが まず後ろ足が出てその後前足が出て尾が胴体に吸収されるように短くなって見えなくなった
2か月くらいの期間でカエルになったと思う

カエルは肉食性だがオタマジャクシは雑食性で飼育するときは茹でたホウレンソウ削り節などがよい
メダカなどと一緒に飼うとメダカを食べてしまうそうだ 結構獰猛なところもある
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムレスズメ

2014-04-17 | 樹木 草花


可愛い花が枝一杯に咲いていた
スズメが群れている様に見立ててムレスズメ(群雀)

中国原産の落葉低木 2mほど有った
蝶型花と言われる黄色い3cm程の花が見事なほど咲き誇っている

マメ科の木本だが日本ではほとんど実が生らないと言われている
庭木に面白いと思うが枝に刺が有る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒトリシズカ

2014-04-16 | 樹木 草花
 

バレリーナが爪先立ちで踊っているようなヒトリシズカ
長い茎頂に一個の花穂をつけ白く清楚な姿を静御前に見立ててヒトリシズカと言う

花は花弁も萼もなく雌しべ一個と雄しべ3個からなる
雄しべは緑色の子房の横腹に3個付き
白い糸のように見えるのは花糸で基部に黄色の葯が見える

構造の簡単なとても変わった芽生えの花だ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする