トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ニクウスバタケ

2024-04-30 | キノコ


通年発生するキノコで、広葉樹の枯れ木や倒木、切株などで見られる
半背着型で小型
分解力は強く、やや高温多湿を好み関東以南に多い
白色腐朽菌

傘は半円形、円形、へら型などで棚状に連なり、縁に切れ込みがある
色は淡橙色で、周辺は淡色
表面には濃橙色の短毛があり、短毛の粗密による環紋と、放射状の繊維紋がある
肉は黄白色、革質で極めて薄い

子実層托は薄歯状で、縁が鋸歯状、色は淡橙色
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ヒダキクラゲ

2024-04-29 | キノコ


木にべっとりとした感じで、ヒダキクラゲが張り付いていた

春にニレやブナなどの広葉樹の枯れ幹上などに発生する
半背着生で上面(背面)は硬質菌のように見えるが
子実層面は硬いゼラチン質のキクラゲの仲間

無柄
個体同士は互いに融着して接合する
乾燥すると灰褐色で硬くなる
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タマキクラゲ

2024-04-28 | キノコ


しっとりとした美味しそうなタマキクラゲ
材を分解する木材腐朽菌

春から晩秋まで、広葉樹の枯れ枝や落ち枝上に発生する
1cm程の大きさで小型のキノコ
お互い接していても融合することは無い
形は様々で、円盤型、逆円錐形、類球形などある

色は明褐色または暗褐色で、表面は皴やイボに覆われる
肉は湿っているときは半透明褐色のゼラチン質で、乾燥すると黒褐色の軟骨質になるが、水で戻る
子実層(胞子が作られる部分)は基物に接する部分以外の全面にあり、いぼ状

他のキクラゲ類と同様に食べられるが、小さいキノコなのであまり利用されていない
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メダイチドリ

2024-04-27 | 野鳥


目の大きなチドリ類の中でも特に目が大きく見える鳥

旅鳥として春は4~5月に見られる
干潟や入り江の砂浜に居て、水田や湿地にも入る
潮の干満に左右されて行動し、シロチドリなどと混群を作るものが多い
ゴカイ類を主に、他に貝類や甲殻類、昆虫類などもとる

オスの夏羽では額が白く、中央に縦の黒線がある
前頭は黒く、太い黒色の過眼線に繋がっている
頸側から胸は赤褐色で目立ち、腹は白い
メスはオスよりも全体が淡色
大きさは19cm
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ムナグロ

2024-04-26 | 野鳥


名前の通り、夏羽では顔から胸、腹が黒い大型のチドリ

九州以北では旅鳥で、少数が越冬する
沖縄では冬鳥
5月を中心に、4月の終わりから6月の初めまでと、見られる時期は短い
干潟、水田、畑、河原などに居る
どちらかと言うと、水辺より乾燥した場所を好む
主に地中の昆虫類の幼虫をとり、ミミズ類や甲殻類も捕る

雌雄同色
夏冬共に、上面の黄褐色と黒色の斑がある
夏羽では顔から前頸、胸と腹にかけて黒い
大きさは24cm
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コサメビタキ

2024-04-25 | 野鳥


クリクリッとした丸い目が可愛く、ファンが多い
以前はそこそこの山に入らないと見られなかったが、最近都心の公園で出会うことがある
サメビタキに似ているが小型のヒタキ

夏鳥
平地から低山の主に落葉広葉樹に住む
林内の一定の枝に垂直に止まり、飛び立って空中の昆虫類を嘴で捕らえ、同じ枝に戻る空中採食を良く行う
水平な枝に、コケとクモの糸を使ってお椀型の巣を作る

雌雄同色
褐色味の有る灰色の体
目先は白く、不明瞭な顎線と、不明瞭な胸の縦斑がある
大きさは13cm(サメビタキは14cm)
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アオサギの雛

2024-04-24 | 野鳥


アオサギが子育て中
真ん中あたりに小さなヒナが見える
背が青灰色なのでアオサギと呼ばれる

九州以北に留鳥として分布している
水田や湿地、河川、干潟、湖沼などにいる

高木の枝上に皿形の巣を作る
普段は日中は群れで休息していて、夕方から朝まで採食しているが、子育て時期には日中でも盛んに採食する
食物は、魚類の他両生類、爬虫類、小型哺乳類、鳥類の雛など多彩
嘴で挟み捕るだけでなく、突き刺すこともする

雌雄同色
体は細く、足も頸もスマートな鳥
全体に灰色に見え、前頸に黒色の縦斑が数本ある
大きさ93cmで、日本のサギ類では最も大きい

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キビタキ

2024-04-23 | 野鳥


薄暗い林の中でも胸の黄色が見えると、ハッとするほど美しい
オスの黄色い部分が目立つヒタキ類

夏鳥
4月頃から姿を見せ10月まで見られる
山地の広葉樹林に住む 渡りの時期には市街地の公園や庭でも見られる
木の中程の枝に止まり、葉や枝に居る昆虫類やクモ類を採食し、時折飛んでいる昆虫などを空中採食もする

オスは上面が黒く、眉斑は橙黄色で腰は黄色
喉は橙黄色で、胸から腹にかけて黄色く、下腹部は汚白色
メスは全体にオリーブ褐色で、体下面は淡褐色
オスの囀りは、ホイヒーロ、オーシツクツクその他バリエーションが多く、林で聞くと聞きほれる
大きさは14cm
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ヤエムグラ

2024-04-22 | 樹木 草花


ヤエムグラに花が付いていた
幾重にも折り重なって生えるのでヤエムグラの名が付いた

アカネ科の人里や荒地に普通に生える1年草~2年草
茎は柔らかく4稜があり、稜の上に並んだ下向きの刺で他のものに引っ掛かり斜上して、長さ60~100cm程になる

葉は6~8葉が輪生しているように見え、長さ1~3cmの広線形
本来の葉は2個で、他は托葉の変化したもの

花は5~6月に咲く
葉腋や茎の先から花序を出し、小さな黄緑色の花を付ける
花冠は4裂し、4個の雄しべがある
果実は2分果からなり、直径約2mm
表面にかぎ状の毛が有って衣服などに良くくっつく
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ネモフィラ

2024-04-21 | 樹木 草花


北アメリカ原産の1年草
和名は葉の形が唐草模様に似ているので、ルリカラクサと言う素敵な名前だが、もっぱらネモフィラと呼ばれている
ムラサキ科ネモフィラ属に分類されていて、属名のネモフィラは「森を愛する」の意味で、茂みの中の明るい陽だまりに自生している

草丈は10~20cmほど
茎は匍匐性で横に広がる
葉には羽状の深い切れ込みがあり、茎葉には柔毛がある

花は4~5月に咲く
花柄の先に、2cm程の白に空色又は青紫色の深い覆輪で、中心に黒点が5個ある
犬や猫の好物らしく、つまみ食いされるのでご用心
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フッキソウ

2024-04-20 | 樹木 草花


フッキソウ(富貴草)とおめでたい名前は、常緑の葉が茂る様子を繫栄に例えたもの

ツゲ科の山地の林内に生える雌雄同株の常緑亜低木
草本なのか木本なのか気になる・・
茎の下部は地を這い、上部は斜上して20~30cm程になる
葉は厚く密に互生し、5~10cmの卵状楕円形
上半部には粗い鋸歯がある

花期は3~5月
雄花は茎の上部に密に付き、雌花は下部に数個付く
雄しべは普通4個、花糸は太く白色、先端の葯は茶褐色
雌花の花柱は2個で、先端が反り返っている
雄花にも雌花にも花弁は無い

果実は核果
長さ1.5cmの卵形で白く熟す


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ハナニラ

2024-04-19 | 樹木 草花


葉にニラのような匂いがあるのでハナニラの名になった
野菜のニラは同じ亜科の別属

ヒガンバナ科ネギ亜科の多年草
アルゼンチン、メキシコなど南米原産
明治時代に観賞用の園芸種として導入され、逸出したものが帰化している

球根植物だが繁殖が旺盛で、植えたままででも広がる
鱗茎から、10~25cmのニラに似た葉を数枚出し、更に数本の花茎も出す
花期は春
3cm程の白色~淡紫色の6弁の花を、花茎の頂上に1個つける
地上部が見られるのは、開花期を含め春だけ
毒性があり食べると下痢をする
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モクレイシ

2024-04-18 | 樹木 草花


モクレイシ(木茘枝)のレイシは中国の果物のライチのこと
ツルレイシ(ニガウリ)が赤い熟した種子を出すのに似ているので、ツルに対してモクと名付けられた
関東では大磯町で見られる

ニシキギ科の常緑低木で高さ2~5m程になる
葉は対生し、長さ4~8cmの楕円形又は卵形で全縁

花期は2~4月
雌雄別株で、葉腋に5mm程の黄緑色の花を数個つける
果実は蒴果
2cm程の緑色の楕円形で12~2月に熟し、2裂する
果皮は熟しても緑色で、種子を枝に残して先に落ちる
種子は橙赤色で仮種皮はない
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ウワミズザクラ

2024-04-17 | 樹木 草花


ブラシのような形の花序が面白い
サクラの仲間(サクラ属)で、ウワミズザクラ亜属に属する
この仲間は花が長い総状の花序に密集して付くのが特徴

バラ科の日当たりの良い谷間などに生える落葉高木
高さ20m程になる
葉は互生し、葉身は10cm程の卵状~卵状長楕円形
先端は尾状に尖り、基部は鈍形~円形、縁には細くて鋭い芒状の鋸歯がある
樹皮を傷つけるとクマリンの強い香りがする

花期は4~5月
葉の展開後に開花する
新枝の先から伸びた8~15cmの総状花序に白い花が多数密集して付く
花序の下部には葉が3~5個付く(イヌザクラは付かない)
花は6mm程で、花弁は5個、長さ3mmの倒卵形で先は丸く、縁には歯芽状の鋸歯が少しある
雄しべは葯30個有り、花弁より長く突き出る

果実は核果
8mm程の卵形で、8~9月頃に赤色から黒色に熟す
果実は食べられ、果実酒にすると香りと色がとても美しい
蕾を塩漬けにしたものは、杏仁香(あんにんご)と呼んで食用にする
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アジアイトトンボ

2024-04-16 | 虫類


小さなイトトンボが交尾中
仲間のアオモンイトトンボ属の中では、最も小さく華奢なトンボ
雌雄で体色が異なり、オスは青っぽく第9節が淡青色をしている
未成熟なメスはかなり赤い
大きさは3cm程

植物が茂る池、沼、水田、などに生息している
4月から11月まで見られる

成熟したオスは水辺に戻り縄張りを張ってメスを待つ
交尾は長く、その後メスは単独で水辺の植物組織内に卵を産む
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