桜を愛する人が多いせいか秋に咲く桜をあちこちで見られるようになった
左から順に
コブクザクラ(子福桜):白色八重咲で小型の花が秋から春まで開花する メシベが2本以上あることが多く一つの柄に何個かの実が付くことから 多くの子宝に恵まれるに掛けての名前
ジュウガツザクラ(十月桜):マメザクラとエドヒガンが関与した二期咲き性の栽培品種 文字通り10月頃から春まで八重咲の花が咲く
ヒマラヤザクラ:ネパール インド北部のヒマラヤ山脈に分布している 1960年以降に日本に移入された 11月下旬から12月にかけて咲く
フユザクラ(冬桜):マメザクラとオオシマザクラが関与した栽培品種 晩秋と春に多くの花が咲く二季咲き性で 暖地では冬の間にも咲き続ける
ツワブキの花が真っ盛り
あちこちで見るが花びらの様子が微妙に違うように見える
ツワブキ(石蕗)の名は 葉に光沢があるフキの意味の艶蕗が訛ったもの
キク科の花で他の花が終わった10~12月に咲き初冬の季語にもなっている
海岸の岩の上や崖などに生える多年草
庭にもよく植えられ園芸種も多い
頭花は5cmほどで回りに雌性の舌状花が一列に並び 中心部に両性の筒状花が多数集まっている
火であぶった葉を 打撲 腫れもの 切り傷に貼ると良い
根茎は乾燥させて煎じて飲めば健胃整腸 下痢などに効果がある
若い葉や茎は茹でて各種和え物 煮物 佃煮 油いため キャラブキなどにすると美味しい
石蕗の花ここに帰りて靴鳴らす(加藤楸邨)
もう終わってしまったのだが新宿御苑で毎年恒例の菊花壇展をやっていた
上屋と言われる建物の中に飾られていた 建物の屋根上に黒いひもで結んであるのはチャコ結びと言う
左から順に
懸崖作り:断崖の岩間から垂れ下がっている巣型を模している 前の溝は川のイメージ
大作り:初冬に出てくる一株の芽を一年がかりで枝を増やし 1000個もの花を付けさせ摘果し 中から500個の花を選んで展示している
肥後菊:古くから肥後地方で作られた一重咲きの古典菊
丁子菊:花の中心が盛り上がって咲く菊でアネモネ咲きとも言われる
大菊:菊の代表的な品種で花びらが花の中央を包み込むように丸く咲く
嵯峨菊:京都の嵯峨で発達した菊で細い花びらが真っすぐに立ち上がって咲く
江戸菊:江戸時代に江戸で発達した古典菊 咲いてから花びらが変化し色彩に富んでいる
一文字菊 管物菊:一文字菊は花びらの数が16枚ほどで一重の大輪咲き 花の形から御紋章菊とも言われる
管物菊は筒状に伸びた花びらが放射状に咲く大輪菊で糸菊とも言われる