トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

オシドリ

2011-12-31 | 野鳥


「鴛鴦の契り」と言われる仲良しオシドリのペアーが都心の公園に戻ってきた
左側の派手色がオス
仲良しとは言うが 巣を決めてから産卵するころまでオスは一緒で見守るが その頃にオスは去りつがいは解消する
その後オスは水辺でオスだけの群で生活する が たまたまメスに出会いでもすれば新たに求愛するというから如何なものか

求愛は頭の冠羽や銀杏羽と言われる腰の飾り羽を立てて踊るそうだ
中々に美しいと言うが朝夕の薄暗いうちに行うのでまだ見たことが無い

オシドリは留鳥または漂鳥で北方のものは冬には暖地に移動する
子育ては木の洞で行い 孵ったヒナは間もなく歩けるようになり高い木の上から飛び降りて巣立ちし水辺に向かう

水辺や樹上で生活しドングリなどを好んで食べる

大晦日 色々あった今年ですが新しい年が良い年になりますよう衷心より祈念いたします
「鳥からキノコ」へお出で頂き有難うございました
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インドボダイジュ

2011-12-30 | 樹木 草花
 

六本木のしゃれたビルの中をウロウロして居たら通路の隅に観葉植物としておかれていたインドボダイジュがあった

お釈迦様がで悟りを開いたのがこの木 インドボダイジュの木の下 仏教3大聖樹の一つ

仏教が中国に渡りこのインドボダイジュを取り寄せて育てたが気候の違いで育たなかった
そこで似ている木をボダイジュとした
ボダイジュはシナノキ科で インドボダイジュはクワ科

仏教3大聖樹
無憂樹(むゆうじゅ)マメ科:お釈迦様が生まれた所にあった
インドボダイジュ クワ科:この木の下で悟りを開いた
沙羅双樹 フタバガキ科:亡くなった所に有った木

インドボダイジュはどんな木かずっと気になっていたが思わぬところで出会った
聞けば温室で育てて観葉植物として結構需要があるという
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アオジ

2011-12-29 | 野鳥
 

春先から高原や草原ではとても良い声で囀っているが 今はチッと言う地鳴きが居る証

本州中部の草原や高原では繁殖もしており また冬鳥としても渡来する
この時期秋が過ぎたころからは都会の公園などでも普通に見られる

アオジの「アオ」は青色ではなく緑色・・緑灰色の頭部と黄緑色の下面のこと
日本では緑色のことを「アオ」と言うがなぜだろう

「ジ」はホオジロ科の鳥の古名「シトド」の略

ホオジロ科の鳥で体長16cm スズメより少し大きい
左の写真はドングリでも咥えている様子だ
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冬囲い 雪吊り 菰巻き

2011-12-28 | 樹木 草花
  

公園で冬に備えての冬囲いがしてあった

冬の寒さや雪に備えて樹木を保護するするため藁などを巻きつける

真ん中の写真は雪吊り 冬囲いの一つ

右の腹巻のような写真はこも巻き・・これは寒さから守るのではなく害虫対策
寒くなって害虫が地面や落ち葉に潜ろうと降りて来て 居心地の良い藁の中で越冬をしようと潜り込む
春先にワラを外して燃やして退治する

良く見ると結わえてある藁ひもは上側が一巻き 下が二巻きしてある
入り易く出難くするための工夫

以前こも巻きを外して見たことがあったが 害虫というよりクモなどの益虫が多かった
今思うとチョッと問題あり

風物としては冬囲いも 雪吊りも悪くはないが 都心ではそんなに寒くはないし枝が折れるほどの雪は降らない
意味あるとすれば技術の伝承かな
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アオサギ

2011-12-27 | 野鳥


アオサギが目の前を悠々と飛んで行った

全長93cm 日本のサギ類では最も大きい 留鳥

背が青灰色なのでアオサギ
サギの語源は 声が騒がしいサヤギ(騒)や 白い色のサヤケキ(鮮明)など諸説ある

水辺にじっと佇んでいる姿は何かを思索している哲人のようで貫禄がある
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紅葉

2011-12-26 | 樹木 草花


紅葉の写真いろいろ

カキ カクレミノ(黄葉もするが紅葉もする常緑樹)ガマズミ ドウダンツツジ ニシキギ(実) ニシキギ ハナミズキ マユミ(実)マユミ モミジバフウ モミジに霜 イロハモミジ キヅタ ソメイヨシノ ケヤキの絨毯

やはり黄葉より紅葉の方がよく目につく

紅葉のウンチク
日差しが弱くなって気温が下がると葉柄の基部に酵素の働きで離層が出来る 
すると養分や水が補給されなくなりクロロフィルの働きも弱くなって 葉に残されたデンプンが糖に変化し 寒さでクロロフィルが破壊されアミノ酸になる この糖やアミノ酸を原料として酵素の働きで赤色色素のアントシアンが出来る
このアントシアンの量やカロチノイド 残った葉緑素の量などが葉によって違うため色合いもそれぞれ異なる
その後離層の働きで落葉する
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黄葉

2011-12-25 | 樹木 草花


今年の黄葉も終わりで枯れ枝が目立つようになってきた

出会った黄葉の写真左から
イチョウの絨毯 カマツカ ムクゲ ムクロジ(実と黄葉) カクレミノ(常緑樹なのだが下側の葉は黄葉して落ちる)
イチョウ ヤマブキ 水面のイチョウ

こうしてみると身近では黄葉と言えば何と言ってもイチョウだ

黄葉のウンチク
葉にはカロチノイドと言う黄色色素があり クロロフィルで吸収しきれない部分の光で光合成の補助をしている
日差しが弱くなって離層が形成されると緑色のクロロフィルが少なくなり 隠れていた黄色が見えるようになる
アントシアンという赤色色素を合成する酵素が無いので紅葉はしない 
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ミズキの葉

2011-12-24 | 樹木 草花


ミズキの葉が色付いて落葉している

爪で葉や葉柄に傷をつけてそっと引っ張ると細い筋が出てきてブラブラする
他の木の葉でやってみたがこうはいかなかった

細い筋は維管束で養分 水分の通り道
ミズキは樹液の多い木で 春先に枝を切ると水分が滴り落ちる(名前の由来)
想像だが それほどの水分が通るので維管束も太いのか

維管束が太くて丈夫なのは「オオバコ」
人に踏まれる場所に生えるため 丈夫な維管束を持って居る
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ヒマラヤスギ雌花

2011-12-23 | 樹木 草花


ヒマラヤスギの雌花は木の大きい割に少ないし高い所にあってなかなかお目に掛かれない

やっと見つけた 雌花と言うより受粉して小球果(15mm位)と言うところか
来年の秋には10cm程に成長して種を飛ばす

マツ科ヒマラヤスギ属:ヒマラヤスギと言うが 松の仲間
ヒマラヤ西部~アフガニスタン原産で日本には明治時代の初めに入ってきた

大きさが20~30mの木もあるが どの木も球果の数が少ない 5~6個有ればいい方で 全く実らない木も多い
新宿御苑にある樹齢100年以上と言う大木も実が生っているのを見たことがない
この大木9月の台風で枝が一部折れた 図鑑に出るほど樹形の綺麗な木であったのに残念

右の写真は雄花で9月のもの
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ツグミ

2011-12-22 | 野鳥


おなじみの冬鳥がやっと増えてきた感じがする
声はチラチラ聞いていたのだが これも去年より3週間ほど遅れてやっと出会えた

来たばかりらしくまだ群れで木の上で声を上げていた
これから地上に降りて例の独特の歩き方・・チョコチョコッと歩いては胸を反らせて立ち上がる・・を見せてくれることだろう

昔はシベリアから渡ってくる今頃 カスミ網で捕獲して大いに食べた 今はツグミに限らず野鳥は捕獲できない
スズメより大きいので食べごたえが有ったろう

ツグミの名前の語源は定説が無い
ツクは鳴き声(地鳴き)で ミは鳥を表す接尾語と言う説
夏至を過ぎるころから囀らなくなる・口をつぐむからと言う説・・夏至の頃にはツグミはいないからアカハラやクロツグミのことかも

スズメ目ツグミ科 体長24cm シベリア方面からの冬鳥
ツグミ科は 大型ツグミ類 小型ツグミ類 イソヒヨドリ類に分けられる
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ジョウビタキ

2011-12-21 | 野鳥


今年は11月8日に初めてジョウビタキに会ってその後あちこちで出会いはあるのだが 写真が撮れずやっと本日撮れた

ジョウビタキ♀ スズメ目ヒタキ科ツグミ亜科(新しい分類ではツグミ科になったらしい・小型ツグミ類と言う)
冬鳥として全国に渡来 体長14cm ほぼスズメ大
ジョウビタキ(尉鶲)の名前「尉」は老人を意味し オスの頭部の色(灰白色)を銀髪に例えたもの

冬の時期はオスもメスもそれぞれが食べ物を確保するための縄張りを持つ
庭にやってくるジョウビタキがいつもメスだった事があったが ここは彼女の縄張りでオスを待っても来なかった訳だ

羽の白斑を紋付に見立てて「紋付鳥」のニックネーム
愛らしい鳥で 秋の初めの鳥仲間の挨拶は「もうジョウビタキに会いましたか」
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イイギリ

2011-12-20 | 樹木 草花


イイギリの実が赤く垂れ下がっている

ヒヨドリが良く食べに来る 早い木ではまだ葉のあるうちから食べられている
一方で不思議にあまり食べられずに実がずっと残っている木もある
種子は鳥散布・・鳥が食べて種を糞と一緒に排泄する 

中を割ってみると小さな1mmほどの種が実の中に詰まっていた 2つの実を見てみたら種は42個と30個だった
図鑑には平均80個と書いてあるが本当かな・・それとも実り薄い木のものを取ってきたのかも

イイギリ科イイギリ属の落葉樹 イイギリ属はイイギリ1種からなる東アジア特産の属
葉がキリに似ていて飯を包んだことからイイギリ(飯桐)
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ホソヒラタアブ

2011-12-19 | 虫類


すっかり寒い日が続いている
まさかこんな寒い日に飛んでるアブが居るとは思わなかった
寒いと虫はいないという虫についての認識を改めた

飛んでいた虫が家の外壁にへばりついた ホソヒラタアブのようだ
すぐ脇にサザンカの花が満開なので食事にきたのかもしれない

多くの虫は10度以下位から動きが鈍くなり5度以下では活動できない
寒い時期には割合寒さに強いハエやアブが動く
緑の葉の上は意外に暖かく日が当たっていれば20度ほどもあるそうだ そこで体を温めながら動き回る

ホソヒラタアブ:ハエ目ハナアブ科 体長11mm 成虫越冬する 花の花粉や蜜を食べる 幼虫はアブラムシを食べる

アブの仲間は黄色 黄金色 青銅色など綺麗な縞模様をしている 
模様はハチに擬態して居ると言われている アブには針はない 
毒針を持って居るハチに似せることで天敵から身を守る
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コウヤマキ

2011-12-18 | 樹木 草花


秋篠宮様のご長男の御しるしがコウヤマキになって一躍知られるようになった

コウヤマキ科の日本特産種 コウヤマキ1種からなる
ヒノキ サワラ クロベ アスナロと共に木曽5木の一つ

林学者の本多静六は 樹形が美しいことからコウヤマキ ヒマラヤスギ ナンヨウスギを世界3大庭園樹と呼んだ
図鑑には本多静六の名はないが世界3大庭園樹は紹介されているので定着していることかもしれない

写真左から 樹形 球果 冬芽(雄花) 葉裏

球果は松ぼっくりにそっくり こぼれて見えるのが種子で周囲に短い翼がある 風散布らしい

冬芽は雄花 雌雄同株なので 雌花を捜したが見つからなかった

葉裏に白い筋が見える これは気孔の集まりで気孔帯という
この木の葉は元々は2枚だったのが合着して1枚になったもの

名前は和歌山県の高野山に多いことにちなむ
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ウスヒラタケ

2011-12-17 | キノコ


ヒラタケかウスヒラタケと思われるキノコ
いずれにしても食べられる

ヒラタケは「シメジ」の名前で市販されている
ヒラタケより肉が薄く 傘の色が淡いのがウスヒラタケというが さてどちらだろう

公園の枯れそうな幹に幾つか生えていた
美味しそうなのでよっぽど採ってこようとしたが 柵を越えなければならず 人目も多く断念した
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