トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ホシホウジャク

2018-10-31 | 虫類


最近はホシホウジャクによく出会う
スズメガの仲間で 筋肉が良く発達していて飛ぶ力が強く 1秒間に35回もの羽ばたきをして空中でホバリングすることが出来る 花に止まらずに口吻を伸ばして蜜を吸う 
花にとっては蜜は吸われるわ 花粉は運んで貰えないわでいい迷惑だろう

蛹で越冬し成虫は7月から11月まで見らる
幼虫は緑色又は黄褐色のイモムシ型で 淡色の側線があり 腹端に尾角と呼ばれる突起がある
ヘクソカズラが食草

成虫は4cm程で昼行性
飛ぶ速さはとても速い
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シャチホコガ幼虫

2018-10-30 | 虫類


蛾の幼虫はイモムシ型やケムシだったりするが シャチホコガの仲間は変わった形のものが多い
シャチホコガの幼虫は 反り返るポーズが得意 尾部が太くなっている
体の大きさは4cm程もあった
城の屋根のシャチホコに見立ててシャチホコガと言う 
シャチホコガ科は日本には100種ほどいる

幼虫が成熟すると地面に降りて薄い繭を作って蛹になり越冬する
幼虫の食草はカエデ類 ケヤキ クマシデ クルミ類 ハギ類 など多食性

成虫は年2回発生し4月頃から現れる
成虫は茶色のごく普通の蛾にみえる 大きさは5cm程
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ジョウビタキ♀

2018-10-29 | 野鳥


ジョウビタキ(尉鶲)の尉は老人を意味し、オスの頭の色を銀髪に見立てた名前

冬鳥 代表的な冬鳥で10月から4月頃まで見られる
市街地から低山 公園 農耕地 草原 疎林など多くの場所に居る
雌雄とも一羽で縄張りを持ち オスもメスも食料をめぐって喧嘩する
春になれば喧嘩解消で多くが仲良く番になって渡って行く
主に昆虫類 クモ類を食べ 様々な草木の実も食べる

オスは灰白色の頭と黒い顔 下面は橙色で翼に白斑がある
メスは灰褐色で腰と尾羽の両脇が橙色をしていて 翼には白斑がある
大きさ14cm
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アオジ

2018-10-28 | 野鳥


早々とアオジが来た 久し振りで懐かしい鳥だ
青っぽい色のシトトつまりアオジトトが変化してアオジになった
シトトはホオジロ類全般の古名 鳥の場合アオは緑色を表す

留鳥(漂鳥) 本州中部以北で繁殖し 冬には暖地に移動して越冬し公園や庭にも来る
北方から冬鳥として渡来する個体も居て 数は多い
地上を跳ね歩き 昆虫類 クモ類 草の種子などを採食する

オスは緑灰色の頭部 顔も黒っぽい 下面は黄緑色で灰黒色の縦斑が有る
メスは全体に淡い色をしている
大きさ16cm
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カッコウ

2018-10-27 | 野鳥


少し茶色味のあるものとそうでない若鳥が2羽草地に降りていた
カッコウの名前は鳴き声から付けられ、世界的にも鳴き声から付けた名が多い 英名はCuckoo

夏鳥 九州以北に渡来し平地から山地の林や草原などに居る
見られる時期は5~10月
採食は主に蛾の幼虫で 他の鳥が嫌う毛虫でもよく食べる
雌雄同色 胸や腹の細かい黒色の横斑 黄色い目をしている
大きさは35cm

カッコウで特徴的なのは托卵習性があること
ウグイス類 モズ類 ホオジロ類 セキレイ類 オナガなど多くの小鳥に托卵する
托卵相手(宿主)は、自分を育ててくれた種類を選ぶ
例えば長野県ではホオジロが宿主だったが、そのうちにカッコウの托卵を見破りカッコウの卵を捨てたり、巣を放棄したりして ホオジロに托卵する一派を滅ぼしてしまった 最近、埼玉県などではオナガを宿主にする例が増えていて 近い将来托卵行動や、卵の模様など短期間で進化するかもしれないと、注目されている
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ノゴマ

2018-10-26 | 野鳥


安土桃山時代には「のご」と呼ばれていた 「のご」は喉紅と書き喉の赤いことを示す
江戸時代にコマドリに似ていると言う意味を込めてノゴマに変化した

夏鳥として北海道に渡来する
渡りの時期には本州以南の柄手や山地の藪 草地で見られる
見られる時期は10月くらいまで
地上で昆虫類クモ類ミミズ類などを採食する

オスは全体がオリーブ褐色で眉斑と萼線が白く明瞭 喉が紅いのが目立つ特徴
メスは喉の赤味は無いか あっても淡い色
大きさは16cm
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スズメウリ

2018-10-25 | 樹木 草花


少し前に見たスズメウリ
果実がカラスウリより小さいからスズメウリとか、果実をスズメの卵に見立てた名前とか言われている

ウリ科の水辺や原野に生えるつる性の一年草
葉は三角状卵心形でしばしば浅く3裂する
雌雄同株で、雄花雌花ともに葉腋に6mmほどの大きさで単性するが、枝先では雄花が総状に付くこともある
果実は1cmほどの球形で、初め緑色だが熟すと灰白色になる

写真の咲いている花のずっと下に白く咲き終わった花があり、その上にある緑色のものは子房
スズメウリでは子房が目立つ

秋になるとつるが垂れ下がり、地中に潜って肥大した塊根を作って越冬する
春にはここから新しい芽が出てくる
この性質はカラスウリにもある
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イヌガラシ

2018-10-24 | 樹木 草花


イヌガラシがまだ咲いていた
イヌガラシ(犬芥)は役に立たないことからイヌが付いているが、葉や茎にピリッとした辛さがある

アブラナ科の道端や草地に普通に生えている多年草
茎は粗大で分枝して大きいもので50㎝にもなる
枝先に総状花序を付け5mm程の小さい黄色の4弁花を付ける
花期は3~9月で春の花と言う印象が強い
果実は2cm程の細長い円柱形で上方に湾曲する 長角果と言う

葉や茎は健胃整腸に効果があるので、よく日干しして煎じて飲むと良い
冬にはロゼット状になって、葉が残るので一年中採取できるが、春先の若い芽や葉は美味しく食べられる
若い芽や柔らかい茎は生のままサラダに加えたり 生で一夜漬け 茹でておひたし、各種和え物にすると美味しい
イヌなどと言ったが随分役立つ草だ
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アキノノゲシ

2018-10-23 | 樹木 草花


アキノノゲシはノゲシに似ていて秋に咲く為に付けられた名前

キク科アキノノゲシ属の日当たりの良い荒れ地や草地に生える1~2年草
野菜のレタスやサラダナもこの属に含まれる

茎は高さ2mにもなる 丈が高く他の花から抜きんでている 茎を切ると白い乳液が出てくる
茎の下部の葉は逆向きの羽状に裂ける 茎の上部の葉はほとんど全縁で小さい

茎の上部に2cm程の頭花を円錐状に多数付ける
頭花は普通淡黄色の舌状花 時に白や淡紫色が咲く
昼間咲き夕方にはしぼむ一日花
花期は8~11月
果実は純白の冠毛を持つ5mm程のそう果

全草が胃の健壮に効果があり 心を静める働きがあるので不眠症にも良い
みそ汁の実や 茹でて各種和え物、おしたし 炒め物など色々使える
沖縄では畑や庭に植えて 野菜の1種として食用にしていると言う
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ゴキヅル花と果実

2018-10-22 | 樹木 草花


ゴキヅル(合器蔓)は果実を かぶせ蓋の容器に見立てた名前
花が小さく可愛いが果実も面白い 花と果実が一緒に見られた

ウリ科の水辺に生えるつる性の一年草
茎は巻きひげで他物に絡みつき長さ2m程にもなる

葉腋から花序を出し、小さな黄緑色の花を付ける
雌雄同株で花序の上部に雄花が総状に付き 基部に雌花が1個付く
花冠はほぼ5全裂し 裂片は長い 萼も同じ形なので花びらが10個あるように見える
雄花の中心部には5個の雄しべがあり 雌花では雌しべの周りに退化した雄しべがある
花期は8~11月

果実は蓋果 熟すと横に割れ上半部が かぶせぶたの容器のように取れる
中には黒褐色の種子が縦に2個並んでいる
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マコモ

2018-10-21 | 樹木 草花


マコモは沼地などに群生する150cm程の大型のイネ科の多年草
根茎は太くて泥中を長く這う
そこから出る茎は直径2㎝の太い円柱形

花序は50cm程で多くの枝を出す
枝の上部に緑色の雌小穂 下部に紫褐色の雄小穂をつける
花期は8~10月

茎に寄生する黒穂菌によって肥大化したものを菰角(こもづの)と言い 昔は胞子を眉墨に使った
最近はこの菰角を栽培してマコモダケと言って食用に利用している
生で食べるとシャキシャキしてほんのり甘みもあると言う
炒め物 テンプラ 炊き込みご飯が美味しい
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アサザ

2018-10-20 | 樹木 草花


少々季節外れのアサザがまだ花開いていた
絶滅危惧種

リンドウ科の池や沼に生える多年草の水草
地下茎が水底の泥の中を長く這い 太くて長い茎を出す
葉は長い葉柄があり水面に浮かぶ 基部は深い心形

葉腋から花柄を数本出し 水面上に3cm程の黄色い花を咲かせる
花冠は5裂し縁は細裂している
朝咲いて午後には閉じてしまう一日花
アサザの名前の由来との説がある
花期は7~9月
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ミスジハエトリ♂

2018-10-19 | 虫類


朝晩は大分寒くなってきたが 部屋の中にハエトリグモがピョンピョンしていた
成体は5~8月に現れるクモだと言うが随分と時季外れに出て来たもんだ

オスは頭胸部前端が赤く 頭胸部と腹部の両端に黒条がありこれを3本の筋とみなしてミスジハエトリと言う
メスは地味な黒褐色だが南に行くほど淡色になると言う

徘徊性のクモで葉や枝の上 人家周辺で歩き回って獲物を探す
大きさは6mmほどだった

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スグリゾウムシ

2018-10-18 | 虫類


葉の上の小さいゾウムシ スグリゾウムシだ
スグリはスグリ科の植物の事

幼虫で越冬して成虫は6~9月に見られる
幼虫はウジ虫型で土中で根を食べて育つ

成虫は丸い体形で上司に褐色の線が2本ある 口吻はあまり長くない
フサスグリ ミカン マメ イチゴなど多くの植物の葉を食べる
成虫のオスは男女群島には入るが他の地域では見られず メスが単為生殖で繁殖している
大きさは5mmほど
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アオマツムシ

2018-10-17 | 虫類


アオマツムシのオス(左)とメスが一緒に見られた
中国南部原産で明治時代に日本に入ってきた帰化昆虫

卵で越冬して成虫は8~11月に見られる
市街地に多く街路樹や公園の木の上 目の高さくらいの所に居ることが多い
鳴き声はリューリューリューと大きく響く

サクラ カキ モモなどの葉を食べる
食べる木の小枝の先に産卵する
繁殖力が強くあちこちでよく見かける
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