トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

白梅 紅梅

2014-02-28 | 樹木 草花
          

白梅紅梅梅の花が盛りだ
上段左から
塒出(とやで)の鷹枝垂 塒出の鷹 未開紅 八重海棠 大盃 
扇流し 雪の曙 春日野 紅千鳥 甲州最小(小梅の代表品種) 寒紅梅

ウメの園芸種は300種以上ある
野梅系 紅梅系 豊後系に分けられている

野梅系には梅酒に適した白加賀
紅梅系は枝の隋が赤いのが特徴 鹿児島紅など
豊後系は実梅として栽培が多い豊後

関東3大梅林・・水戸偕楽園 越生梅林 熱海梅園 いつか行ってみたいものだ

梅は食べても実(さね)食うな 中に天神寝てござる と言う諺がある 未熟の実には青酸配糖体が含まれ頻脈や血液上昇の急性疾患が起こる事が有る 子供のころに梅干しの種を歯で割って中の天神様をよく食べた

漢方薬では燻蒸して真っ黒になった実を「烏梅」と言って健胃 整腸 駆虫 止血 強心が有るとされている

東風吹かばにほいおこせよ梅の花 主なしとて春ぞ忘れぞ
菅原道真が太宰府に左遷された時の歌 この梅が太宰府に飛んで咲いたという飛梅伝説がある

梅は日本の文化とも言えて色々な話は尽きないがまた次回
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カンアオイ

2014-02-27 | 樹木 草花


山道の林内にカンアオイの花が咲いていた

常緑の多年草で茎は地を這い節が多く芳香が有る
花は暗紫色で2cm程の大きさ 10月から2月頃にかけて咲く
花弁は無く多肉な萼の先が3裂している

葉の形が葵に似ていて冬でも枯れずに緑色をしているのでカンアオイ(寒葵)
千葉から静岡県にかけて分布している
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クロツラヘラサギ

2014-02-26 | 野鳥


クロツラヘラサギは世界的な希少種
以前世界で1700羽しかいないと聞いた
日本では九州や沖縄で越冬しており良く見られるので出会っている回数は多い
そのクロツラヘラサギが都心の公園に渡来した

顔の前面が黒いのが名前の由来
冬鳥又は旅鳥 全長74cm
サギとは言うがペリカン目トキ科の鳥

浅瀬などに居り 嘴を少し開いて水に入れ左右に振りながら歩き 嘴に触った魚などを食べる
サギ類とは異なり首をまっすぐ伸ばして飛ぶ
今回の個体は嘴が淡色なので若鳥のようだ
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シノリガモ

2014-02-25 | 野鳥
  

色模様の綺麗なシノリガモが海辺に居た
「しのり」は夜明け 朝焼けの意味でこの鳥の美しい色彩を表現したものと言われる

写真はオスで特徴的な色彩と斑紋が有る メスは全体に灰黒褐色
オスの写真を撮るのに夢中でメスを捜さなかった 残念

主に冬鳥で本州中部以北に渡来し 岩の多い海岸や周辺の海上に居る
潜水して貝類やカニ エビ 小魚を食べる
よく岩礁に上がって休んでいる 全長43cm

下北半島の渓流で繁殖が確認されている
近年では他の場所でも繁殖している
岩の隙間や岩陰で営巣しメスが抱卵 育雛すべて行う
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ノキシノブ

2014-02-24 | 樹木 草花


かっては茅葺屋根の上や軒下に生えていたノキシノブ
茅葺屋根がほとんどなくなった今は苔むした古木や石垣に根茎を這わせて線形の葉を出しているのを見かける

乾燥すると縮んで耐え湿気を待つ
葉裏の胞子嚢群(ソーラス)は葉の上部に付く

シダの生活史には二つの異なる体を持つ時期が有る
一つは普段見ている葉の付いた状態 この時期は胞子をつけ散布している
もう一つは前葉体で胞子が地面に落ちて細胞分裂を繰り返してできる1cm程のハート形の体
配偶体と言いここで精子や卵子が作られて受精し成長すると普段目にするシダとなる
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コモチシダ

2014-02-23 | 樹木 草花


明るい崖地に垂れ下がるようにコモチシダが有った

葉の先端部分には葉片に切れ込みが少なく葉軸に翼が有る変わった葉だ
葉が厚く光沢もあり見栄えがする

コモチシダニ(子持羊歯)の名前は葉表に付く無性芽に由来する
葉の表にツブツブが見えるがこれが夏から秋にかけて芽となる
この芽が地面に落ちそのまま成長して親株となる
一方葉裏には他のシダ同様に胞子嚢があり 胞子でも繁殖するため子だくさんのシダである
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ホトケノザ

2014-02-22 | 樹木 草花


ホトケノザ(仏の座)は対生する葉を蓮の葉に 上に鎮座するスマートなピンクの花を仏に見立てたもの
別名サンガイグサ(三階草)は葉が段々に付くことによる

雑草界の女王と言っても良いほど早春から真冬にも何処にでも花を咲かせる
猛烈な繁殖力は 開花した花は同属の遺伝子と交わって新しい適応個体を作り
花の下部にあるひときわ美しい閉鎖花が閉じたまま自分で受粉して種をこしらえる

数が多く季節を問わず発芽するためどんどん増える
更には根っこにアツギケカビの一種通称VA菌が有り共生している
この菌は根っこに入り込み糖分を供給して貰い代わりに水分や養分や花を咲かせるのに不可欠な「リン」を供給する
この共生により可能になった超能力でわんさか花を咲かせる

これでめでたしかと思うとそうはいかない
ジャンジャン花を咲かせると栄養バランスがかたより体調を崩し 葉が白くなるウドンコ病にかかり易くなり花付や結実が激減したりする

万が一ウドンコ病が見られたらハサミで切り取って焼却でもしないと周りの植物にうつってしまう
要注意
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ノゲシ

2014-02-21 | 樹木 草花


雪の解けた公園でもうノゲシが花をつけていた

葉がケシに似ているのでノゲシの名が有る
秋に咲くアキノノゲシに対して別名ハルノノゲシと呼ばれることもある

ノゲシはヨーロッパ原産で世界中で見られる野草の一つ
日本には有史以前に中国を経て入ってきた
中国では苦菜と言われてその昔は食べられていた

花期は普通4月から7月 頭花は多数の舌状花
葉は柔らかく鋸歯の先がとげ状に尖るが痛くはない
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オカヨシガモ

2014-02-20 | 野鳥


全体に地味な色彩のオカヨシガモ
上下尾筒が黒色で愛称が黒パンツ
一見地味だが中雨覆が赤褐色 大雨覆が黒色 次列風切の中央部が白色で飛翔中は独特のパターンになる
派手さはないが胸から腹にかけても細か模様が有って綺麗だ
数が多くないこともあり人気者

主に冬鳥 北海道では少数が繁殖している
湖沼や河川に居て水草やイネ科の草の実を食べる
全長50cm
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ミコアイサ

2014-02-19 | 野鳥


ミコアイサ(巫女秋沙)に出会った (手前がオス)
オスは白い体にパンダを思わせる特徴的な黒い斑紋がある
オスの美しい色彩を巫女の衣装に譬えたもの
アイサ(秋沙)は「秋去り」から転じた このカモが来ると秋が去り冬が来るという意味
愛称はパンダガモ

冬鳥 北海道では少数が繁殖している
活発に潜水して主に小魚 貝類 甲殻類を捕える 大きさは42cm

数はそう多くないので見られればラッキー
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ベニマシコ

2014-02-18 | 野鳥


今年も出合いましたベニマシコ 左の赤いのがオス 右がメス
「ベニ」も「マシコ(猿子)」も赤い色を指す言葉

オスは成熟したものほど赤く春になると一層赤くなる
北帰行が早く3月半ばには小群れで北上し4月の半ばには通り過ぎてしまう

北海道や下野半島の原野で繁殖 藪の中に巣を作りオスメスが交代で卵を暖め仲が良い
全長15cm スズメ大だが尾が長い
冬の探鳥では赤い鳥を探すのが楽しみだがベニマシコは割合よく出会う
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オオヒルヤモリ

2014-02-17 | 小動物 他


ゲージの中に色の面白いヤモリが居た
マダガスカルに居るオオヒルヤモリ
ヒルヤモリ属の中では大形でオオヒルヤモリ おおきさは20~28cm
種類にもよるがある程度の変色能力があり環境などで体色を変化させることが出来る

樹上棲 昼行性で雑食 昆虫類 節足動物 小型爬虫類 果実 花の蜜など食べる
日本でも輸入されていてペットとして飼われている
3万円ほどはするらしい 結構高い
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アカバナマンサク

2014-02-16 | 樹木 草花


彩の少ない冬の公園でアカバナマンサクが目を引いた

本州日本海側~北海道にかけての山地に自生する落葉小高木
別名ベニバナマンサク
マンサクの仲間で分類上はマルバマンサクの品種の一つ
マルバマンサクはマンサクの日本海型変種

マンサク(花は黄色)は花が枝一杯に咲くので「満作」又は
早春に他の花に先駆けて「まず咲く」からの説が有る

花びらは赤く細長いのでたくさんあるように見えるが4枚
下の暗紫色が萼片で4枚
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福寿草の蕾

2014-02-15 | 樹木 草花


先週に続き積雪27cmの大雪
ずっしりと重たい雪で雪かきに疲れた

つもった雪をどかしたら福寿草の蕾がしっかりと出ていた
随分昔に植えて手入れもしていないのに毎年楽しませてくれる優れもの

春に先駆けて咲く春植物
春先に咲いて落葉樹の新葉が出る前の明るさを利用して花を咲かせ 林床が暗くなるころには地上の生活を終える
春の短命なものの意味で「スプリングエフェメラル」と言われる

大雪は降ったが春近し
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雪とコサギ

2014-02-14 | 野鳥


先週降った雪がまだ解けきらないのに今日も大雪
今夜も降り続けるようでどの位積もることやら

雪の中を鳥を求めてウロウロしていたらコサギが居た
シラサギ類の中では一番小さい
シラサギ類の中からコサギが認識されるようになったのは江戸時代からで「いっぱいさぎ」とも呼ばれた
小さいのでサカズキ一杯分しかないという意味で食用として食べていたらしい

主に留鳥 嘴は一年中黒い 足は黒く足指が黄色
全長61cm 魚やカエルなどを食べる
待ち伏せ 歩き回る 足で水をかき混ぜて逃げる魚を捕まえたりと採取方法は多彩
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