新宿御苑のカンザクラが満開だ
ヒヨドリが蜜を食べにやってきていた
カンザクラはヤマザクラとカンヒザクラの交雑から生じたと考えられている栽培品種
10月桜やフユザクラのように秋から咲き続けるものを除くと最も早く咲き始める
ヤマザクラの花はほぼ白色で開いているが カンヒザクラは赤みが強くあまり開かない花をつける
カンザクラは足して2で割ったようで 花は薄いピンクで開いて咲いていた
ヒヨドリ:都心でもどこでもいる鳥で 留鳥または漂鳥 おおきさ28cm
食べ物は雑食性ですごい
木の実40種類以上を始めとして花蜜 花芽 花弁 萼片 野菜の葉 昆虫類 小型の両生類爬虫類 小鳥のヒナ
2月に庭のビワの葉を食べているのを見たことがある
あんなかたいものを・・よっぽど食べるものが無かったのだろうか
桜に囲まれたヒヨドリは幸せそう・・ちと羨ましい
切り株の脇を掘ったらカブトムシの幼虫が出てきた
ついでにカブトムシの周りの土くれの中からフンも拾い出した
丸っこい土くれに見えるのがフン
日本に居るカブトムシは4種類
立派な角を持つのはカブトムシのオスのみ
クヌギやコナラの樹液を吸いに来るので布に蜜など含ませて木に付けておくと都心の公園でも結構やってくる
但し夜行性なので朝早くでないと見つからない
幼虫は腐植質を食べて一年で成虫となるため飼育しやすく飼っている人もいる
オスの角は木の上で他のオスと出会って喧嘩をするときに使う
相手の腹の下に角を差し込んですくい上げ投げる 中々の大技だ
喧嘩に勝ったオスは良いエサ場を確保できメスと交尾することが出来る 万々歳だ
葉が斑入りのアオキがあった
斑入りは園芸種なのだが この葉っぱ 不思議なことにぴったり半分が黄色
つまりは葉緑素が無い
なぜだか原因は全く不明
アオキ:ミズキ科 一年中青い葉をつけているからアオキ 枝がいつまでも青い(緑色)とか諸説あり
最近知ったのだがアオキは食べられるし薬用効果もある
薬用効果:葉はやけど 凍傷 腫れ物に効く 生葉を火でドロドロになるまで煮て患部に張るとよい
食べ方:2~3月頃新芽を指で千切りとる まだ花が開く前で玉のような状態になっているのが良い
やや苦みが強いので茹でて油いためや佃煮 白和え 塩漬け 天ぷらなどにして食べる
庭に植えもしないアオキがやたらと出ているので食べてみよう
ユリの園芸種でアラカワユリと言うのだそうだ
庭にある果を分けて貰った
ユリの果は冬になっても残り 細長い柄を風に揺らしながら 時にパラパラと翼の付いた種を飛ばしている
果を作るユリの多くは蕾の時は下を向き 花は横向き 果は上向きになる
上を向いた果は中に翼の付いた種を沢山抱え 細い柄を揺らす
強い風が吹くと大きく揺れて中の種が沢山こぼれ風の乗って散ってゆく仕掛けになっている
ユリ科の仲間は非常に多い
世界で3700種以上もある
変化にも富んでいてユリ科を祖先にして多くの単子葉植物が進化したと考えられている
オニユリ ヤマユリ カノコユリ スカシユリ ウバユリ テッポウユリ・・たくさんある