トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

イノコヅチカメノコハムシ

2018-05-31 | 虫類


金色に輝くハムシの仲間でイノコヅチカメノコハムシ

成虫で越冬して4月から10月にかけて見られる
イノコヅチなどの葉に集まる普通種で 広葉樹林の林縁で見られる
主にイノコヅチの葉を食べる

春になると冬眠状態から覚めて食草となる葉などを食べて成熟する
メスはオスと交尾したのち食草の葉表に卵を1個ずつ産み付ける
幼虫は葉上で育ち生長すると葉表で蛹化する
新成虫は夏から秋にかけて出現し越冬する
大きさは6mm程
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コムラサキ

2018-05-30 | 虫類
 

コムラサキが地面におりて給水中 時々翅を動かしていた
中型のチョウでオスの表翅は瑠璃色に輝く メスは淡い茶褐色

幼虫で越冬して成虫は5月から9月頃まで見られる
食草はネコヤナギ カワヤナギ シダレヤナギなどヤナギ科
河畔林や湿地帯 渓谷の他都市公園や街路樹でも見られる
日中樹林の林冠部など高い所を飛び 樹液や獣糞などに集まる他 河原や湿った地面にもおりて給水することも多い
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ギンヤンマ(訂正)→アオヤンマ溺れる

2018-05-29 | 虫類
 

どうしてこんなことになったのか・・ギンヤンマが溺れて水面をバタバタしていた
暫く頑張って水辺に生えているカキツバタに捉まってやっと上がり難を逃れた
思わず拍手!!

ギンヤンマ:緑色が鮮やかなヤンマ 子供の頃はギンヤンマを捕まえると嬉しくて仕方がなかった

ヤゴと呼ばれる幼虫で越冬して水中で生活し 水生昆虫などを食べて成長し 蛹にはならず不完全変態で成虫になる
成虫は4月から10月まで見られる 食べ物は肉食で虫類
池などの止水に生息する主要なトンボの1種で 水草のある水辺を象徴する指標種

オスは腹部が水色で メスは黄緑色が強い
大きさは7cm程と大型のヤンマ

追記:
コメントを頂きました ギンヤンマは間違いでアオヤンマだそうです 教えて頂いて有難うございます
緑色のヤンマはギンヤンマとばかり思いこんでいました

アオヤンマ:腹部3節がくびれず全体が寸胴型をした大型のヤンマ 大きさは7cm程
成虫は5~8月に見られる 全身が鮮やかな黄緑色か青緑色
主に平地のヨシなどが茂る池沼や湿地に生息する
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イチモンジチョウ

2018-05-28 | 虫類


イチモンジチョウが花に止まってくれた
チョウは裏表の色彩や柄が全く違うものが結構いて面白い

イチモンジチョウは中型のチョウで 表は黒色の地で中央に一本の白い帯が見える
裏は橙褐色の地色で明るい色をしている

幼虫で越冬して春に蛹になり 成虫は5月頃から見られる
幼虫の食草はスイカズラ キンギンボク タニウツギなどスイカズラ科
都市部では少なくなってきているが 平地から山地の林縁や低木林になどでは普通に見られる
日中やや高い所から樹冠部を飛び リョウブ ガマズミ スイカズラなど各種の花を訪れる
地上で吸水なども行う

イチモンジチョウ(表翅)(7月のもの)
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イチゴの花

2018-05-27 | 樹木 草花


イチゴ狩りに行ってイチゴで満腹して大満足
温室もそろそろ終わりで隅に花が咲いていた

普段食べるイチゴはバラ科オランダイチゴ属の仲間で これはゴマのように見える黒い粒粒が実で 食べるのは花托(花びらなどが付く部分)が膨らんだ部分

オランダイチゴは北米産のバージニアイチゴと南米産チリイチゴの人工雑種
バージニアイチゴは香りが豊かだが小粒 チリイチゴは大粒だがあまり香りが無い
この両親種の良い遺伝子を受け継いで誕生し食べられているのがオランダイチゴ

美味しいイチゴではバラ科キイチゴ属のイチゴがある
ラズベリーや公園などで良く見るモミジイチゴなどが含まれる
小さなツブツブがありこの一粒一粒が果実で果実の集まりを食べる
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オオバウマノスズクサの花

2018-05-26 | 樹木 草花


花とは思えないようなおかしな形の花オオバウマノスズクサ
ウマノスズクサの名は果実が熟すと基部から6裂して 果柄も6裂しぶら下がり馬の首に付ける鈴に似ていることから付けられた

ウマノスズクサ科の山地に生えるつる性の木本
花は3~5月に咲く
葉腋に横から見ると管楽器のサキソフォンのような形の花を1個付ける
花弁は無く萼片が筒状に合着している変わった形をしている
正面から見ると黄色の萼片に紫褐色の筋が目立つ

果実は6cm程で6稜がある
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コバノズイナの花

2018-05-25 | 樹木 草花


ユキノシタ科にズイナ(瑞菜)と言う日本固有種の木がある
若葉が食べられることから嫁菜の木の別名がある
その仲間で明治の初期に渡来した葉がずっと小さい木でコバノズイナと言う

落葉低木で株立ちになる
葉は互生で 葉身6cm程の倒卵状楕円形 
花期は5~6月
枝先に10cm程の総状花序を出し白色の小さな花を多数つける
花序の軸は赤紫色を帯びる
花弁は4mm程の線形 萼片も線形

果実は蒴果で大きさ5mm程
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キンクロハジロ

2018-05-24 | 野鳥


池にキンクロハジロがオスメス各3羽 ハシビロガモ ホシハジロなどがまだ残っていた
もうとっくに北帰行をしている5月にこんなに残っているとは・・・
もしかして越夏する積りカモ それともこれから渡りをする積りカモ

キンクロハジロ:ハジロは黒い翼の一部が白いカモの事で 「金目黒羽白」が変化したもの
冬鳥 北海道では少数が繁殖している
湖沼 河川 内湾などに居る
水面を動き回っては潜り 貝類やカニエビなどの甲殻類 水生昆虫類のほか水草も食べる

写真左がオス右が雌 黒っぽい顔に金色の目が目立ち後頭に冠羽がある
大きさは40cm
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チュウサギのコロニー

2018-05-23 | 野鳥


大きくもない池のほとりにチュウサギがコロニー(集団繁殖地)を作っていた
ウ類やサギ類はコロニーを作り繁殖を行うが 多くは樹木に巣を懸けて子育てをする
ここでは池の淵の地面に巣を作り子育てをしていて 初めて見る風景だった

夏鳥 暖地では一部留鳥
草地 水田 湖沼などに居る
コロニーを作り繁殖し 早朝から営巣地から採餌場までヒナにエサを与える為行き来する
繁殖後は日中は採餌場に居て 夕方にねぐらに帰る
カエル トカゲなどの他魚類や昆虫類も捕る
最近数が減っていると言われている 日本版レッドリスト準絶滅危惧種

雌雄同色 夏羽では嘴が黒く胸元と背に細い飾り羽がある
大きさ68cm コサギより大きくダイサギより小さい
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オオヨシキリ

2018-05-22 | 野鳥


ヨシキリ類はヨシなどの茎を切って中の虫を食べることからの命名で大型種がオオヨシキリ

夏鳥
平地から山地の主に吉原 灌木の点在する草地にも入る
草の中を飛び回り昆虫類やクモ類などを採食する
数か所のソングポストを移動して大きな声でギョギョシ ギョギョシなどと囀り 夜でも少し鳴くことがある
俗名を行行子(ぎょぎょし)と言っている

雌雄同色 オリーブ褐色の体 直立した止まり方をする
口の中が橙赤色で目立つ
大きさは18cm
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キビタキ

2018-05-21 | 野鳥


今日は24節気の小満 生き物が成長し始めて満ち始める季節

今年もキビタキにばっちり出会えた
鳴き声姿共に美しく 暗い林の中でも胸のオレンジが見えた時はドッキリする新緑の似合う鳥

夏鳥 ゴールデンウィークの頃にやって来て秋遅くまで留まっている
平地から山地の林に居る
木の中ほどの枝に垂直に止まりよく囀っている
ホイヒーロ オーシツクツクなど変化に富んで響く声で囀る

オスは黒色の上面と鮮黄色の下面 黄色の眉斑 翼に白斑
メスは全体にオリーブ褐色で喉と腹は淡色
葉や枝に居る昆虫類やクモ類を捕り 空中採食もする
大きさは14cm
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ホソヒラタアブとマルバウツギ

2018-05-20 | 虫類


マルバウツギの花に集ってお食事のホソヒラタアブ
花粉の出る雄しべにぴったりのサイズで雄しべの先端が体に触れている

ホソヒラタアブ:大きさは1cm程で名前の通り細くて平たい体つきをしている
成虫で越冬し3月から10月頃まで見られる
花によく来る身近なハナアブの仲間で花の蜜や花粉を食べる
虫媒花の送粉者として随分と活躍している

メスはアブラムシのいる場所を探して産卵する
孵った幼虫はウジ虫型で草花の上でくらし アブラムシやカイガラムシを捕食する
アブラムシなどの天敵として重要

マルバウツギ:関東以西に生えるユキノシタ科の落葉低木 日本固有種
花は4~5月 枝先に円錐花序を出し白い花を上向きに付ける
花弁は5個 長さ10mm程の長楕円形でほぼ閉会する
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ベニシジミ

2018-05-19 | 虫類


小さな赤い蝶がヒラヒラ
ベニシジミは小型のチョウ 表は黒褐色で前翅中央部が広く橙赤色で綺麗な蝶
夏には黒化して紅橙色が目立たないものも出現する
平地から山地の草原 路傍や農地周辺などの小さな草地にもいて 都市公園でも見られる

幼虫で越冬して 成虫は3月終わりころから見られる
幼虫の食草はスイバやギシギシなどタデ科植物
成虫は活発に飛翔し タンポポ類 ヘビイチゴ ヒメジョオンなど多くの草本の花を訪れる
草の上などに良く止まってくれる
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シロオビアワフキの幼虫

2018-05-18 | 虫類


草ッ葉の茎に有った泡を少しどかしたら シロオビアワフキの幼虫が出て来た

卵で越冬して春になると孵って幼虫となる
幼虫は腹部からの分泌物と空気を混ぜ合わせて泡を作り その中で樹液を吸って成長する
泡は乾燥を防ぎ 捕食者や寄生からも守ってくれる

6月頃から成虫が現れる
成虫は前肢中央に斜めの白色体がある
成虫も食べ物は樹液で大きさは11mm程
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フクラスズメ幼虫

2018-05-17 | 虫類


ヤガ科の仲間で 体は薄黄色で背中に黒い横線が入っている大きくて派手な蛾の幼虫
面白いのは刺激すると頭の方を左右に振って威嚇してくる

成虫で越冬して3月~10月頃まで見られる 成虫は冬でも見られることがある
カラムシ ヤブマオ イラクサなどイラクサ科の植物が食草
幼虫のイモムシも大型で8cm程有る
成虫も開張で9cm程と大型の蛾
成虫は夜間クヌギやコナラの樹液に良く集まる

ヤガ科は小型種から大型種まで様々で 翅の閉じ方も広げる 筒状 立てるなど色々ある
成虫は夜行性で明かりに飛来する種が多い
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