トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ヤミイロカニグモ

2024-06-30 | 虫類


前2脚は太くて長い
この2脚を大きく広げながら横に歩く姿から、カニグモの名が付いている
更にオスは黒褐色の真っ黒黒でヤミイロと付けられた

成体は4~10月に見られる
都市部から山間部まで広く生息している
神社、寺院、公園などの樹木や草の上を歩き回って獲物を探す
狩猟行動は徘徊性で、網は張らない

腹部に2本の縞模様がある
オスは歩脚の先端以外は黒褐色、出会ったのはメスで茶褐色をしている
体長はオス4~7mm、メス6~10mm
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イソシギ

2024-06-29 | 野鳥


特に磯に多いということもないが、イソシギ
江戸時代の古名は、「かわちどり」「ぴいぴいしぎ」でこの方がしっくりくるかも

留鳥
北方のものは冬には暖地へ移動するので、中部地方北部以北では夏鳥
河川、湖沼、水田、干潟などに居る
繁殖は河川中流域で行い、草地の草の根元に枯草などで簡単な巣を作る
秋冬には海岸や干潟にもいる
浅い水辺を腰を上下に振りながら歩き、飛び交うユスリカを捕ったり水中から水生昆虫の幼虫をとったりする

雌雄同色
翼の付け根に食い込む白色部が目に付く
頭上から体の上面は灰黒褐色で下面は白い
顔から胸にかけては灰褐色の縦斑が密にある
大きさ20cm
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アカゲラ

2024-06-28 | 野鳥


赤、黒、白の色具合が美しいポピュラーなキツツキ
特に赤い部分が目立つということで、江戸時代中期からアカゲラの名で知られている
キツツキの枯れ木を叩いて音を出す「ドラミング」は、音を遠くに響かせてつがい相手の募集や縄張り宣言、ペアーの近距離でのコミュニケーションに使われている

留鳥 少数が漂鳥または冬鳥
山地の広葉樹林に住んでいる
林内の行動が多いが、草地や未舗装の道路、農耕地の地上で採食することもある
昆虫類を好んで食べ、秋冬には木の実も採食する

雌雄ほぼ同色
背中の逆八の字の白斑が目立ち、淡黄褐色で無斑の胸、頭上は黒い
オスは頭と顎線が黒く、後頭は赤い
メスには後頭の赤色が無い
全長24cm
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ホトトギス

2024-06-27 | 野鳥


林の中から独特の鳴き声が響いていた
昔から数多くの詩歌に詠まれたホトトギス
名前は鳴き声から来ていると言われ、ホトトキと言う聞きなしに鳥を示す接尾語スをつけたものと言われる

夏鳥
5月頃渡って来て、高原、林、草地などに居る
主に蛾類の幼虫(イモムシ、ケムシ)を食べる
托卵性で、主にうぐいすに托卵して育雛させる
林の中からは、ウグイスの声も盛んにしていたので托卵のチャンス狙いでここに居るのかもしれない

オスはキョッキョ、キョキョキョキョと鳴き、独特のイントネーションで、
「天辺欠けたか」「特許許可局」などと聞きなしされている
夜間も鳴き、飛びながら鳴くこともある

雌雄同色
上面は灰黒色で、喉から胸上部は灰白色
胸は白く、灰黒色の横線が11本くらいある
全長28cm、似ているカッコウ、ツツドリより小さい
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カイツブリ

2024-06-26 | 野鳥


カイツブリの若が親の後について、泳ぎ方の練習中らしい
少し離れてあと2羽いるので、雛は4羽の家族らしい
カイツブリの語源は「カキツムグリツ(掻いたり潜ったり)」の略とか、カイは京畿の方言で「たちまち」の意味で、ツブリは水に潜る音から来ている、とか、体型を表す語であるとか諸説ある
滋賀県の県鳥

留鳥
主に平地の池や湖沼、河川の下流部に住む
北方のものは冬には暖地へ移動する
盛んに潜水して、小魚や水生昆虫などを捕えて食べる
水草、杭、ヨシの茎などに水に浮いているように見える巣を作る

雌雄同色
夏羽の頭は黒く、顔から頸は赤褐色
冬羽は全体にやや淡色になる
全長26cm・・日本で見られるカイツブリ類では最小
孵化して2~3か月の若鳥は、頸から上が白と黒の縞模様がある
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クロツグミ

2024-06-25 | 野鳥


オスは頭から上面、尾にかけて黒い
出会ったのはメスらしい

夏鳥
比較的明るい林などに居て、繁殖期以外は1羽で居ることが多い
林内を飛んで移動することが多い
落ち葉や土を嘴でかき分けて、ミミズ類や昆虫の幼虫などを採食する
秋には木の実も食べる

鳴き声は、キョロイ、キョロイ、キョコキョコ、コケエコ、ケコ、コキーヨなどと囀り、声量が有り音楽的

オスは頭から胸と上面が黒い
腹から下尾筒までは白く、脇腹に黒斑がある
メスは上面が淡い黒褐色で、下雨覆いは橙色をしている
大きさは22cm
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ヨシゴイ

2024-06-24 | 野鳥


ヨシ原、湿地などに生息するので「ヨシ原のゴイサギ」の意味でヨシゴイと呼ばれている

夏鳥として九州以北にやって来る
ヨシ原、水田、湿地、湖沼、河川などにいる
一日中茂みの中で活動して、主に魚類を捕り、小型のエビ類、ザリガニ、カエル、昆虫類も捕る
水際やヨシの葉に止まって上から覗き込み、素早く嘴で捕らえる

雌雄ほぼ同色
オスは上面が茶褐色で、頭頂は青味のある黒色
喉からの体下面は淡い黄白色で、淡茶褐色の縦線が中央にある
メスは頭の暗青色は後頭だけで、喉の下の縦線は、はっきり5本ある
大きさは37cm、日本で見られるサギ類では最も小さい
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キリ

2024-06-23 | 樹木 草花


キリの薄紫の花が咲いていた
材は日本の樹種の中で最も軽く、木目が美しく狂いが少ない
たんす、琴、下駄、金庫の内張りなどに使われている

ゴマノハグサ科の落葉高木で高さ8~15mになる
中国中部原産で、古くから各地で栽培されていて野生化しているものもある

花期は5~6月
枝先の大きな円錐花序に淡紫色の花を多数つける
花冠は5cm程の筒状鐘形で、上部は5裂し裂片は平開する
雄しべは4個で、下側の2個は長い

果実は蒴果
3cm程の長さで先は尖り、熟すると背面から2裂する
種子は3mm程、扁平で縁に硬い翼がある
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ウリノキ

2024-06-22 | 樹木 草花


葉の形がウリに似ていることからの名前

ウリノキ科の山地の林内に生える落葉低木
ウリノキ科はウリノキ属の1属20種ほどの小さい科

花は6月に咲く
葉腋から出た集散花序に白い花が咲く
花弁は6~8個で、3cm程の線形
外側にクルリと強く巻いて独特の面白さがある
雄しべは6~8個有り、3cmほどあり長い
葯は黄色で花糸とほぼ同長
花柱は1個で雄しべより長い

果実は核果
果実は8mm程の楕円形で、藍色に熟す
中の核は1個、7mm程で不規則な溝がある


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キンシバイ

2024-06-21 | 樹木 草花


公園などの植え込みによく見かけるキンシバイ

オトギリソウ科の常緑又は半常緑の低木で高さ1m程になる
中国中南部原産で日本には1760年に渡来したとの記録がある
現在では寒冷地を除き、各地で庭木、公園樹、道路沿いの植え込みなどに植えられている

6~7月、枝先に4cm程の黄色の花を付ける
花はカップ状になっている
雄しべは多数あり、約60個づつ5つの束になっている
雄しべは花弁より短い

果実は蒴果
長さ1cmの卵形で熟すと5裂して、種子を多数出す
種子は8mm程の円柱形
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ホザキナナカマド

2024-06-20 | 樹木 草花


優美な花がひっそり咲いていた
ナナカマドは材が燃えにくくて、7度かまどにくべても燃え残るということからの名前

バラ科の落葉低木、高さ3m程で株立ちになる
花期は7~8月
枝先に円錐花序を出し、5mm程の白い花を多数つける
雄しべは5個ほどで、花弁より長く突き出る
因みに同属のニワナナカマドは、雄しべが花弁と同長か短い

葉は互生
20cm程の奇数羽状複葉で小葉は7~11対、長さ4~10cmの広披針形
縁に重鋸歯がある
果実は袋果
5mm程の長楕円形で、9~10月に熟す
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ナギ

2024-06-19 | 樹木 草花


ナギの雄花と雌花
熊野信仰との結びつきの深い木で、葉をお守りにする
海が凪(ナギ)るように祈った
また、葉は縦に細い並行脈があり、横にはなかなか千切れないので、お金や人との縁が切れないようお守りにした
葉の形がミズアオイ科のコナギ(古名はナギ)に似ているので付いた名前

マキ科の常緑高木、高さ20m程になる
樹皮は赤褐色で、ヒメシャラやリョウブのように所々大きく剥がれる
葉は対生、節ごとに90度ずつ葉が捩じれるので2列状に見える

花は雌雄別株で、5~6月に咲く
雄花も雌花も前年の葉腋に付く
雄花は円柱形で、数個づつ束生する
雌花は鱗片が数個有り、胚珠が普通1個付き変わった形をしている
胚珠の下方には花粉を取り込む珠孔が見られる

花の後肥大した雌花の鱗片に包まれ、1.5cm程の核果状になる
始めは緑色で白い粉をかぶり、10月過ぎに熟すと褐色になる

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ハコネウツギ

2024-06-18 | 樹木 草花


ハコネウツギは、咲き始めは花が白いが次第に紅色に変化する
変わって行く様子が面白い
名前に反して、箱根には少ないという
日本固有種

スイカズラ科の落葉小高木、高さ5mほどになる
初めから濃紅色の花を咲かせるベニバナハコネウツギや、花が白いままのシロバナハコネウツギなどもある

花は5~6月に咲く
枝先や葉腋に2~3個づつ花を付ける
花冠は3cm程の漏斗形で、上部は5裂する
花筒は上半部で急に鐘状に広がる
雄しべは5個、花筒とほぼ同長
雌しべは1個、花筒から少し突き出る

果実は蒴果
3cm程の円筒形で、11月頃に熟すと裂開して種子を出す
種子は多数あり、1.3mmの楕円形で翼がある
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ナツツバキ

2024-06-17 | 樹木 草花


夏にツバキに似た白い花を咲かせ、散る時は花ごと落ちる
日本では越冬できない仏教の聖樹サラノキ(沙羅双樹)に擬せて、シャラノキの別名もある

ツバキ科ナツツバキ属の落葉高木、高さ15m程になる
ナツツバキ属は世界で8種あり、うち日本では3種、ナツツバキ、ヒメシャラ、ヒコサンヒメシャラがある

花は6~7月に咲く
本年枝の葉腋に5cm程の白い花を付ける
花弁は5個、縁は波打ち細かい鋸歯がまばらにある

果実は1.5cm程の蒴果
9月過ぎに熟して5裂する
種子は6mm程で、翼の有るものと無いものがある

樹皮は滑らかで、10年目くらいになると、古い樹皮が薄片状に剥げ落ちて、灰白色や赤褐色の大きな斑紋になり模様が面白く印象的


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ジャカランダ

2024-06-16 | 樹木 草花

新宿御苑でジャカランダの花が咲いた
かなり大きい木なのだが、この木に花が咲いたのは初めての事と言う

ノウゼンカズラ科の南米産の落葉樹
和名は紫雲木(しうんぼく)
花は5~6月に咲く
青紫色の房が垂れ下がるように咲く
ホウオウボク、カエンボクと合わせて世界3大花木の一つ

葉は対生で2回羽状複葉
小葉は長楕円状菱形で、1cm程
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