トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

アブラムシ

2016-01-31 | 虫類


ネコヤナギの葉の裏にアブラムシがびっしり付いていた

アブラムシという名前は「油を分泌する虫」の意味で 排せつ物として分泌する甘露が葉に付着した様子が油まみれに見えることから付いた名前
ゴキブリもアブラムシと言うことがあるが俗称でアブラムシとは遠い関係である
アリマキの別名もある アブラムシの出す甘露を求めてアリがやってくるので アリの牧場の意味である
結果的にアリはアブラムシの天敵のテントウムシなどを追い払ってくれるという共生関係がある

アブラムシはセミやカメムシに近縁な昆虫で 植物から汁を吸って生活している
口吻にある針状の口を使って植物の師管(栄養の通り道)を探り栄養を取っている

アブラムシはほとんど無防備で天敵に食べられ放題だが 単性生殖と卵胎生の両方の生殖方法を持っており繁殖能力の高さで対抗している
増殖能力があり生態系の中では低次の消費者として自然を支える役目を果たしている
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カンザクラ

2016-01-30 | 樹木 草花


カンザクラが満開だ

サクラと言えば春 春と言えば桜なのだが 日本では一年中どこかで桜が咲いている感じがする
秋には早咲きの二期生の桜が紅葉と一緒に見られたり 冬に入るとフユザクラ カンザクラ更に河津桜ももうすぐ咲きそう 

カンザクラはヤマザクラとカンヒザクラの交雑からできた園芸種
寒い時期から咲くので 花色が淡く一重のフユザクラと混同されやすい
フユザクラのように秋から咲き続けるものを除くと 早咲きの桜の中でも特に早く開花する
太平洋側を中心に各地で栽培されている
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ウメ

2016-01-29 | 樹木 草花


♪ウメ~は咲いたかー桜はまだかいな(^^♪
ウメがあちこちで咲き揃ってきた
写真左から新夏至 白加賀 八重寒紅 八重野梅 麝香梅

ウメは園芸品種も多く500種以上あると言われている
園芸品種は野梅系(やばいけい) 紅梅系 豊後系 杏系に分けられている

花も楽しいが 農水省の公表では実の収穫量は和歌山県が72400トンで断トツ一位 群馬県が2位で5400トン

関東3代梅林・・水戸偕楽園 生越梅林 熱海梅園

2年ほど前に青梅の梅公園へ行ったときに プラムボックスウィルスという植物ウィルスに感染して ウメの木を全て切って焼却するのでその年で梅祭りは最後と言うことがあった その後どうなったか・・
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ヒクイナ

2016-01-28 | 野鳥


今シーズンはクイナの仲間の当たり年かも
まずヒメクイナを見てその後クイナに出会い今度はヒクイナと来た

東北以北では夏鳥でそれより南では留鳥または漂鳥
水田や湿地に居て主に昆虫類 魚類 甲殻類を食べるが木の実やイネ科の種子も食べる
胸腹が赤褐色なので緋色のクイナの意味でヒクイナと言う

雌雄同色 大きさ23㎝
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マヒワ

2016-01-27 | 野鳥


ヒワはアトリ科の鳥の総称で「ひはやか」(小さく繊細でたおやかなこと)からきた語
ヒワ類は体が小柄で鳴き声の印象も繊細なためと言われている

主に冬鳥 北海道で少数が繁殖している
秋になるとシベリアから群れでやって来てまず亜高山に到着する
秋が深まると低い山に下りてきて大好きなカバノキ類やハンノキ類の種子を食べる
繁殖期には大量の種子を「そのう」に蓄え吐き戻して雛に与える
種子だけで子育てをする菜食主義者だ

オスは頭と喉が黒く全体に黄色や黄緑色
メスは上面が緑黄色下面に黒褐色の縦斑がある
大きさ12㎝

こえせずと色こくなるとおもはまし やなぎの芽はむひはのむらどり(西行)
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トモエガモ

2016-01-26 | 野鳥


顔の独特の模様を巴の文字に見立てトモエガモ(巴鴨)の名で呼ばれる
古名は「あぢ」で肉が美味しかったようだ

冬鳥 本州以南の日本海側に割合多く 太平洋側では渡来数は少なく居れば人気が高い
顔の黄白色と緑黒色の斑紋 胸の縦の白線とオスの顔の模様は特徴的
夕方に水田や河川に飛んでゆきイネ科植物などを食べる
メスは全体褐色で顔の前面に丸い白斑がある
大きさは40㎝でコガモ(38㎝)より少し大きい
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トラツグミ

2016-01-25 | 野鳥


体の模様をトラに見立ててトラツグミという
昔は夜鳴く恐ろしげな声から「ぬえ」という妖怪と思われていた

漂鳥又は留鳥 北方のものは冬には暖地に移動する
冬には市街地の公園でも見られることもある
林内や林縁の地上でミミズや陸生貝類などを捕らえ 越冬中はアブの幼虫や木の実も食べる

食餌や子育ては日中するが囀るのは夜から明け方だ
繁殖期の夜間から早朝に「ヒィーイ」と言う声を5~10秒間隔で繰り返し鳴く
大きさ30㎝ ツグミの中では最大 体重はツグミの2倍 雌雄同色
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ウソ

2016-01-24 | 野鳥


大寒波の影響で奄美大島に115年ぶりの雪が降ったそうだ

亀戸天神では1月24日と25日 湯島天神では25日にウソ替えの神事が行われる
昨年一年間についた嘘や災いを木彫りのウソを変えることで清算し 神前で天神様の誠心に取り換えて幸運を頂くという神事

ウソの名は口笛を吹く意味の「うそぶく」が語源で この鳥の鳴き声のフイッフイッが口笛のようなので付けられた

本州中部以北の亜高山帯の針葉樹林で繁殖し 冬は各地の低山や丘陵地の落葉広葉樹林に移動する
小群れで活動し昆虫やクモ 木の実や葉 花芽などを食べる
春先には梅園やサクラの名所で蕾を食べてしまうので嫌われることもある
オスは頬から喉にかけて紅色 メスは頬から下面にかけて淡い灰褐色
大きさは16㎝
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シロオビフユシャク

2016-01-23 | 虫類


ヒラヒラと蛾が飛んできて止まった
似た仲間が多いのだがシロオビフユシャクらしい

○○フユシャク ○○フユナミシャク ○○フユエダシャクと名がつけられている蛾の総称をフユシャクという
フユシャクは他の虫たちが活動しない冬に現れる変わり者
冬季に成虫が現れ 生殖活動を行い産卵する
天敵がいない冬に活動するように進化したと言われている

メスは翅が無いかあっても小さくて飛べない 寒さ対策で体温を奪う翅を縮小させた
フェロモンを出してオスを呼び寄せて交尾する

多くの場合口吻が無いか有っても縮小して食餌を取らない
氷点下になる気温の中で凍結の原因となる食餌は取らないと推定されている

天敵のいない冬に進出したのは良いけれど こうしてみるとまるで寒さが天敵だ
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ウスアカフサヤスデ

2016-01-22 | 虫類


ケヤキの樹皮の下にムカデ状の小さな虫がいた
ウスアカフサヤスデらしい
フサヤスデ目フサヤスデ科の虫でこの科は2科3属5種(3種+2亜種)の小さい科
同じ仲間にハイイロチビフサヤスデ イソフサヤスデなど似た仲間がいる

ウスアカフサヤスデは4㎜程で淡褐色をしており 尻には長めの白い毛の束がある
虫の死骸などを好んで食べる
一年中居る
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マユミの中のメジロ

2016-01-21 | 野鳥


今日は24節気の大寒 一番寒い季節

マユミの実がピンクに熟した
メジロがやってきて盛んに啄んでいた

マユミはニシキギ科の落葉小高木
枝が良くしなり弓を作ったのでマユミ(真弓)と言う
花は5月頃に咲き緑白色で1㎝程の小ささ
秋も深まるころ実が熟しピンク色の果皮が裂けて 橙赤色の仮種皮に包まれた種子が顔を出す
仮種皮はオイルをたっぷり含み 手に取るとハンドクリームを塗ったように広がる
サイズも小鳥サイズで鳥たちは大好きな実だ
ただしアルカロイドも含まれ人が食べると毒だそうだ

メジロは留鳥 山地や北方のものは10月頃から暖地に移動する
この時は群れになり 多くの鳥は夜に移動するがメジロは昼間移動する
小さいうえに高い所を飛ぶので見られないが よく目を凝らすと小さいノミのような黒い粒がピンピン飛んでいるそうだ
昆虫類も食べるが花蜜が好きでよく吸い カキなどの木の実も食べる
メジロの舌先は筆状になっていて蜜を絡めやすくなっている
大きさ12㎝ 雌雄ほぼ同色

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オウバイ

2016-01-20 | 樹木 草花


花の少ないこの時期に黄色いオウバイが一輪だけど咲いていた

モクセイ科の落葉小低木
中国原産で中国名は「迎春花」 素敵な名前だ
日本には17世紀に渡来した

枝は緑色で4稜あり つる状に伸びて垂れ下がり地面についたところから根を出す
花は葉の展開前2~4月に咲き 2㎝程の黄色いウメに似た形の花を付ける
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キハダエビグモ

2016-01-19 | 虫類


樹皮の下にいたキハダエビグモ
非常に扁平で普段は樹皮裏などの隙間に潜んでいることが多い
じっとしていると木肌の名前のように樹皮と同じ色なので気づきにくい
わら巻きの中でも見られ亜成体が多いが 幼体や成体でも混じって越冬している
越冬のための住居は作らないで そのまま越冬する
夏に樹皮に産卵し覆いかぶさるように保護している

徘徊性のクモで網は張らない
大きさは5mmくらいあった
エビグモの仲間では最も一般的なクモ
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ヒヨドリ

2016-01-18 | 野鳥


東京は初積雪 郵便受けの上には20㎝近く積もっていたが発表では積雪5cmとか
庭のビワの木にヒヨドリがいた 雪をバックにパチリ

ヒーヨヒーヨと鳴くのでヒヨドリ
日本列島周辺にのみ生息する準日本固有種
今ではどこでも一年中数多くみられる鳥だが このような生息状況はごく最近(1970年代)のことで もともとは山地や北国の森に居て 冬になると都会にやってくる漂鳥または冬鳥だった

食べ物はほとんど雑食性に近い
植物質では木の実 花蜜 花芽 花弁 萼片 野菜の葉など
近年では野菜の葉を食べるので鳥害対策の研究対象にもなっている
昨年の今頃庭のビワの葉っぱを食べているヒヨドリを見たことがある
今日のヒヨドリはマンリョウ センリョウの実は見向きもせず フユサンゴの実を5個も食べて去った 好みはあるようだ
動物質では昆虫類 小型の両生類や爬虫類時には小鳥の雛など

雌雄同色 大きさ28㎝中型の鳥
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ノスリ

2016-01-17 | 野鳥


林の中に綺麗な個体のノスリがいた
真っ白のショールを掛けたような肩から胸 奴さんのヒゲみたいな胸の模様 胸から下の白と中々の色模様だ

主に本州中部以北で繁殖し留鳥 四国以南では冬鳥
主食はネズミ 開けた草原のようなところで狩りをする
小鳥やリス ヒキガエルなども雛の餌にする
大きさ55cm 雌雄同色だが羽色や模様に個体差がある
この白くて綺麗な個体は若鳥かもしれない 
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