トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

カナヘビ

2024-08-31 | 小動物 他


ブロック塀にカナヘビ(ニホンカナヘビ)がよじ登っていた
我が家の住人は、カナヘビ(名前はヘビオ)とヒキガエル(ガマー)そしてヤモリ(ヤモチャン)の3種が居て、気が向けば時折顔を出す

カナヘビ(ニホンカナヘビ):
ヘビと付いているがもちろんトカゲの仲間
日本中に居て、トカゲの仲間では最も普通に見られる
出会った個体は、まだ色も出ていなくて体も小さいので、今年生まれの幼体のようだ

平地から低山地の林縁部や草地に居るが、人家の庭でも見られる
3~11月に活動、石の下や石垣の中、土中で冬眠する
冬眠明けの3~5月に繁殖行動が始まり、8月初旬には終わる

日中は地表や草の葉上で活動し、低木にも登る
夜間は落葉や石の下、草の葉上で眠る
餌は地表や葉上にいる無脊椎動物、時には熟れて落ちた果肉を舐める

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マユミ

2024-08-30 | 樹木 草花


マユミの実がうっすらと色付き始めた
枝が良くしなうので、弓を作ったかとからマユミ(真弓)という

ニシキギ科の落葉小高木、高さ5m程になる
葉は対生し、葉身は5~15cmの長楕円形
縁には細かい鋸歯がある
花は5~6月に咲く
本年枝の葉より下の芽鱗痕の脇から集散花序を出し、緑白色の花を数個つける
花は1cm程、花弁は4個、雄しべは4個有る

果実は蒴果
1cm程の側三角形で4個の稜が有り、10月に淡紅色に熟す
熟すと4裂し、橙赤色の仮種皮に包まれた種子を出す

材は象牙色で硬く緻密で、小木工品に適しており、こけしづくりに使われている
新芽は山菜として利用する
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マルバチシャノキ

2024-08-29 | 樹木 草花


名前は、葉が丸く若葉は食べられ、味がチシャ(レタス)に似ていることからの命名
豊作で実が沢山ついていた

ムラサキ科チシャノキ属の落葉小高木、高さ8m程になる
葉は互生し、葉身は6~17cmの広楕円形
先端は急に尖り、基部は浅いハート形
ガサッとした感じで厚みがあり丸くて大きい

花は3~7月に咲く
枝先に12cmh度の散房花序をだし、白い小さな花を多数つける
花冠は5mm、5裂し裂片は反り返る

果実は核果
2cm程の球形で、先端に小さな突起が有る
中には核が2個入っている
核は1cmの半球形、外面は丸くて溝があり毛が密生する
内面は切型で中央部は浅く窪み、八の字型の模様がある
果肉はねっとりして薄甘く生で食べられる
7~11月に黄色く熟す
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ガガブタ

2024-08-28 | 樹木 草花


ガガブタの白い可愛い花があった
ガガブタは光沢のある丸い葉を鏡(ガガ)と蓋に見立てた名前
絶滅危惧種

リンドウ科の、池や沼に生える多年生の水草
茎は細長く、水底の泥中にひげ根を下ろす
水底から葉柄を伸ばし、円心形の葉を水に浮かべる

花は7~9月に咲く
葉の脇から花柄をだし、1.5cmの白い花を咲かせる
花冠は5深裂し、中心部は黄色く、裂片には長い白毛が多い
果実は蒴果で、長さ4mmの楕円形
種子は膨らんだ広楕円形で、光沢があり滑らか
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アカメガシワ

2024-08-27 | 樹木 草花


アカメガシワのまだ若い果実があった
新芽が赤く、カシワの葉と同じように葉を食物を乗せるのに使ったのでアカメガシワの名が付いた

トウダイグサ科の落葉高木、高さ15m程になる
葉は互生し、葉身は7~20cmの卵形
縁は全縁又は波打ち、時に浅く3裂する
葉身の基部には腺体が2個有る
葉柄は長さ5~20cmで、紅色を帯びる

花は雌雄別株で、6~7月枝先に7~20cmの円錐花序を出す
花には花弁は無い
雄花は苞の脇に数個づつ付き、雄しべは多数あり花糸は長さ3mm
雌花は苞の脇に1個づつ付き、萼は2~3裂する
花柱は3~4個で、乳頭状突起が密生する
乳頭状突起は初め紅色で、成熟すると黄色になる

果実は蒴果
8mm程の扁球形で、刺状突起が密生し、9月頃から褐色に熟す
熟すと3~4裂し、4mmの黒い種子を3~4個出す

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トチュウ

2024-08-26 | 樹木 草花


トチュウ(杜仲)の実が生っていた
果実は翼果で長さ3cm程の楕円形、中央に種子が1個入っている

樹皮や枝、葉を折ると白色乳液が出る
ガタパーチャと呼び、天然ゴムとして利用した

樹皮は漢方薬の原料として使われる
腰痛、足腰の倦怠感、頻尿、肝機能、高血圧などに使われている
かなり前に若葉をお茶にした、杜仲茶が人気だった、血圧降下、肝機能向上に良いという

トチュウ科の落葉高木、高さ10~20mになる
トチュウ科は1属1種で、ニレ科に近縁と言われている
葉は互生し、葉身は10cm程の卵形~長楕円形、先は鋭く尖る
葉を引っ張って裂くと、ゴム状の糸を引く
花は雌雄別株で、4月頃葉の展開とほぼ同時に咲く
雄花も雌花も花被は無くとても地味な花


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カジノキ

2024-08-25 | 樹木 草花


カジノキ(梶の木)の赤い実がぶら下がっていた
3cm程の集合果で、食べるととても美味しい

クワ科の落葉高木、10m程になる
樹皮の繊維を和紙の原料に栽培され、山野に野生化している
葉は切れ込みの無いものから、3~5裂するものまである

花は雌雄別株で、5~6月に咲く
雄花序は長さ3~9cm、直径1cm程の円筒形
雌花序は1cm程の球形で、糸状の花柱がボンボンのようになって目立つ

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アオアシシギ

2024-08-24 | 野鳥


シギ類は数も多く、似ていて識別が問題なので、赤脚、青脚、黄脚と脚の色をそのまま名前にしたようだ
アオアシシギの脚は、緑青色で長い

旅鳥
水田、河川、湖沼、干潟などに居る
浅い水辺を歩いたり、小走りして昆虫類、甲殻類、オタマジャクシなどを捕る
時には水中に嘴を入れたまま前進し小魚も捕ったりする
捕まえた獲物を水で洗うようなしぐさをする

雌雄同色
嘴は細長く、やや上に反っている
夏羽は頭部から胸が灰褐色で黒褐色の縦斑が密にある
上面は淡灰褐色で、黒褐色の軸斑と白い羽縁があり、肩羽には黒い翅が混じっている
大きさ32cm

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オナガ

2024-08-23 | 野鳥


グェーイ グェーイと濁った声がしたので見上げると、オナガが電線に居た
カラスの仲間(カラス科)の鳥で尾が長い
特徴的な体型、色彩、鳴き声でいればすぐにわかる

留鳥として本州中部、関東以北に局地的に分布している
群れで生活するものが多い
市街地から山地の林に居る
東京都内のような市街地にもいる
一定の区域内を動き回り、樹上や地上を歩き昆虫類の幼虫、草木の実や種子など何でも採食する

雌雄同色
頭部は黒く、頸は白い、背は灰色で、翼と尾羽は水色
尾羽の羽先は白い 
大きさは37cm
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ソリハシシギ

2024-08-22 | 野鳥


嘴が上に反っているのでソリハシシギと単純明快

旅鳥
春よりも秋の渡りの方が多数渡来する
8~10月に見られる
干潟、河口、水田、河川などに居る
潮の引いた干潟などで、小走りに動き回り、特にカニを好んで捕る
他の甲殻類や昆虫類も捕る
嘴を泥に差し込んだり、表面を啄んだり、水中で左右に振ったりと採餌方法は変化に富む

雌雄同色
長めの嘴は上に反っていて、足は黄色で短い
夏羽では頭からの上面が灰褐色で、肩羽の一部の太い黒色の軸斑が、黒線になって見える
大きさ23cm

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キリアイ

2024-08-21 | 野鳥


シギの仲間(シギ科)の鳥でキリアイ
錐を合わせたような嘴、という名前
黒くてやや太めで、先端がわずかに曲がっている嘴は、錐のような感じがする

旅鳥
8月から10月にかけて見れるが、数はあまり多くない
干潟、河口、汽水湖や水田などに居る
地表面を覗き込むような格好で水辺を回り、甲殻類や貝類、ゴカイ類、昆虫類の幼虫、ミミズ類を採食する

雌雄同色
白い眉斑と側頭線がある
夏羽では背、肩羽が黒褐色で、白色や赤褐色の羽縁がある
大きさ16cm
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ホウロクシギ

2024-08-20 | 野鳥


大型のシギが居た
最大級のシギで、ダイシャクシギと似ているがやや褐色味が強い
ホウロク(焙烙)とは、素焼きの浅い土鍋のことで、この鳥の腹の色を例えての命名
日本版レッドリスト絶滅危惧2類・・最近見かけなくなった

旅鳥
主に広い干潟におり、ダイシャクシギと混群を作ることも多い
潮の干満に合わせて、潮が引くと採餌を始める
カニを好んで捕り、他の甲殻類やゴカイ類も捕る
カニの足を咥えて振り回し、足を落としてから食べる

雌雄同色
長くて下に曲がった嘴
褐色の腹
褐色で黒色斑の有る腰、上尾筒、翼下面
大きさ63cm・・日本最大級



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メダイチドリ

2024-08-19 | 野鳥


目の大きなチドリ類の中でも特に大きく見えるメダイチドリ(目大千鳥)

旅鳥として春秋にやってくる
秋の渡りでは、8~9月に見られる
海岸の砂浜、干潟、河口などに居る
砂浜、干潟で生活するものが多く、潮の干満に左右されて行動をしている
ゴカイ類を主に、他に貝類や甲殻類、昆虫類も捕る
ゴカイの体を切らずに、泥の中から上手に引っ張りだす

夏羽のオスは、喉と額が白く、額の中央に縦の黒線がある
頸側から胸は赤褐色、腹は白い
メスは全体にオスより淡色
大きさ19cm
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サシバ

2024-08-18 | 野鳥


サシバと目と目がバッチリ合った
流石タカの仲間、精悍な顔だ
獲物を目指して真っ直ぐに飛ぶもの、の意味でサシバ(刺羽、差羽)という
奈良時代にはこの鳥の尾羽で作られていた儀式用の長柄の団扇「さしば」に基ずくと言う説もある

夏鳥として九州から本州に渡来する
秋の渡りの時期には、伊良湖岬や白樺峠で大群が見られ、秋の風物詩
林、水田、草地などにいて、湿地や谷地田などの採食場の有る、山地の樹上に営巣する
爬虫類や両生類を好み、昆虫類や巣立ち雛ネズミなども捕る

雌雄ほぼ同色
オスは後頭からの上面と胸は茶褐色、腹は白く茶褐色の横斑がある
メスはオスよりも淡色で、白くて太い眉斑のある固体が多い
大きさは49cm
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ケリ

2024-08-17 | 野鳥


水辺の草地にケリが居た
鳴き声のケリッケリッがそのまま名前になった
チドリの仲間(チドリ科)の鳥

ほぼ留鳥だが、居るのは局地的
草地、水田、畑、河原などに居て巣をつくる
繁殖を終えると小群れを作って生活し、そのまま越冬する
積雪地のものは冬には暖地へ移動する
主に昆虫やカエルなどを食べる

雌雄同色
黄色で先端が黒い嘴、足は黄色い
夏羽では頭から頸が青灰色で、胸は黒い、上面は灰褐色で腹は白い
冬羽では頭から頸が淡色になる
大きさ36cm
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