トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

コバノカモメヅル

2016-09-30 | 樹木 草花


1cm足らずの小さな花が咲いていた

ガガイモ科の山野に生えるつる性の多年草でコバノカモメヅル
花は葉腋から伸びた花柄の先に暗紫色でほぼ散状に付く
裂片は披針形で副花冠は中心部のずい柱より短い
花期は7~9月 関東から中部 近畿地方に分布している
変種で白花を付けるものをアズマカモメヅルという

果実は袋果で披針形をしていて長さ6cmほど
熟すと縦に割れ中から白い長い綿毛を付けた種子が風に乗って飛ぶ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セグロアシナガバチ

2016-09-29 | 虫類


(^^♪蜂のムサシは死んだのさ🎵
道端にセグロアシナガバチが死んでいたので葉に乗せてパチリ

スズメバチの仲間(スズメバチ科)でアシナガバチ亜科の蜂
アシナガバチの仲間では最大級 25mmほど有った

市街地でも普通に見られる
以前庭のビワの木に巣を作り始めて慌てて駆除したことがあった
巣はハスの実を下向きにしたような形

蛾の幼虫などのイモムシを狩り かみ砕いて団子状にして巣に持ち帰り この肉団子を小さくちぎって幼虫に与える 幼虫はウジムシ型

巣に不用意に近づいたり刺激すると刺されることがある 刺されるとかなり痛い・経験済み・
腫れることもあるそうだ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キリアイ

2016-09-28 | 野鳥


錐を合わせたような嘴でキリアイ(錐合)
少し太くて先がわずかに曲がっている嘴はキリのような感じがして 文学的な香りの名前という人もいる

旅鳥 秋の渡りでは10月頃まで見られる
数はそれほど多くはない 見られればラッキー
干潟 海岸の砂浜や汽水湖にも居ることがある

地表面を覗き込むような格好で水辺を歩き回り 甲殻類や貝類 ゴカイ類 昆虫の幼虫などを食べる
雌雄同色で 年齢に関係なく白い眉斑と頭側線がある
大きさは16cmと小型のシギ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イチモンジチョウ

2016-09-27 | 虫類


イチモンジチョウの名前の通り中央に一本の白色の帯が見られる

日中やや高い場所から樹冠部にかけてかなり敏速に飛ぶ
リョウブ ガマズミ スイカズラなど色々な花を訪れ 地上で吸水などもする
最近都市部ではあまり見かけなくなった

食草(幼虫の食べる葉)はスイカズラ キンギンボクなどスイカズラ科の植物
幼虫で越冬し5月頃蛹になる
幼虫は林縁部 森林 渓谷などに生息する緑色のトゲイモムシ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カラスウリの花

2016-09-26 | 樹木 草花


公園の柵からはみ出てカラスウリの花が咲いていた

ウリ科の藪などに生えるつる性の多年草
花は日が落ちてから開き明け方にはしぼむ
星形の中心から細く裂けてレース状に広がり繊細で優美
甘い香りがして主に夜行性のスズメ蛾の仲間を呼び寄せ 蜜をご馳走して花粉を運ばせる

種子で増えるが 秋になるとつるが地面に伸びて先端が土に潜り 小さなイモを作る
春にはイモの貯蔵栄養で生長し新しい分身(クーロン)が芽を出す

別名タマズサ(玉章)は縦に隆起した種を結び文に見立てたもの
さてこの種子 大黒様に似ているとか 逆さにすると打ち出の小槌 縁起物で財布に入れておくとお金が溜まるとか
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニオイコベニタケ

2016-09-25 | キノコ


キノコの色は色々だ
派手な色のキノコは毒キノコ という迷信があるが 実際には地味色でも毒キノコも多い
色と食毒とは全く関係ない

草むらの中にパッと明るい桃色のニオイコベニタケが出ていた
柄もほんのり赤いおみ足で素敵なキノコ
学名もbella(美しい)である

初夏から秋にかけてマツ コナラ マテバシイなどの樹下に発生する
柄の肉は白く軟質で縦に裂け無い
カブトムシの匂いがする と言うが多くの人はカブトムシの匂いを知らないので説明にならない
果実臭と言う人もいる 香気成分は不明
食毒不明
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サルハマシギ

2016-09-24 | 野鳥


夏羽では全身の羽色が赤褐色になるので 赤いハマシギの意味でサルハマシギと言う

稀な旅鳥 日本は渡りのコースから少しずれているようで 少数が局地的にやって来る
干潟 河口 水田 池などに居る
浅い水際や湿った砂泥地で忙しく歩き回り 貝類 甲殻類 ゴカイなどを捕る

雌雄ほぼ同色 夏羽では顔から腹にかけて赤褐色なのだが 出会った個体は冬羽に移行中で 腹に赤味が残っている
大きさ20㎝
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タカサブロウの花

2016-09-23 | 樹木 草花


タカサブロウ(高三郎)とは人の名ようで変わった名だが由来は不明
キク科のやや湿った道端などに生える一年草
世界中に見られる雑草の一つ

茎は葉と共に剛毛が有り 高さは40㎝程
葉の脇から対生して枝を2度分けその先に1㎝程の花を付ける
花は白色の舌状花と 中心の頭状花からなる
花期は8~10月
果実は冠毛の無いそう果(花の上に見える緑色のもの)で雨など水に流されて散布する

似た花で1981年に見つかったアメリカタカサブロウが有る
花そっくりで見た目では分からないが 種がタカサブロウには翼があり アメリカタカサブロウは翼はほとんど見えない
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オニアジサシ

2016-09-22 | 野鳥


今日は秋分 昼と夜の長さがほぼ同じで これからは夜が長くなる
お彼岸でもあり 暑さ寒さも彼岸までと言うが雨も降り今日は涼しかった

オニアジサシをばっちりと見たのだが 雨だし遠くの干潟で写真はピンボケ 残念
下の方で横向きの鳥がそれです 辛うじて嘴の赤いのが見られる

稀な旅鳥で海岸 干潟 湖沼 池などに入る
主に魚類を食べる
大きい鳥で53cmもある 脇に居るウミネコより大きい
日本で見られるアジサシ類の中では最大
雌雄同色
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コアオハナムグリ

2016-09-21 | 虫類


コガネムシの仲間(コガネムシ科)のコアオハナムグリがヤブガラシに居た
コガネムシの仲間は食植性で 多くは夜行性だがハナムグリ類は昼間活発に活動する

平地から丘陵に居て 4~10月にかけて花に集まる普通種
花にやって来て花粉を食べる
ハナムグリは花粉を食べるように口の構造が特殊化したグループ
蝶やハチと比べて飛ぶのが下手で口は短い
そのため深い花や構造が複雑な花 下向きにぶら下がった花は花粉を食べることが出来ない
上向きの花や小さな花が固まっている花 キク科の花やアジサイの仲間 シシウドのようなセリ科の花によくやって来る
一か所の花に長く留まり ハチのように効率よく花粉は運べないがそれでも花粉は運び役目を果たしている
大きさは13㎜程 背面全体に毛が生えている

幼虫はイモムシ型で朽ち木や腐った落ち葉の下で それらの腐植物を食べ 越冬する
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クロハラアジサシ

2016-09-20 | 野鳥


冬羽に移行中のクロハラアジサシに出会った
夏羽では頭と腹が黒い
冬羽では頭は胡麻塩斑で過眼線が有り 下面は白くなる

旅鳥で東海地方以西に多く 関東ではやや珍しい
海岸 干潟 湖沼 河川 水田などに居る
食べ物は昆虫類 小魚が多く 空中で捕ったり水面に浮いているもの 葉先に居るものを嘴で掬い取ったり 停空飛行からダイビングするなど多彩な捕食行動をする
飛翔はヒラヒラした感じでスピードは速い
雌雄同色 大きさは26cm
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アジサシ

2016-09-19 | 野鳥


カモメ科の鳥でカモメ類以外の総称 種類は多い
魚を捕るため空中から急降下して水中に突っ込み 刺すように見える アジは小魚の意味
多くは南方系の鳥で 日本では沖縄など南の島で繁殖する以外は 例えば東京湾辺りでは限られた種しか見られない

旅鳥 春は5~6月 秋の渡りは9月前後に見られる
稀に越夏し少数の繁殖例もある
海岸 干潟 河口などに居る
水面から5~6m上空を停空飛行を交えて飛び回り 浅くダイビングして魚を捕る
雌雄同色で 大きさは36cm

アジサシとコアジサシ(大きさ24cm・後ろの2羽・)随分とサイズが違う
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トキリマメの花

2016-09-18 | 樹木 草花


マメ科の山野に生える多年草
茎は細く長く伸びて他のものに絡みつく
葉の脇から総状花序を出し 黄色い蝶形花を付ける
萼や小葉の裏面には黄褐色の腺点がある
花期は7~9月 関東以西~九州にかけて分布している

果実は2㎝程の扁平な楕円形の豆花で 秋も深まった頃に赤く熟し2つに割れ 黒くて艶のある種子が顔を出す
豆花(昨年の11月のもの)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツリガネニンジンの花

2016-09-17 | 樹木 草花


花を釣鐘に 太い根を朝鮮ニンジンに見立ててツリガネニンジンと言う

キキョウ科の山野に普通に見られる多年草
花冠は釣鐘型でふくらみが有り 先は5裂する
花柱は花冠より少し突き出て先が3裂する
花期は8~10月で 北海道~九州に分布する

5月頃の若葉は「ととき」と言って古くから山菜として親しまれている
茹でておしたし 各種和えもの スープで煮てゼリーで固めても良い
根は薬効が有り 日干しにしたものを煎じて飲むと 咳やたんに効く
又 きんぴらにしても美味しい
花はサラダの飾りや さっと茹でて汁の実になる
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ケリ

2016-09-16 | 野鳥


ケリケリッと聞こえる鳴き声がそのまま名前になった

ほぼ留鳥だが局地的で 近畿から東海にかけて多く 東京周辺ではあまり見られない 出会えればラッキー
水田 畑 河原 草地などにいる
昆虫類を主に食べる 春先に田畑の土を耕していると出て来た虫目当てでトラクターの後ろにケリが居たりする

雌雄同色
成鳥は頭部から胸が灰色で 胸に黒い帯が有る 虹彩は赤橙色で黄色いアイリングが有る
嘴は黄色く先は黒い 脚は黄色い
出会った個体は 全体に淡褐色で 頭部から胸の色が淡色で 胸の黒い帯もなく 若鳥のようだ
大きさは36㎝
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする