トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ギンツバメ

2015-05-31 | 虫類


白い翅に黒色部と黒線が入り翅の先端たんにわずかに橙色の粋な蛾
名前もギンツバメとしゃれている

ツバメガ科の蛾で3cm位の大きさだった
夜行性で日中は葉の上でじっとしていることが多いが飛ぶこともある
翅の裏を見たくて捕まえようと手を伸ばしたら 掻い潜って飛んでしまった
寝たふりで見てらしい

食草はガガイモ オオカモメヅルなどガガイモ科の植物
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サンショウバラ

2015-05-30 | 樹木 草花


葉やトゲが山椒に似たバラ科の植物なのでなのでサンショウバラ

バラ科の落葉低木 良く分枝して5m位になる
神奈川 静岡 山梨県と狭い範囲に分布し 富士箱根地方特産
別名ハコネバラ

花は6月に咲くが今年は気温が高いせいかもう咲き終わりの様子
直径5cmほどの淡紅色で萼筒に刺が密生し花柄にも強い刺がある
実は2cm程の扁球形で針状の刺が多くある
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カルミア

2015-05-29 | 樹木 草花


カルミアの面白い花が咲いていた
蕾は金平糖のような形だが 開くとお椀型の花が枝にビッシリと付く
あまり花の生りが良いので ほっておくと翌年には少なくなってしまい一年おきに多く咲くようになってしまう 秋から冬の間に蕾を半分位摘蕾すると毎年ほどほどに咲くそうだ
面白いのは花の中 雌しべは中央に1個だが 雄しべが先端の葯を花びらの中にめり込ませている
雄しべを触るとピンと跳ねあがって花粉が飛び散る

ツツジ科の常緑低木 5m程の大きさになる
カルミア属は7種あり そのうちのラティフォリア種を園芸ではカルミアと呼んでいる
名前はアメリカの植物を収集したベール・カルムに因んでいる

北アメリカ原産で1915年に東京市長尾崎行雄がアメリカに贈ったサクラのお返しに 300本のハナミズキと共に贈られてきたのが最初で 戦後になって徐々に普及し始めた 今ではあちこちで良く見かける

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アオアシシギ

2015-05-28 | 野鳥


旅鳥として全国に普通に渡来する全長35cmのやや大型のシギ
細長くやや上に反った嘴 緑青色で長い足で特徴的
干潟や水田 川岸などに居る

水中を歩き回って小魚や甲殻類オタマジャクシなどを食べる
時には水の中に嘴を入れたまま前進し小魚を捕る
雌雄同色
口笛のような声で「ピョピョピョ」「チョーチョーチョー」と3音で鳴きながら飛翔する
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クロツグミ

2015-05-27 | 野鳥


オスの成鳥は頬から上面、尾にかけて黒い 写真はメス

主に夏鳥で九州以北の丘陵や低山に居る
最近は数が減ってなかなか見られなくなった
地上で虫などを捕える
全長22cm
うけらしい
繁殖時期のオスは響きのある良い声で囀る
雛にエサを運ぶ前後に小さな声で囀る これはメスに対して交代の合図であり 雛への躾らしい
ミミズなどを口一杯に頬張りながら声を出すことが出来る

ヒナが巣立つと2~7日でメスは次の巣作りに取り掛かる 
後の面倒はオスが見る その時に躾けた囀りで雛をオスに引き寄せメスが繁殖に専念出来るようにしている
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キジ

2015-05-26 | 野鳥


言わずと知れた日本の国鳥キジが林の中から出てきた
桃太郎の昔話や詩歌 諺にも多く登場する日本人とはつながりの深い鳥である
肉は美味で鳥料理の逸品 最高のご馳走とされてきた
現代でも狩猟鳥で 国鳥を狩猟鳥に指定している国は日本だけ
狩猟のための無秩序な放鳥が亜種レベルでの交雑の原因になっていて問題は多い

古名は「きぎし」「きぎす」で略されてキジになった
「きぎ」は鳴き声「し・す」は鳥を示す接尾語

留鳥で平地から山地の草原や農耕地林縁などに住み 地上で昆虫や草の種子 実を食べる
大きさは58cm(♀)~81cm(♂)

体色の違いなどで4亜種に分けられているが 人工増殖の個体が放鳥されて亜種の区別が難しい
東北以北の本州と佐渡に 亜種キタキジ
東北南部以南の本州と四国に 亜種キジ
伊豆 伊豆諸島 天草 屋久島 種子島に 亜種シマキジ
九州と瀬戸内側の四国 五島列島に 亜種キュウシュウキジ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フクロウ

2015-05-25 | 野鳥


林の中にフクロウが居た 近くに巣が有って子育てしているらしい

九州以北に留鳥として分布している
平地から山地の林に住み 大木の樹洞の他 地上や廃屋カラスの古巣などで子育てをし巣箱も使う
夫婦の絆はかたく一生に及ぶとされる 
春には毎年同じ相手に体を寄せ合い頭の羽毛に触れ合うなど恋をし直すようなしぐさをする
おもに夜間に活動しネズミなどの小動物や小鳥などを捕えてたべる
雌雄同色 全長50cm

フクロウ類の秘密兵器
羽音を立てないしなやかな翼
パラボラ集音機の役目を果たす顔面
音源を正確につかむため左右の位置のずれた耳
両眼視できる目の位置
わずかな光も感知する眼細胞
360度近く回転する首
前後に自由に回転する4番目の指 などなど他の鳥にはない機能を持ち狩りに活用している
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミヤマカワトンボ

2015-05-24 | 虫類


渓谷の清流に居るミヤマカワトンボ(左がオス 右がメス)
均翅亜目(前後の翅の大きさが同じ種類・・イトトンボ類など)中で最大の種
大きさは7cm位

オスは体に緑色味があり翅が濃い赤褐色で メスは翅に乳白色の偽縁紋がある
オスがメスにに対し求愛行動ともとれるセレモニーをする数少ないトンボの一つ
産卵はメスが単独で水中の木の根や朽木に卵を産み付け 時に潜水もする
日本固有種
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カクムネベニボタル

2015-05-23 | 虫類


赤い虫がチラチラ飛んで葉の上に止まった
見ると立派な櫛状の触角がある 
こんなに目立ち変わった虫は少ないだろうと高を括ったがとんでもなく多くの似た虫がいて識別は難しい

カクムネベニボタルは甲虫の仲間でホタル科の近縁のベニボタル科の虫
ホタルと違って発光はしない
ベニボタルの仲間は食べると有毒で 他の動物に食べられないように有毒であることを示すため目立つ色をしている そのベニボタルに擬態して身を守っている昆虫が多い
ニホンベニコメツキ アカハネムシ アカコメツキ その他

カクムネベニボタル:胸部が角ばっているのでカクムネの名がある
里山などに居て 大きさは1cm程 花の蜜を好む 
越冬態は幼虫で昆虫を食べる
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒメクシヒゲガガンボ

2015-05-22 | 虫類


ガガンボは蚊を大きくしたような体で大蚊 蚊ケ母と書く
ハエ目ガガンボ科の昆虫で 日本産は700種が学名が付いておりその数倍は居ると言われている
例えば日本の蝶は迷チョウを含めても264種と言われているのに比べて 頼りない感じのガガンボが700種プラスとは凄い数だ

黒い体の腹に黄色の2本線が粋なガガンボが居た ヒメクシヒゲガガンボだ
オスの触角が櫛状になっているのでクヒヒゲガガンボといい腹の先は丸い
メスの触角は糸状で腹の先端が尖っている 写真はメス
蚊と違って吸血はせず 体も貧弱で足を掴むとすぐにもげる 寿命は10日ほど
幼虫は土中や水中で生活する
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アカボシゴマダラ(春型)

2015-05-21 | 虫類


今日は24節季の小満
陽気が良くなり秋に蒔いた麦などの穂が付くころでホッと一安心(少し満足) 又万物が成長し天地に満ち始めると言う意味

アカボシゴマダラの春型が居た
夏型では後翅亜外縁に沿って赤斑があるが 春型では著しく白化して赤斑は薄くか時に消失する

関東周辺で見られるアカボシゴマダラは中国原産の外来種で 1998年神奈川県藤沢で初めて記録されて以来分布を拡大している 奄美大島周辺の日本産のアカボシゴマダラとは交雑可能であり 今後人為的に侵入しないよう注意が必要と言われている

食草はエノキで市街地の孤立木や幼木も利用することから環境適応性は高いと考えられる
藤沢で見つかってわずか17年 今では都心の公園などでも普通に見られる

夏型のアカボシゴマダラ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツバメシジミ

2015-05-20 | 虫類


ヒラヒラと可愛いツバメシジミが飛んでいた
都市部でも普通に見られ個体数も多い

生息環境は林縁 草原 農地 公園 など様々な環境で見られる
食草はレンゲソウ シロツメグサ カラスノエンドウ ヤマハギ等各種マメ科の植物

オスメス共に裏側後翅の外縁に大きな黒点と橙斑が有って素敵な色合いだ
オスの表は細い黒帯のある外縁部を除いて紫青色
メスの表は黒褐色
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマトシリアゲ

2015-05-19 | 虫類


シリアゲムシのオスは腹の先に大きなハサミを持ちそれを上に反り返していることからこの名がある
この仲間は交尾の時にオスがメスにプレゼントすることで有名

最も普通なヤマトシリアゲでは オスは果実や虫の死体のそばで待ち やって来たメスに食べ物を譲り メスが食べている間中交尾が続く
交尾の間オスは翅でメスの体を上から押え 背中にある二つの突起でメスの羽の一部をはさんで固定する
更に 腹の先にあるハサミでメスの腹の先を掴み逃げられないようにしている・・とマーかなり完璧

シリアゲムシは雑食性で虫の死体 鳥のフン 果実 花粉などを食べる
尻を上げているのは餌の傍でフェロモンを出してメスを待っているということだ
大きさは2cmほど有った 
幼虫はイモムシ型で土中に生息し完全変態 幼虫越冬する  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アオダイショウ

2015-05-18 | 小動物 他


暖かい日が続いて冬眠から覚めて間もないのだろうかアオダイショウがとぐろを巻いていた
150cmは超えていたかなりの大物で 代々木公園の入り口の人通りの多い歩道脇だった

低地から山地の森林にかけて幅広く生息し 地上樹上を問わず行動し泳ぎも上手い
森林から田畑水辺人家周辺と色々な環境に適応している
エサは幼体時にはトカゲ カエルなどを好むが成長するに従い鳥類や哺乳類を食べるようになる
地方によって異なるが 3~5月冬眠開け 4~6月に交尾 6~8月が産卵
肉は臭みとアクが有り食用には適さないそうだ
良く見られるシマヘビ ヤマカガシと共に日本固有種
ヘビは日本固有種が多い
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤセウツボ

2015-05-17 | 樹木 草花


ヤセウツボが咲いていた
ハマウツボ科の草本でこの仲間は葉緑素を持たず 寄生生活をする
根を宿主の根に食い込ませて養分を吸収する
ナンバンギセルもこの仲間の植物

ヨーロッパ 北アフリカ原産で関東や近畿地方に帰化している
マメ科のシロツメグサ(右の白い花)を中心にキク科セリ科にも寄生する
寄生植物には 2タイプあり 自らも葉緑素を持つものと 栄養の全てを宿主に依存して葉緑素を失ったものがありヤセウツボは後者

花期は春で 花はややまばらにつき淡黄褐色で花冠には紫色の筋や斑がある
褐色の鱗状に退化した葉を付けた茎を伸ばし その先の上部に花をつける


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする