トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

エゾキスゲ

2013-07-31 | 樹木 草花


沼のほとりにぽつりと一輪だけ咲いていたエゾキスゲ
レモンイエローの花が緑の中に映えていた
北海道では所々で群生している

ユリ科ワスレナグサ科の多年草で北海道に咲く花 背丈は60cm程で花は10cm近くあった
夕方から咲いて翌朝午前中くらいで閉じる

本州のキスゲ(別名ユウスゲ:夕方咲いて翌朝閉じるのでユウスゲ)の近縁種と言われているが
1:マンシュウキスゲの変種
2:独立種
3:ユウスゲの一型
など諸説ある
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ニッコウキスゲ

2013-07-30 | 樹木 草花


朝開花して夕方閉じる一日花
見事な群生が広がっていた

名前の元の日光尾瀬沼では 鹿に柔らかくて栄養のあるこの花を食べられて大弱りだそうだ
咲いて居るのは湿原で 人は入れず木道を歩くことになっているので すっかり分かられてしまって 音を立てて囃しても驚かず 逃げもしないらしい

ユリ科ワスレナグサ属の多年草 別名はゼンテイカ

ずっとずっと昔 日光の山で鹿の保護のため鹿の出そうな場所に塩を置いている人に出会った事が有る
今や日光の鹿や知床の鹿は増えすぎてどうしようもないようだ
自然の環境はなかなか難しい
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ホシガラス

2013-07-29 | 野鳥


亜高山帯に居るカラスの仲間
星を散らしたような色具合でホシガラス

亜高山の主に針葉樹帯に居る留鳥 冬は稀に低山や山麓でみられる
木の実や昆虫を食べる あまり人を恐れないで人の残した残飯も漁る

大きさは35cmほどでキジバトと同じ位
鳴き声はガーガーと綺麗とは言えない声で鳴く
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ホリカワクシヒゲガガンボ

2013-07-28 | 虫類


パタパタとハチに似たガガンボが飛んできた
ハチに擬態して居るガガンボでホリカワクシヒゲガガンボだ

オスは触角が櫛状になっているのでクシヒゲガガンボ
写真は触角が太い感じなのでオスかもしれない 大きさは15mmほどだった

ガガンボは「蚊ケ母」が変化した名前
姿は大形の蚊と言ったところだが刺して吸血はしない

朽木に穿孔してこれを食べる
メスは腹の先の細く尖った産卵器で腐葉土中に産卵し幼虫は腐葉土を食べて成長する

刺さないと分かってもあまり触る気にはならないが足などを掴むとポロリと取れてしまう弱い体のつくりだ
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イロガワリ

2013-07-27 | キノコ


林内地上に出るキノコでイロガワリ

変色するキノコで素早く変色するタイプ
ナイフを入れた途端 本来の肉の色が分からないほど秒単位で早く変色する
やっとピントが合った時にはもう青変完了していた

食べられるキノコと言うがチョッと手が出ない
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ホタルガ

2013-07-26 | 虫類


今年も会えたホタルガ
チョウ目マダラガ科の仲間で赤い頭部に黒い体をしていることからホタルガ

お洒落な色彩の昼行性の蛾だ
大きさは5cm程とちょっと大き目
幼虫はサカキやヒサカキを食べ幼虫で越冬する

公園などにごく普通に見られる
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ギンリョウソウ

2013-07-25 | 樹木 草花


林の中でギンリョウソウが咲いていた
名前は下向きに付く花とうろこ状の鱗片葉に包まれた姿を竜に見立ててギンリョウソウ(銀竜草)
別名ユウレイタケは薄暗い林の中に生える様子から付けられた

山地のやや湿り気のある所に生える腐生植物
全体が白色で葉緑素を持たない
茎は高さ20cm以下位で葉の退化した鱗片葉が多数互生する

花冠は筒状で中でふちが紫色に広がっているのがメシベ メシベの回りの黄色がオシベ
果実は液果の白色の球形で下を向いたまま熟す
茎が倒れるとつぶれて種子をまき散らす
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ムシトリナデシコ

2013-07-24 | 樹木 草花


ナデシコの仲間でムシトリナデシコ
茎の上部の節の下から粘液を出しここに虫がくっついてしまう

捕まえた虫を食べてしまおう と言うことではなくて 花を食べに来た虫から花を守っているらしい
ノアザミも花を包んでいる総苞片から粘液が出て虫を排除するのでこれと同じだ

ヨーロッパ原産の1-2年草で江戸時代に渡来した
植栽や切り花にするが道端に野生化してもいる
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ボタンクサギ

2013-07-23 | 樹木 草花


今日は24節季の大暑 いよいよ暑さの盛り
朝から暑かったが午後になってにわかの豪雨で一気に涼しくなった

ボタンクサギの花が華麗に咲いていた
中国南部原産で暖かい地方では野生化している

クマツヅラ科クサギ属 大きさは1m程の低木で亜熱帯では常緑だが暖帯では落葉する
クサギの仲間なのだが葉が臭うかどうか試しそこなった
枝先に小さな花が半球状に付く 花序は10cmほどで離れて見るとアジサイのようだ
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サンコウチョウ

2013-07-22 | 野鳥


薄暗い林の中で子育て中のサンコウチョウ
ツキヒーホシ(月日星)ホイホイホイ と聞こえる声で鳴くのでサンコウチョウ(三光鳥)

夏鳥として本州以南の良く繁った暗い林に渡来する
繁殖地が本州から台湾周辺に限られている日本を代表する夏鳥の一つ
静岡県の県鳥

オスは長い尾をもち 雌雄共にコバルト色の嘴とアイリング
薄暗い林でみるこのコバルト色は魅力的で引き付ける
オス45cm(左の写真) メス18cm(右)
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オオワシ

2013-07-21 | 野鳥
 

オオワシの若鳥が水辺に佇んでいた(左の写真 右は別の時期の成鳥)

文字通り最大級の海ワシ 大きさは95cm
黄色く大きな嘴と白黒の羽色が美しい
国の天然記念物 日本版レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類

冬鳥として北日本に渡来するが北海道以外では稀 知床に多い
海岸や海岸近くの林 崖 湖沼 川等にに住み主に魚を食べるが水鳥を襲うこともある
オジロワシと共に一般に海ワシと呼ばれる
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クモタケ

2013-07-20 | キノコ


積み上げた落ち葉の中からヒョッコリとクモタケが出ていた
トタテグモに寄生するいわゆる冬虫夏草

掘り出したが虫全体を白色菌糸が覆い中のクモは見えなかった
もう消化されたのかもしれない

割合柔らかいキノコだが食毒不明
寄生菌
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ヒョウモンチョウ

2013-07-19 | 虫類
   

翅の柄をヒョウ柄に見立ててヒョウモンチョウ
タテハチョウ科の仲間で種類もいくつか居るが皆似ていて裏表を良く見ないと違いが分からない

左からウラギンヒョウモン表 同じく裏 ヒョウモンチョウ ミドリヒョウモン

ウラギンヒョウモン:日中草原上を敏速に飛んでアザミ類やオカトラノオなど各所の花を訪れる
草原の環境が減少しているので全国的には減少傾向にある

ヒョウモンチョウ:日中割合低い位置をゆったりした感じで飛び ヒメジョオンやノアザミなどの花を訪れる
全国的に減少傾向にある 特に中部地方では生息域は少なくなっている

ミドリヒョウモン:林縁や林道などを敏速に飛びヒヨドリバナやアザミ類を訪れる
オスは地上や崖で吸水するほか山小屋等に集まる習性がある 写真はオスで山小屋で撮ったもの
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クロバネツリアブ

2013-07-18 | 虫類


背中に白い帯のアブが居た
黒い翅に黒い体に白い帯模様が粋に見えるクロバネツリアブ

幼虫は他の昆虫に寄生して育ち成虫は花の蜜などを食べる
ハエ目ツリアブ科 大きさは20mm近くあった

都心の公園にも中々小粋な虫がいるもんだ
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イヌセンボンタケ

2013-07-17 | キノコ


小さなキノコが群生している
春から秋にかけて林内の倒木切り株などに多数発生することが有る

小型の傘で初めは白色卵形 後に灰色鐘型になり成熟するとひだは黒紫色になり 胞子が飛散して周りの傘を染める

柄は細く壊れやすく採りにくいので食用にはされない
食毒不明 腐生菌
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