トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

コウテイダリアの花

2016-11-30 | 樹木 草花


何年か前に花の見事さとその大きさに見惚れたものだが 最近はあちこちの公園でよく見かけるようになった

キク科の多年草で メキシコから中米原産
学名を名前にして皇帝ダリア 別名キダチ(木立)ダリア
普通のダリアはせいぜい1m位だが大きいものは5mにもなる

太くて長い茎の頂に10㎝を超える程の大輪の花を付ける
短日植物で日が短くなる11月下旬から12月上旬にかけて開花する
街灯が有って明るい所では花が付かない
日の長短を感じるのは葉だと聞いたがどんな仕組みなのだろうか
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アトリの大群

2016-11-29 | 野鳥
 

代々木公園にアトリの大群がやって来た
目の子勘定で500羽は越えていたかもしれない

奈良時代から時として大群を作る鳥として知られており 寛政年間には京の嵯峨野で樹木に群れるアトリが名物とされ沢山の見物客が訪れ 茶店まで設けられた程の賑わいだったという

都心周辺では毎年そこそこには見られるが 2008年のシーズンに多く 年が明けた2009年には近くの小さい公園でも見られるほど数が多い年があった

冬鳥 平地から山地の林 農耕地 草原などに居る
群れで生活するが 春先には小群れで生活するものが多くなる
草木の種子を食べる
渡来数が多い時は数千~数万の群れを見ることもあると言うのでこれからが楽しみ
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モンキチョウ

2016-11-28 | 虫類


見られても10月頃までと思っていたモンキチョウがヒラヒラ飛んできて高い木の上に止まった

平地から山地の草原に広く生息している
都市部の公園 農地周辺 山地草原など全国で見られる

幼虫で越冬し成虫は3月から10月頃まで見られる
幼虫はアオムシ型で 蛹は帯を掛ける帯蛹
シロツメグサ レンゲソウ コマツナギなどマメ科植物が食草
成虫はタンポポ類 アザミ類など各種の花を訪れる
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カンアオイの花

2016-11-27 | 樹木 草花


カンアオイの花が咲いた
葉の形がアオイに似ていて 冬でも枯れずに緑色をしていることか付いた名前

ウマノスズクサ科の山地や丘陵に生える多年草
茎は地を這い節が多く芳香があると言うが まだ嗅いだことは無い
花は10~2月にかけて咲き2㎝程の大きさ
色は暗紫色~淡緑褐色で地味な色
花弁は無く多肉な萼の先が3裂している

果実は液果状で熟すと崩れ 種子を出す
種子には多肉の種枕(エライオソーム)がありアリの好物
種子はアリに散布してもらう作戦
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ボダイジュの実

2016-11-26 | 樹木 草花


葉から柄の出ているような変わった姿の実があった

ボダイジュはシナノキ科の落葉高木 10mほどになる
中国原産で寺院などに良く植えられている
お釈迦様がその木の下で悟りを開いたという木はクワ科のインドボダイジュで 日本のボダイジュではない

6月頃に葉腋から10㎝程の集散花序を垂らし1cmほどの淡黄色の花を10個程もつける
花序の柄には5㎝程の長楕円形の総苞葉がついている
秋に総苞葉からぶら下がった果実が実る
果実は7㎜程の堅果 種子は硬く数珠にする
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オオニガナ

2016-11-25 | 樹木 草花


オオニガナがやっと残ったという感じで咲いていた

キク科の湿り気のある所に咲く高さ1mほどの多年草
本州の近畿地方以北の山中に稀に自生している花
以前は国のレッドデータブックで絶滅危惧Ⅱ類だったが その後の調査で個体数の多いことが確認され2012年ランク外になった

葉は有翼の柄を持って茎に互生し茎を抱く
花は9~11月に咲き 頭花は30個ほどの小花からなる舌状花
下向きに咲くものが多いが そうでないものもある
大きさは直径4㎝程
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ミヤマホオジロ♀

2016-11-24 | 野鳥


11月だというのに都心は雪だった
11月の初雪は54年ぶりとか 11月に都心に積雪があったのは1875年に統計を取り始めてから初めてのことという

ミヤマホオジロ♀がいた
冬鳥として渡来するが 対馬では留鳥
平地から山地の林 草地 農耕地に居る
林縁の少し開けた草地を跳ね歩きながら 草の種子 昆虫類 クモ類などを採食する

オスは頭頂 顔 胸は黒く眉斑と喉は黄色
メスは頭頂 顔 胸が褐色で 眉斑と喉は淡黄色
大きさ16㎝

関東以北では数が少なく人気は高い
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オリオン座

2016-11-23 | 日記


田舎で夜中に目が覚め窓の外を見たら オリオンが綺麗に夜空を飾っていた
見たのは何十年ぶりだろうか ずっと忘れていた懐かしい人に会えた思いがする

左の写真がオリオン座
3個の星が斜めに並んでいる これが「三ツ星」と呼ばれ オリオンの締める帯を表している
三ツ星を取り囲むように4つの星があり美しい形をしている
星座には1等星以上の明るい星は21個あるが そのうちの2個がこのオリオン座にある
左上がペテルギュウス 下の右がリゲル
ギリシャ神話では オリオンは狩りと月の女神アルテミスの恋人で勇ましい狩人と言われる

冬の大三角形(右の写真)
オリオン座の1等星ペテルギュウスから真下に伸ばした所に 全天で最も明るいと言われるオオイヌ座の一等星シリュウスがある
更にシリュウスから左斜め上にある1等星がコイヌ座のプロキオン
この3つの星が「冬の大三角形」と呼ばれている
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セスジツユムシ

2016-11-22 | 虫類


今日は24節気の小雪 冷え込みも厳しくなり本格的な冬間近

キリギリスの仲間でセスジツユムシ まだ頑張って草むらに居た
背中に筋が入っているのこの名がある

肉食のキリギリス類も多いがセスジツユムシは色々な植物の葉を食べる草食
卵で越冬し8月から11月頃まで現れる
本州から九州に分布し 平地から低山地の草原 林縁に居る
鳴き声はチチチ ジーッチジーチとあまり高くなく鳴く
大きさは3㎝程だった
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セアカツノカメムシ越冬色

2016-11-21 | 虫類


奇麗な色の変わった体色のカメムシが歩いていた
セアカツノカメムシは青みを帯びた緑色で 小楯板の基部から中央にかけて広く赤褐色なのだが出会ったのは全体が薄茶色の個体

成虫で越冬する種なので色も越冬色になっているらしい
先端がわずかに黒い側角が突き出ている

ミズキ スギ ヒノキ アセビその他広い範囲の植物に寄生する
全国に分布し平地から山地に居る
春から秋にかけて出現する 大きさは17㎜程
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ヒシの葉と実

2016-11-20 | 樹木 草花


水辺にヒシの葉と実が浮いていた

ヒシ科池や沼に群生する一年草
ヒシ科はヒシ属1属だけですべて一年草の水草
水中の茎から出ているひげ状の物は葉の位置にあるから葉だという説と 発生と解剖から根だという説がある

果実が押しつぶされたような形なので「拉ぐ(ひしぐ)」からヒシになった また葉が拉げたような形だからヒシになったという説もある
ヒシの葉のような形から「菱形」という言葉が出来た

葉は水面に浮き広菱形で葉柄の中央部は紡錘状に膨れて浮袋の役目をしている
花は7~10月に1㎝程の白い小さな花
果実は水中で熟し 熟すと茎から離れ水中に浮く
3cmほどの核果で両端に萼片が変形した棘がある
硬い皮に包まれていて棘は硬く触ると痛い
皮を剝いで実を食べてみたらシャリシャリして生のイモを食べているようだった
昔から食用にされてきた 
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タシギ

2016-11-19 | 野鳥


湿地にタシギがいた

タシギやその仲間など地上性のシギをジシギと言っている
どれもよく似ていて識別は難しい
タシギは全体に褐色味が強く一番茶色く見える
タシギはタシギ類の中では最も水気のある所を好む

旅鳥 本州以南では越冬する
水田 湿地 川原 干潟などに居る
長い嘴を泥の中に差し込んで ミミズ類や貝類 甲殻類 昆虫の幼虫などを食べる

雌雄同色 全長26cm
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ジョウビタキ

2016-11-18 | 野鳥


勝手に冬の使者と呼んでいるジョウビタキ(尉鶲)に会った
ジョウ(尉)は翁の意味でオスの頭が銀髪のようだから付いた名前
ヒタキ(鶲)はヒッヒッと言う鳴き声が火打石の音に似ていることによる
また上等なヒタキという解釈もある

冬鳥で市街地から低山の花壇や植栽地の多い公園 農耕地 河原 草地などに居る
雌雄ともに一羽で縄張りを持ち 主に昆虫類やクモ類を採食し 木の実も食べる
オスは頭頂から後頭まで灰白色で 次列風切基部が白色で白斑になる
この斑を紋付に見てて別名モンツキドリ
メスは全体に灰褐色で翼の紋はある
大きさは14㎝

かっての分類ではツグミ科で ヒタキと名があるのにツグミ科に違和感があったが今ではヒタキ科に分類されている
その代わりツグミ科が無くなって ツグミはヒタキ科に分類されている
これはこれで違和感がある

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ジョロウグモ

2016-11-17 | 虫類
  

ジョロウグモは公園でもとてもよく見かける
アキアカネだろうか網にかかって色艶やかなメスに食べられていた(左の写真)

6月頃にはまだ幼体で小さな円網をあちこちで見かける 7~8月には急に大きくなる 9月に入ると馬蹄形で非常に大きく目の細かい網に 背中に水色と黄色の模様と腹部の脇と下面に赤い斑紋がある艶やかなクモが突然現れるように感じる(真ん中の写真)

8月の終わりころからメスの網に小さなオスがやって来て居候する(右の写真)
オスは成体になると網を張らずにメスの網に入り込む 多い時はメスの網に数匹もいることがある
メスは色艶やかだがオスは地味色 大きさはメスが2~3cm オスが6mm~1cm
そしてメスが脱皮して亜成体から成体になった時に交接する
成体は9~11月に見られる
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モッコクの実

2016-11-16 | 樹木 草花
 

モッコクの実が鈴なりの木があった

モッコクはツバキ科の常緑高木 15m程になる
花は6~7月頃に初め白く後に黄色みを帯びて咲く
両性花の株と雄花だけの株がある

10~11月にもなると生った実が赤く熟す
蒴果で1cmほどの球形 果皮は熟すと不規則に裂開し7mmの橙赤色の種を出す
この時期になると鳥が採食し始める
ツグミ類 ヒタキ類 メジロなどが良く来る
食べてみたが味はあんまりしない
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