トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

カワズザクラ

2019-01-31 | 樹木 草花


ここにはカワズザクラが10本もある中で、一輪だけ咲いた

昭和30年頃に静岡県河津町で見つかった早咲き品種
カンヒザクラやオオシマザクラの自然交配種

早咲きの中では花が大きくて華麗
花弁はピンク色で少し色むらがあり、長さ幅ともに15mmほどある

河津町は今や河津桜の名所で、河津駅と川沿いを中心に町全体で8000本の桜が楽しめる
川から少し離れた民家に大きな原木があり、花が見事
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ロウバイ

2019-01-30 | 樹木 草花


他の花に先駆けて咲くロウバイの花が真っ盛り
ロウバイの名は、蝋細工のように見える花の姿から付けられた

ロウバイ科の落葉低木 普通3m程になる
中国原産で、江戸時代初期に渡来した

1~2月 黄色の芳香のある花が咲く
花は2cm程で、花被片は多数らせん状に付いている
内側の花被片は小さくて暗紫色 外側の花被片は黄色で光沢がある

花が終わると花床が大きくなって、3cm程の長卵形の偽果になる
偽果の表面は木質化し、先端には雄しべなどが残り中にそう果が数個入っている

ソシンロウバイ・・ロウバイの栽培品種 ロウバイより花が大きく内側の花被片も黄色い
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フクジュソウ

2019-01-29 | 樹木 草花


フクジュソウが咲き始めた
2月から4月まで咲く スプリング・エフェメラル・・春の短い命と言う意味で早春に現れて2か月ほどで地上から姿を消してしまう

キンポウゲ科の山地のやや明るい林内などに生える多年草
根茎は黒褐色で太く、多数のひげ根を束生する
茎は太く直立する
葉は長柄があり、3~4回羽状複葉に細裂する
枝先に黄色い花を1~数個上向きに開く
花弁は10~20個 萼片より長く黄色で金属光沢がある
花弁を使って日光を花の中心に集めて暖め、虫を吸引している
花は日が当たっている時だけ開く
果実はそう果 倒卵形で5㎜程 アリの好むエライオソームを付けている

最近日本のフクジュソウは4種類に分けられると言われている
本州に生えるものはフクジュソウとミチノクフクジュソウ
フクジュソウは萼片の長さと花弁がほとんど同じかやや短い
ミチノクフクジュソウは萼片の長さが花弁の1/2~2/3
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ナノハナ

2019-01-28 | 樹木 草花


公園の一角でナノハナが真っ盛りで春も近いと感じる

ナノハナ(菜の花)は食用の花の意味でアブラナ科アブラナ属の花の総称
アブラナやセイヨウアブラナの別称としても用いられている
今では菜の花と言えば、このセイヨウアブラナを指す
明治初期にヨーロッパから入り、種子から油を取るために栽培されている

道端や人里に生えるヨーロッパ原産の1年草~越年草 栽培もされる
茎は50cm程の高さで、上部に黄色の4弁花を多数つける
果実は長さ5~10㎝の長角果
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カンザキアヤメ

2019-01-27 | 樹木 草花


5月過ぎに咲くアヤメにそっくりな花 カンザキアヤメ(寒咲菖蒲)が咲いていた

アヤメ科アヤメ属の常緑性多年草
地中海から西アジア原産

葉は長さ30cm 幅1cm程の線形
葉の間から花茎を伸ばし先端に10㎝近い花を付ける
花茎は短く15cm程だった
花は日本では1~3月に咲く

花は外花被片3枚と内花被片3枚があり、外花被片に黄色の斑と繊細な網目模様があり綺麗だ
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ペーパーホワイト

2019-01-26 | 樹木 草花


ペーパーホワイトが真っ盛り

ヒガンバナ科スイセン属の多年草草本
地中海沿岸地方原産で、平安時代に薬草として渡来した
茎は15~50cm程

花は12~2月に房咲に咲く
真っ白の花被片でで、紙のように白いと言う意味からペーパーホワイトの名がある
外側3個は萼片 内側3個が花弁
中央の筒状の部分が副花冠で、これも白い

花は臭気があると言うが、意識して無かったためか近寄ったが特に感じなかった
全草有毒 特に根茎に致死量10gというリコリンを含む
葉をニラと間違えて食べ中毒した例もある
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ヒヨドリ

2019-01-25 | 野鳥


ヒヨドリがセンダンの実を食んでいた

ヒヨドリはヒーヨヒーヨと言う鳴き声から付いた名前
日本列島周辺にのみ生息する準日本固有種
今では日本中で見られる身近な鳥だが、このような状況は最近(1970年代以降)の事で、以前は漂鳥もしくは冬鳥だった

食べ物は雑食性で、木の実 花蜜 花芽 花弁 萼片 野菜の葉 動物質では昆虫類 小型の両生類や爬虫類、時には小鳥の雛など色々のものを食べる
雌雄同色で大きさは28cm

センダン:
センダン科の落葉高木 普通10m程だが大きいものは20mにもなる
花は5~6月 本年枝の基部の葉腋から、淡紫色の素敵な色合いで、1cm程の大きさで多数咲く
果実は核果 1.5cm程の楕円形で、秋に黄褐色に熟す 葉が落ちた後にも長く枝先に残っている

黄熟した生の果実の果肉の部分だけをすりつぶして、ひび あかぎれ しもやけに塗ると効果がある
乾燥した幹の皮を煎じて飲むと虫下し 条虫駆除に効果がある
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クイナ

2019-01-24 | 野鳥


クイナの名はクイクイと鳴くからクイナ 又はカエルなどを食べて鳴くの「食い鳴き」の意味など諸説ある

東北地方以北では繁殖しており夏鳥 それより南では冬鳥
水辺の草地 アシ原 休耕田 水田などに居る
冬のこの時期は一羽で居ることが多い
警戒心が強くてなかなか出て来ないが、水辺近くのアシ原 草原で生活しており、昆虫類 甲殻類 軟体動物 魚類などの他 植物の種子も食べる

雌雄同色 冬は下嘴のみ紅くなり 脇と腹には白と黒の横斑があるシックな出で立ち
大きさは29cm
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アトリ

2019-01-23 | 野鳥


花鶏が50羽ほどの群れで飛び回っていた
アトリは「集まる鳥」が略されて、「あつとり」「あっとり」から「あとり」になったらしい
漢名は「花鶏」で 漢字表記の時はこの字を当てる

冬鳥
10月頃にやって来て5月頃までと長く居る
渡来数が多い年と少ない年があるが、今シーズンはほどほどの多さの感じがする
林 農耕地 草原などに居る
木の枝先にぶら下がったり、また地上に降りて植物の種子や実を食べる

冬羽ではオスメス共に淡色で、オスの頭はパフっぽいが夏羽では黒くなる
雌雄共に橙色の胸と白い腰で綺麗な鳥だ
大きさ16㎝でスズメより大きい
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オジロビタキ

2019-01-22 | 野鳥


オジロビタキは旅鳥または冬鳥
越冬する個体は少なく、その多くは雌か第一回冬羽で、成鳥の雄の越冬例は少ない
数が少ないので居れば人が集まる

落葉広葉樹の有る明るい林に、一羽で居ることが多い
枝を移りながら空中採食したり、地上に降りたりして昆虫類 クモ類 木の実などを採食する

成鳥オスは喉が橙色 メスはこの橙色は無くて白い
オスの第一回冬羽ではまだ喉の橙色は無くて、メスとの見分けは難しい
大きさ12cm
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ナミスジフユナミシャク♀

2019-01-21 | 虫類


シャクガ科の幼虫のイモムシは尺取り虫と言われている
その中で冬に活動するものの総称がフユシャクで、多くの種がいる

出会ったのはナミスジフユナミシャクのメス
この蛾は、幹上で卵で越冬する
春先に孵化して 若葉などをたべて生長する
幼虫は緑色のイモムシで、食べ物は広食性。バラ科ムクロジ科ブナ科カバノキ科その他多くの植物の葉を食べる

幼虫は5月末から6月にかけて地上に降りて土中の浅い所で蛹になる
蛹は10月頃に成虫となる メスは翅が退化していて飛べないので幹を歩いて登って来る
フユシャクガのメスは翅が無いか有っても短いのだが、その中ではこの蛾は割合長めの羽がある
メスは誘引フェロモンを出しオスを呼んで交尾をする

オスもメスも成虫になってからは採餌しない
採餌しなくても1か月近くは生きられる
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オオカマキリ卵嚢

2019-01-20 | 虫類


今日は24節気の大寒 寒の真っ最中
一年で最も寒くなる頃と言うが、東京では穏やかで温かい日だった

枯木立でオオカマキリの卵嚢(卵鞘)を見つけた

日本のカマキリの仲間は、約10種類ほどいて、蛹の段階が無い不完全変態で肉食性

オオカマキリは、秋に、メスは逆さになって卵を産む。卵は茎や樹皮の上に泡の塊りを付着させてその中に産む
この泡の塊りが固まって卵嚢になる
卵嚢は球形に近い盛り上がった形で、保温効果が高く、この状態で冬を越す

幼虫は6月頃に成虫と同じ姿で生まれてくる
生まれる数はメス親の栄養状態による
生れ出た幼虫はすぐに脱皮して1齢幼虫になる 大きさは1cm程で可愛い
その後脱皮を繰り返して8月頃には成虫になる 成虫は8cm程の大きさ
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ウナズキヒメフヨウ

2019-01-19 | 樹木 草花


真っ赤な花が下向きに咲いていた
蕾の時は上を向いているが、成長に従い下を向くようになるのでウナズキの名が付いた

アオイ科の常緑低木 3m程になる
メキシコ~コロンビアに分布している

花は11~4月に咲き、5cm程の大きさで 色は赤 ピンク 白などがある
壺状で平開しない
花びらの基部に角状に飛び出た部分があり、蕊に巻き付き開かない構造になっている
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オオベニウチワ

2019-01-18 | 樹木 草花


真っ赤な葉のような上に棒状の花 面白い形の植物だ

オオベニウチワはサトイモ科の多年草
原産地はコロンビア、エクアドル
日本には明治中頃に渡来した

葉は緑色の光沢のある長いハート形で15cm程有る
葉柄は地面から直接出て30cm程有る
花柄も地面から直接出ている
先端に花を付けるが、赤い葉のようなものは仏炎苞
先に出ているのが6cm程の肉穂花序で、小さな花がびっしり並んでいる
仏炎苞の色は、白 ピンク 緑 紫など色々ある

同じサトイモ科のミズバショウを思い浮かべると、やはり仏炎苞が有って肉穂花序を包んでいる
オオベニウチワは仏炎苞が開いてうちわ状だが、分かる感じがする
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オオベニゴウカン

2019-01-17 | 樹木 草花


温室で真っ赤な大きな花が咲いていた
オオベニゴウカン(大紅合歓)はネム(合歓)の木の花をもっと大きく赤くしたような花を付けるので付けられた名前

マメ科の熱帯性常緑低木 5m程になる
原産地はボリビア

葉は偶数羽状複葉
花は日本では12~5月にかけて咲く
化粧パフに似た真っ赤な球型の花で、大きさは10cm程もある
糸状に飛び出ている赤い部分は雄しべで、花弁は中心付近に集まって付いているが目立たない

園芸種で雄しべが白いものもあり、シロバナオオベニゴウカンと言う
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