トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ヤモリ

2010-09-30 | 小動物 他
急に寒くなって慌てて暖かい家の中に避難してきたのかヤモリが壁を這っていた
足の裏に吸盤状のものがあるらしい・・趾下薄板と言うらしい

古い家のときにも居て 建てかえした時に(もう20年以上前だが・・)もう何処かへ行っていなくなったと思っていたが 数ヶ月で姿を見せてそれ以来時折出てくる

ヤモリの寿命は知らないがまさかそれほど長生きではないだろうから子孫代代何代かに渡って棲み付いているのだろう

生きている昆虫類・アリやハエを食べるし 害を与えられた事もないし 何と言っても「家守」だから居てくれると安心 でそっと放してやった・・又おいでね・・もうじき冬眠かな
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サネカズラ

2010-09-29 | 樹木 草花
          
          雄花

          
          雌花

サネカズラの花が咲いていた
樹皮からとった粘液を整髪に使ったので 別名ビナンカズラ(美男葛)
ビナンカズラの名前の方が通りが良い

雄シベも雌シべも球状にに付き横に広がった赤いのは葯隔

毛も無く美男でもない者には関係ない花だな
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石割クスノキ

2010-09-28 | 樹木 草花
伊豆の下田をブラブラしていたら石割楠と言うのに出会った

かなりの大きさの楠が大石の間から生えていた

コンクリートやアスファルトの道路から芽を出して大きくなった根性○○というのが一時はやったが正にそれ

何もこんなところで と思うがこれはこれで立派なものだ
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クロモジ

2010-09-27 | 樹木 草花
クロモジの冬芽がしっかりとついていた
立教大学のマークに似ていると言う話もある
先が尖ったのは葉芽で 丸いのが花芽

樹皮を少し削るととてもよい香りがする
クスノキ科の木だからと言うが クスノキ科で香りのしない木もある

独特の香気を利用して楊枝に使う 細工物にも使う
葉や種子からは香油がとれる

雌雄別株で4月頃に黄緑色の小さな花が集って咲く
この木に実がついたのを見たこと無いので雄株かもしれない
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コゲラ

2010-09-26 | 野鳥
やんちゃ坊主のコゲラ君

日本では最小のキツツキでほぼスズメ大
日本と周辺にのみ生息している
英語名はJapanese Pygmy Woodpecker

都心の公園でも普通に見られ よくギーィという特徴のある声を聴く

オスは後頭の両側に赤い斑が有るが毛がかぶって確認は難しい
コゲラは随分出会っているがこの赤斑を見たのは一度だけ
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イソヒヨドリ

2010-09-25 | 野鳥
海岸の岩場などに生息している
写真はオスで青藍色の上面と赤褐色の腹で色鮮やか
とてもよい声で囀る
メスは下面に褐色のうろこ模様で地味色

最近では市街地で繁殖している話を聞く

イソヒヨドリの仲間では他にヒメイソヒヨ コシジロイソヒヨがいて迷鳥としてごく稀にやって来ると言うが未だ見たことは無い
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エナガ

2010-09-24 | 野鳥
メジロ シジュウカラと混郡のエナガが居た
黒と紅紫色の背中が可愛い少し尾が長めの小鳥

このエナガ君の巣は珍しい形で 屋根がついたドーム型
屋根があるので雨風 直射日光も怖くない
材料はコケやウメノキゴケでコケと羽毛は内部に使い ウメノキゴケを外側に使うが木の肌そっくりでカモフラージュ効果抜群

可愛い上にしっかり者
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メジロ

2010-09-23 | 野鳥
2週間ほど前からメジロが庭に戻って久し振りに声を聞いた

メジロはもちろん花の蜜が大好き
がハイビスカスのような大きな濾斗状の花だったりすると 嘴が蜜まで届かず 止むを得ず(だと思うが)花の横から穴を開けて蜜を吸ってしまう・・盗蜜をする

面白いのは盗蜜をするのは沖縄 奄美 小笠原までで伊豆諸島では観察されていない

ハイビスカスの花は外来種でメジロと出合ったのはそれほど昔ではなく 何かのきっかけで盗蜜をする鳥が現れ文化のように広がったと考えられている

花には大迷惑な盗蜜だけど メジロは可愛いから許しちゃお~
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ツバメシジミ

2010-09-22 | 虫類
今日は中秋の名月だそうな
あしたは暑い寒いも彼岸までの お彼岸 気候もズッと涼しくなりそうでホッとしている
この夏の暑さは並ではなかった やっと乗り越えたが年寄りの寿命を3年は縮めた

シジミ蝶翅を広げると蜆の貝殻を開いたくらいの大きさで 
翅が丸くて貝のようなのでシジミチョウ

ツバメシジミはヤマトシジミより少し小さく白っぽい 一緒に飛んでいる事もある
今年のように暑くて汗をかいていると人の汗を吸いにくることもある・めったにはないが・

食草はシロツメグサなどの花

翅の色具合がなんとも言えず可愛くて小粋な模様
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ジャノメチョウ

2010-09-21 | 虫類
地味色で翅に目玉模様 蛇の目と書いて「蛇目蝶」
蝶によっては翅の表裏の色模様が異なるものが多いがこの蝶は同じ模様がある

花の蜜はもちろん大好きだが樹液や動物のフンにも来て汁を吸う
ジャノメチョウは前足が退化して(進化して?)いるので4本しか見えない
4本足の昆虫ってことになる

幼虫はススキなどの葉が食草

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タマムシ

2010-09-20 | 虫類
ジャーン 真打登場 というところか
玉(宝石)のように美しいから玉虫
金属光沢は太陽の光を反射してピカリと光る
このピカリによって鳥をおびえさせる効果があるようだ
色の秘密は翅の凹凸に光が反射する構造色(CDの裏側と同じ)なので色あせない

真夏の正午頃 炎天下のサクラやエノキの周りを何匹もが飛ぶ姿を見たと言う話を聞いた
ほとんどがメスを探すオスらしいが 羨ましい 一度でいいから見てみたいものだ
都心の公園では全く見なくなったが 最近石神井公園で翅を拾った・・居るかもしれない

玉虫と言えば「玉虫の厨子」(仏像を納めるもの)が有名
法隆寺に保存されているが翅が傷んで輝きが無くなった為
1960年に模造され綺麗に蘇った
その時に使ったタマムシは5348匹だそうだ 
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キボシカミキリ

2010-09-19 | 虫類
紙も髪もスパッと切るほど顎が強い でカミキリムシ 経験は無いが咬まれると痛そう

黄色の斑紋が名前の由来
触角が体の倍以上あり メスの方が長い 脚で触角を撫でて手入れに余念が無い
死んだ振りなどして仰向けになったときはこの触角で体を支えて起き上がる

幼虫はクワやイチジクなどの 生木の幹や枝に潜入して材部を食い進むため これらの樹木の大害虫 成虫もクワ科の生木の樹皮や葉を食べる

最近の造園ブームで分布を広げている
かっては関東以西の温暖な地域に居たが 今では東北地方まで広がって注目されている

写真の2匹は後ろの小さいほうがオスのようだ 
なんだかチョッと情けない雰囲気 もっとしゃんとせい!!
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ナガコガネグモ

2010-09-18 | 虫類
黄色地に黒の横じまのストライプ チョッと小粋な出で立ちじゃございませんか

クモは日本におおよそ1200種程居るとされているが 半分くらいが網を張る
クモの巣というイメージに近いのがこのナガコガネグモの円網だろう

中心から放射状に伸びているのが縦糸で触ってもくっつかない
円のように見えるのが横糸で粘球というねばねばした玉があるからくっつく
この粘球は虫眼鏡で見える

クモはこの粘らない縦糸を伝って移動するので脚を取られる事は無い
が別説の足の裏に脂がにじみ出ていてくっつかないと言う説も根強い

縦に(写真では斜め)糸が重なって白く目立つところを「隠れ帯」といって注意を引き付けて自分を目立たなくするためと考えられている

多くのクモは巣に居るときは下向きにいる
逃げるときに素早く移動するには飛び降りるのが一番早いからだが
飛び降りるときはもちろん命綱をしっかりとしかも2本つけて飛び降りる
日頃の備えが大事!!

まだまだクモの話題は尽きないのだが色も動きも見ていて飽きない 全く面白い奴だ!
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ナンバンギセル

2010-09-17 | 樹木 草花
ピンクの花を恥ずかしげにうつむき加減に付けて名前はナンバンギセル(南蛮煙管)
名前は長い柄の先につく花の様子がキセルに似ていることによる
がしかしキセルって雰囲気じゃないと思っていたら別名「思い草」ともいうらしい

万葉集に「道のべの尾花が下の思草 今さらになど ものか思はむ」
蛇足を承知で解釈すると・・もはや私達はススキや思い草と同じに一つです 私はいつもあなたの事を思って 物陰から案じているのです・・

で ナンバンギセルはススキ ミョウガ等につく寄生植物
葉を持たず栄養分は全て横取りして胡麻粒よりはるかに小さい種をびっしりつける
花の下の長い柄は花柄で茎はほとんど地上に出ない

今後は「思い草」と呼ぶことにしよう
いいとこ横取りのちゃっかり娘って感じだな
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カリガネソウ

2010-09-16 | 樹木 草花
異常高温が収まってやっと一息ホッとしてます

何年ぶりかでカリガネソウに出会った
何のことは無い目黒の自然教育園にあった

咲いている特異な花の様子を雁(カリガネ)に見立てての名前
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