トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ニホントカゲ

2024-05-21 | 小動物 他


公園の木道でトカゲに出会った
全長20cmを越えていた
トカゲ属は全体が滑らかで、各部位に規則正しく鱗が並んでいるのが特徴
本種の体鱗列数は24~28列
艶のあるずんぐりした体で四肢は短い
四肢の指は細く、鉤爪がある
尾は自切をする

地表を這うように素早い動きをし、低木も登る
日当たりの良い場所を好み、オスは縄張りを持ち侵入者には激しく攻撃する
採食時には積極的に移動し、落ち葉の下や草地などにいる無脊椎動物を食べる

石の下や石垣の中、斜面の土中で越冬する
交尾は4~5月、オスは繁殖期には喉や腹部がオレンジ色になる
5月下旬から6月にかけて、メスは石の下や土手の斜面に巣穴を掘り産卵する
その後孵化まで卵の世話をする
産卵数は5~16個
7月下旬には孵化幼体が見られる
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ミシシッピアカミミガメ

2023-11-07 | 小動物 他

水辺の倒木にカメが腹側を見せて、立ち日向ぼっこ

腹甲は見た事が無くお初だが、ミシシッピアカミミガメのようだ

 

原産地はアメリカ中南部とメキシコ

世界各地に移入・定着しており、日本でも各地で見られる

昔、子亀をミドリガメと言って、近縁種や他の亜種が混ざって輸入されたが、今では野外で見るのはほぼミシシッピアカミミガメだ

輸入量も多かったのだろうが、頑健さも相当なものなのだろう、在来のカメや生態系に影響を与えている

 

甲長 最大オス24cm、メス28cm前後

背甲は穏やかなドーム型で緑褐色

腹甲は、淡黄色の地に黒っぽい複雑な模様が入る

個体差があるが、見たのは腹甲の縁に黒い丸型の模様が入っていて、中央に模様が見える

側頭部の眼の後部に赤色の模様があり、アカミミガメの名の由来になっている

オスの尾は太くて長く、メスは短い

 

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タコクラゲ

2023-09-06 | 小動物 他

水族館で模様や形の面白いクラゲ、タコクラゲと言うのが居た

 

脇の説明文

傘形 10~20cm

クラゲは刺すイメージがありますが、タコクラゲは刺されてもあまり痛くはありません

餌はプランクトンも食べますが、体内に共生葉をもつので光合成でも栄養をとれます

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ヤモリ

2023-07-23 | 小動物 他

ここ何年か姿を見せなかったヤモリが、ピアノのレースのカバーにいた

逃げまくるのをやっと捕まえて、庭に放した

 

人家やその周辺に生息している

隠れる場所が多い古い木造建築物に多いが、近代的な建築物にもいる

夜行性の傾向が強く、夜間に人家の窓や灯火周辺に集まり、飛翔性や壁を上る小昆虫、徘徊性のクモ類を食べる

 

オスは孵化の翌年、メスは孵化の2年後には性成熟する

卵は、板壁や戸袋屋根裏などの隙間に、5月下旬から7月上旬に産み付けられる

大きさは9x14mmの楕円形で、表面の粘着物質で周囲に接着する

卵殻は固く、40~90日で孵化する

 

尾の先まで全長は15cm程

体は平たく、指下板は左右に分かれず、指全体に広がる

背面と四肢は細かい顆粒状の鱗で覆われているが、大型の顆粒状鱗が散在する

 

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アオダイショウ

2023-05-07 | 小動物 他


1メートルは遥かに超えるアオダイショウ
名前は、背面が青味がかって見えることと、ダイジャが変化してタイショウ、又は最大のヘビなので大将と言われる
日本固有種

地域によるが3~5月が冬眠明け、4~6月に交尾、6~8月に産卵をする
艶のある青味がかったものから、暗色のものまで色彩、模様の変異がある
低地から山地の森林にかけて広く生息し、地上、樹上問わず、又泳ぎも上手い
樹上でも、腹板の両端に隆起(側稜)があり、これで枝を挟み込んで移動する
大きさは110~192cm

餌は幼体時にはトカゲ、カエルなどを好むが、成長に従い鳥類や哺乳類を主に食べるようになる
アオダイショウの肉は臭みとアクが強く食用にはならない
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アマガエル

2023-03-25 | 小動物 他


アマガエルがピョタンピョコタン出てきた
正式にはニホンアマガエルという

地域によるが冬眠時期は11~3月
落葉の下や浅い土中、樹洞などの陸上で冬眠する

普通、鼻から頭側面に黒色の条線が入り、この模様の無いアオガエル類と識別できる
体色は緑色や灰褐色に環境によって変化し、個体によっては暗褐色の不規則な模様が入る
まれに色素の一部が欠乏した空色や黄色、時にある尾の個体も見つかっている

四肢の指先に吸盤があり、ガラス面や低木も登る
皮膚から毒性物質が分されており、目に入ると重度の結膜炎になることもあるので注意が必要
オスは喉の鳴き袋(鳴嚢)を膨らませて、繁殖期や雨の降り始めに良く鳴く
大きさは2~4cm



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アオダイショウの抜殻

2023-02-17 | 小動物 他


公園でアオダイショウの抜殻が木に引っ掛かっていた
体のほんの一部で、顔でも尾でもなく真ん中あたりらしい

アオダイショウは日本で最大級のヘビで日本固有種
アオは背面が青味がかった色から、ダイジャが変化してタイショウになった、又は大きいので大将から付いた名前
あちこちの公園で時折見かけるので、個体数は割合多いようだ
肉は臭みとアクがあり食用としては適さない

餌は幼体時にはトカゲ、カエルなどを好むが、成長するに従い鳥類や哺乳類を主に食べるようになる
3~5月が冬眠明け、4~6月に交尾、6~8月に産卵する
卵は1回の産卵数4~17個、約60日で孵化する
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ヤマトオサガニ

2022-09-13 | 小動物 他


干潟がヤマトオサガニで大賑わいだった

代表的な干潟のカニで、泥地を好み巣穴を掘って暮らしている
甲幅は4cm以下で横長、危険を感じると長い柄を持つ目を潜望鏡のように水から出して警戒したりしている
眼窩は黄色い顆粒に縁取られている

大きな白いハサミがあり、潮が動くときにはオスはこのハサミを上下に動かすディスプレイでメスにアピールする
このハサミを上下する行動は、ウェイピングと呼ばれ求愛やなわばりの意味があると言われている
カニによって動かし方は違うが、ヤマトオサガニは前で左右のハサミをつけて、そのまま目の高さまで上げる
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ウシガエル

2022-08-24 | 小動物 他


ヴォーヴォーと牛に似た声で鳴くウシガエル
国内で見られる最大のカエル・・12~18cmほどある
北アメリカ東部原産で、食用として導入されていて、特に戦後数百トンも輸入された
今では北海道南部から石垣島まで各地に定着している
特定外来生物に指定されていて、飼育、販売、移動、輸入、放逐などは禁止されている

繁殖期は5~9月
水草の多い水面に1層の大きな卵塊(50cm四方以上)を産む
卵は6千~4万個と多い
通常は幼生(オタマジャクシ)のまま越冬し、翌年に変態する

比較的深い水深と広い水面を有し、水辺に草が茂る池や沼、河川の溜水と言った環境を好む
貪欲な捕食者で甲虫を主とした昆虫類やザリガニ、他のカエル、水鳥類の雛、ネズミなど多様な動物を食べる

体色は褐色から緑色で体型はがっしりしている
後肢は長く水掻きがよく発達している
背面は鮫肌状で目立った隆条はなく、背側線の隆条もなく、大小の淡黒色や暗黒色の斑紋が密に並ぶ
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ヤモリ

2022-08-19 | 小動物 他


夜の夜中柵にへばりついていたヤモリを久し振りに見た

日本国内の個体は江戸時代以前の輸入動物の可能性が高いと言われている
大きくは爬虫類に属するヤモリ(ニホンヤモリ)は、有隣目トカゲ亜目ヤモリ科ヤモリ属の小動物

体は平たく、背面と四肢は細かい顆粒状の鱗で覆われるが、大型の顆粒状鱗が散在する
大きさは頭胴長で7cmほどあった

人家やその周辺に居て、夜行性の傾向が強く、夜間エサを求めて灯火や窓などに姿を見せる
公園などでは、樹木に付いている銘板の裏などで良く見つかる
食べ物は小昆虫やクモ類

板壁や戸袋、屋根裏などの隙間に5~7月にかけて産卵
産み落とされると表面の粘着物質で周囲に接着する
卵は楕円形で大きさは14x9mmほどで卵殻は固い
40~90日で孵化、オスは孵化の翌年、メスは孵化の2年後に性成熟する

卵(孵化した後)

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スッポン

2022-08-17 | 小動物 他


大きなスッポンが居て、遠くからは40cmは越えていると思ったのだが、物の本では、甲長はオス35cm以下、メス25cm以下となっていた

河川の流れの穏やかな比較的浅い場所や、水底が砂泥質の池沼に居て、用水路、水田、溜池などでも見られる
汚水にも比較的強い
食べ物は動物食で、魚類や水生昆虫、貝類、甲殻類、両生類などを捕食するが、飼育下ではパンやイモなど植物質の餌も食べる

甲は非常に扁平で甲板はなく、柔らかい皮膚で覆われている
鼻孔の先端は突出している
首は長く伸ばすと甲の2/3ほどにもなる
四肢の水掻きは非常に発達していて泳ぎに適している

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アズマヒキガエル

2022-08-04 | 小動物 他


今日は東京でも雷と激しい雨に見舞われた
久し振りの雨に誘われたか、アズマヒキガエルが3匹も庭のあちこちでノソノソ歩き回った

ヒキガエル科の近畿地方から北の本州に居るカエル
日本固有亜種
海岸付近から高地の様々な環境に広く生息している
柔らかい土中に潜り冬眠し、5°Cで目覚める

繁殖期は地域によるが2~7月
繁殖期間は1週間ほどで、雄が先行し池や湿地、水田などで雌を待つ
1匹のメスに何匹ものオスが群がるガマ合戦が繰り広げられる
孵化幼生は6~8月に変態し成体となる
7月には2cm程の小さなカエルも見かけた

エサは地表昆虫が主
跳躍力は弱く、歩く姿を見ることが多い
大きさは10cmほどあった
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ニホントカゲ

2022-07-14 | 小動物 他


日当たりの良い所をトカゲがチョロチョロ歩いていた
尾が青く幼体らしい

石の下や石垣の中斜面の土中などで冬眠する
春に出てきて、交尾は4~5月、オスは繁殖期には喉や腹部がオレンジ色になる
5月下旬ころからメスは石の下や土手の斜面に巣穴を掘り産卵する
その後孵化まで卵の世話をする
産卵数は5~16個
7月には孵化幼体が見られる

トカゲ属は体全体が滑らかで、各部位に規則正しく鱗が並んでいるのが特徴
大きさは全長20~25cm、頭胴長6~10cm
ニホントカゲの体鱗列数は、24~28列、艶のあるずんぐりした体で四肢は短い
四肢の指は細く鉤爪がある
オスの背面から側面の体色は灰褐色で、その間に赤褐色の帯がある
メスは幼体時の色模様がある程度残り、淡黒色の体で胴から尾にかけて淡黄色の帯が5本入る
尾の先端寄りがわずかに青味がかる個体もいる
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アズマヒキガエル

2022-05-18 | 小動物 他


今日は暑かったせいか、庭のカエルが石の上で休んでいた
2時間ほどたって見たら、同じ場所にじっとしていた  何してるの?
毎年何匹かが庭でうろついている、今は家の表側と裏側に1匹づついる

大きさは10cm程もあって、今年生まれかどうかわからない
2月の終わりころ卵が産みつけられ、孵化しオタマジャクシとなって2~2.5か月で変態して成体になる
孵ったばかりのカエルは1cmほどの大きさ

成体は陸上生活するもの多い
肉食で主に地表昆虫を食べる・・我が家の庭は虫だらけ
跳躍力は弱くノソノソ歩く方が多い
アズマヒキガエルは日本固有亜種
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オタマジャクシ

2022-04-11 | 小動物 他


すっかり暖かくなって春真っ盛り
日本固有亜種のアズマヒキガエルのオタマジャクシも水際で群れ出てきた
オタマジャクシは調理に使うお玉杓子に似ているので付けられた名前

親のカエルとは似ても似つかぬ独特の姿をしている
雑食性で鰓呼吸をする・・カエルは肉食性で肺呼吸

もう少しすると先ず後ろ足が出てきて、続いて前足が出てくる
尾は次第に内部が崩れ、胴に吸収されるようにして無くなる
前後して体形も成体の姿になり、陸上生活するので変態後上陸する
孵化してオタマジャクシになって、変態までおおよそ2.5か月ほどなので6月頃にはカエルになる
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