トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ウミネコ

2023-07-31 | 野鳥

ミャーオミャーオと、鳴き声が猫のような声なのでウミネコと言う

 

留鳥又は漂鳥

沿岸、内湾、干潟などに居る

一年中群れで生活する

砂浜や岩場などで休み、時々一斉に飛び立ち元に戻る行動をする

水面近くに浮きあがってきた魚を捕えたり、漁港や海岸に落ちている魚、加工所から出るアラなどを食べる

雑食性で他の海鳥を襲い、エサを奪うこともある

海岸に近い淡水の湖沼などで、よく水浴びをして体に付いた塩分を落とすことをする

 

雌雄同色

成鳥の尾羽には黒帯がある

日本のカモメで黒帯があるのはウミネコだけ

黄色の嘴の先端に、黒と赤の斑紋がある

足は黄色い

全長47cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノカンゾウ

2023-07-30 | 樹木 草花

ユリ科ワスレグサ属の畔や溝の縁などやや湿ったところに多い多年草

ワスレグサ属は、調理して食べると心配事を忘れるほど美味しい、又美しい花を見ていると、憂さを忘れる、などから付いた名前と言われる

カンゾウは漢名の「萱草」を日本語読みにしたもの

 

葉は幅1.5cm程の線形でヤブカンゾウより細長い

7~8月に、間から80cm程の花茎をだし、先に7cm程の花を付ける

花は一重で、花色は橙赤色から赤褐色まで変化が多い

花被片は6個有り、下部は筒状に合着している

普通結実はせず、根が紡錘状に膨らみ、匐枝を出して増える

 

花、蕾は甘酢、三杯酢で美味しく

また、焼酎に漬けこんだ花酒は、滋養強壮 疲労回復に効果がある

若芽、若葉はさっと茹でて、おひたし、あえ物、煮物、炒め物に美味しく食べられる

蕾を乾燥したものは、漢方で金針菜と言い、食用の他利尿や消炎などの薬用に使う

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シモツケ

2023-07-29 | 樹木 草花

小さな木なので普段は見過ごしているが、花が咲くとたおやかな色合いで見入ってしまう

シモツケの名は、栃木県の下野(しもつけ)産のものが、古くから栽培されていたことによる

 

バラ科の岩礫地など日当たりの良い所に咲く落葉低木

高さは1m程で株立ちになる

葉は互生し、葉身は5cm程の卵形、先端は尖り、基部は円形~クサビ形

縁には不揃いな重鋸歯がある

 

花は5~8月に咲く

枝先に半球型の複散房花序をだし、5mm程の小さな花を多数つける

花弁は円形で、紅色、淡紅色、濃紅色、まれに白色と変異が多い

雄しべは30個ほどで、花弁より長く目立つ

果実は袋果

3mm程の卵形で、5個集まって付く、表面は光沢があり頂部には花柱が残る

9~10月に熟すと裂開し、細かい種子がこぼれる

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミナヅキ

2023-07-28 | 樹木 草花

ミナヅキが咲き出した

落葉低木のノリウツギの園芸品種で、花がすべて装飾花になっている品種

旧暦の6月(水無月)に咲くことが名前の由来

ノリウツギは、大きさ2~5m 7月に咲く

 

ミナヅキの葉は互生で楕円形をしている

花は7月半ばから8月半ばにかけて咲く

花色は淡いクリーム色で、裂片は2~3cmの大きさ

結実はしない

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガガブタ

2023-07-27 | 樹木 草花

水面にガガブタの白い花が点々と咲いた

ガガブタの名は、光沢のある丸い葉を鏡(ガガ)と蓋に見立てたと言われている

絶滅危惧種

 

リンドウ科アサザ属の池や沼に生える多年生の水草

茎は細長く、水底の泥中にひげ根を下ろす

葉は水面に浮かび、7~20cmの卵状円形

 

花は7~0月、葉腋から花柄を多数出し、中心部が黄色で回りが白い花を水面に咲かせる

花冠は約1.5cmで5深裂し、裂片の内側には白くて長い毛が生え、縁は糸状に細かく裂ける

果実は蒴果で長さ5mmほどの楕円形

種子は膨らんだ広楕円形で、光沢があり滑らか

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タマアジサイ

2023-07-26 | 樹木 草花

タマアジサイの名は、開花前の花序が総苞に包まれて球形をしているので付けられた

花序が展開すると総苞は落ちてしまう

日本固有種

 

ユキノシタ科アジサイ属の落葉低木、高さ1~2mになる

葉は対生し、長さ10~25cmの長楕円形

先は鋭く尖り、基部は円形~クサビ形、縁には歯芽状の細かい鋸歯が密にある

 

花は7~9月に咲く

枝先に10cm程の散房花序を付ける

装飾花は白色~帯紫色で、萼片は3~5個

両性花は薄紫色・・白い装飾花と薄紫の両性花がとても涼し気

果実は蒴果で3mmの球形、花柱の根元で開口する

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シオヤアブ

2023-07-25 | 虫類

ムシヒキアブの仲間・ムシヒキアブ科

アブはハエの仲間で、ハチと違って針は無いので刺されない、と思っていると大間違い

刺されはしないが、鋭い口吻で刺すので手掴みは禁物

 

ウジ虫型の幼虫で越冬して、成虫は6~9月に見られる

幼虫は地中に住み、コガネムシの仲間の幼虫を捕食する

成虫は、他の昆虫を捕まえて体液を吸い取ってしまう、獰猛なアブ

特にコガネムシ類を好んでは食するが、その他にもハエ、ハチ、セミなども捕まえて体液を吸う

 

平地から山地の草地や林縁で見られる普通種

3cm近い大型でやや毛深いムシヒキアブ

オスの腹端には白色の白い毛が密生し、メスはこれが無い

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニイニイゼミの羽化

2023-07-24 | 虫類

梅雨が明け、ますます暑くなり、セミの声も盛んになってきた

朝、羽化したてで翅も固まっていないニイニイゼミが抜殻にぶら下がっていた

日本のセミは30種ほどいるが、都心で見られるのは6種

真っ先に声を上げるのが、このニイニイゼミ

鳴き声は、チーという少し抑揚のある連続音、朝早くから昼過ぎくらいまで鳴く

食べ物は樹液、サクラ、ビワ、カキなどにやって来る、ナシや柑橘類の果樹園などで大発生することもある

 

卵または幼虫で越冬して、都心辺りでは7月に成虫が見られる

幼虫は大きな前足を持ち、土中で樹の根の汁を吸い生長する

地上に出てきたときは、泥まみれで見分けしやすい

成虫はアブラゼミと似た斑模様の翅をもつ小型のセミで、25mmほどの大きさ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤモリ

2023-07-23 | 小動物 他

ここ何年か姿を見せなかったヤモリが、ピアノのレースのカバーにいた

逃げまくるのをやっと捕まえて、庭に放した

 

人家やその周辺に生息している

隠れる場所が多い古い木造建築物に多いが、近代的な建築物にもいる

夜行性の傾向が強く、夜間に人家の窓や灯火周辺に集まり、飛翔性や壁を上る小昆虫、徘徊性のクモ類を食べる

 

オスは孵化の翌年、メスは孵化の2年後には性成熟する

卵は、板壁や戸袋屋根裏などの隙間に、5月下旬から7月上旬に産み付けられる

大きさは9x14mmの楕円形で、表面の粘着物質で周囲に接着する

卵殻は固く、40~90日で孵化する

 

尾の先まで全長は15cm程

体は平たく、指下板は左右に分かれず、指全体に広がる

背面と四肢は細かい顆粒状の鱗で覆われているが、大型の顆粒状鱗が散在する

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴマダラカミキリ

2023-07-22 | 虫類

光沢のある黒色の地で、前翅にゴマのような白の斑紋の入る、お洒落な感じのカミキリムシ

触角も黒と灰白色が明瞭なまだら模様をしている

大きさは3cm程

林や庭木、街路樹にもやって来るので時折見られる

 

幼虫で越冬して、卵から成虫まで2年かかり、成虫は5~8月に見られる

幼虫は、成虫が食樹としている木に住み、成虫は5~8月に見られる

食べ物はミカン類やヤナギなどの生木の樹皮や葉、果樹の害虫としても有名で、クワ、イチジク、モモ、バラなども食べる

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネンドタケ

2023-07-21 | キノコ

通年普通に見られるキノコ

コナラやシラカシなど、広葉樹の倒木や切り株などに群がって発生する

半背着生で中型のキノコ

半円形、扁平で縁は厚い

色は淡褐色から黄褐色又は褐色になり、表面は細粒状突起でざらつき、凹凸がある

肉は黄褐色で硬い木質

 

孔口は円形で極めて小さく、色は淡褐色から暗褐色になり、管孔は短い

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニオイコベニタケ

2023-07-20 | キノコ

薄赤で可愛く、何かしらほんのりと匂うキノコ

匂いはカブトムシの匂いと言うが、カブトムシの匂いを知らない

 

初夏から秋にかけて、マツ科ブナ科植物の樹下に発生する

径2~3cmの小型のキノコ

傘は半球型から開いて中央が窪んだ平となる

色はバラ紅色~濃桃色で、時に濃淡のまだらになるが、雨で退色する

ヒダは幅狭く密で、柄に離生する、色は白からクリーム色となる

柄は中心生、上下同径で中空、色は白いが赤みがさす

味は温和だが、食毒不明

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アカハテングタケ

2023-07-19 | キノコ

 

テングタケの仲間のキノコは襞が白いが、このキノコは少し赤味がある

 

夏から秋に雑木林の地上に発生する

中型のキノコで、初め半球型から開いて丸く、更に平となり長い条線がある

傘は灰褐色から鼠色で、表面が湿っているときは粘性がある

ヒダは幅広くやや疎で、柄に離生する

柄はほとんど白色、中心生で細長く中空

上部に襞、根元に膜質のつぼを有する

 

食べると消化器系の中毒を起こす

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キヌガサタケ

2023-07-18 | キノコ

竹林の中で垂涎の的キヌガサタケが生えていた

 

梅雨時と秋、竹林や杉林に生える

単生から時に群生する大型菌

レースのコートを羽織っているような素敵なスタイルで人気抜群なのだが、糞臭がする

匂いの出どこは、天辺の部分の、クレバと言う胞子を含んだ濃緑色の粘液から出ていて、胞子を託すため昆虫を引きつける役目をしている

先端は傘状で、暗緑色のクレバで覆われていて、頂部には穴がある

生長の速度はとても早く、約3時間で柄が伸び切り、その後1時間しないうちにベールを広げ、半日ほどで倒れてしまう

 

中国料理の食材として有名で、汁もの酢の物などとても美味しい

調理の時はクレバが付かないように注意して、頭部を取り除いて食用にする

 

多くのキノコは外生菌根生

なので、外生菌根を作らないタケやスギの林には、キノコの数がとても少ない

でも少ないなりに個性的なキノコが見られる

意外と美味しいキノコがあるかもしれない

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤブヤンマ

2023-07-17 | 虫類

ヤンマの仲間第3弾・・ヤブヤンマ

ヤンマ科のトンボは関東では13種と言われているが、この池ではあとギンヤンマを含めて4種は見られる

 

6月から9月にかけて見られる大型のヤンマ

水草が生え、木陰がある池や小水域に生息する

大きさは9cmほどもある

黄色の地に黒い筋が入っているが、成熟すると黒味を増したオスは、複眼が青藍色に美しく輝く

 

日中は林内で過ごし、早朝と夕方に活発に活動する

樹間の開けた上空を一直線に飛んだり、林内の池を直線的にパトロールもする

交尾後のメスは、単独で水際近くのコケや土の中に産卵する

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする