トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

オジロアシナガゾウムシ

2024-10-24 | 虫類


コウチュウ目ゾウムシ科の昆虫
ゾウムシの名は象の鼻のように口吻が長いためだが、このゾウムシは前足も太くて長い

あちこちに生えているクズの葉や茎で見ることが多い
クズの茎に螺旋状の傷をつけて産卵する
この部分の茎が成長すると虫こぶになる
孵化した幼虫は、虫こぶ化した茎の中を食べて育ち、蛹になる

成虫で越冬し、4~10月にかけて見られる
背面の白と黒が目立ち、凹凸があり特徴的
脚の脛節先端に2本の刺状突起が有り、葉や茎にしっかり止まれる
大きさは1cm程
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アオクサカメムシ

2024-10-23 | 虫類


アオクサカメムシの幼虫が居た、多分4齢幼虫のようだ
沖縄を除く日本各地で最も良く見られるカメムシ
名前の通りで触ったりすると、青臭い匂いの体液を出す

成虫で越冬して、4~11月にかけて見られる
草原、農地、果樹園などに居る
イネ科、マメ科、キク科など様々な種類の植物から汁を吸う
カキ、ミカン類、モモなどの果実や、野菜などの害虫

体色は遺伝的な変異から、緑から黄色、その他色々な体色のものが居る
体長は15mm
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ツツドリ

2024-10-22 | 野鳥


郊外の林では、ポポ ポポと言う遠くで鳴く声を良く聞く
筒を叩いているような声で、ツツドリと言う

夏鳥
4~10月に渡来して山地の森林にすむ
カッコウのように開けた場所にはあまり出てこない
渡りの時期には市街地の公園などでも見かけることが多い

托卵習性があり、主にウグイス科のセンダイムシクイだが、アオジ、ビンズイ、メジロなどにも托卵する
採食には朝夕林縁に出て、ガ類の幼虫を好んで捕る

雌雄ほぼ同色
胸から腹に太くて粗い黒色横斑がある
上面は暗青灰色で風切りは黒褐色、喉から胸は灰褐色
メスには上面全体が赤茶色の赤色型の個体が居る
大きさ33cm

これも又さすがにものぞあはれなる かた山かげのツツドリの声(寂蓮)
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キビタキ

2024-10-21 | 野鳥


オスの黄色い部分が目立つヒタキ類
囀り、姿、色模様とも美しいので、江戸期には飼い鳥として大人気だった

夏鳥
4月の終わりころから10月まで、全国に渡来する
平地から山地の広葉樹林に住む
渡りのこの時期には、市街地の公園などでもよく見られる
林内の枝に垂直に止まり、葉や枝に居る昆虫類クモ類などを採食し、時には空中採食もする

オスは上面が黒く、眉斑は橙黄色で腰は黄色
喉は黄橙色で、胸から腹にかけて黄色く下腹部は汚白色
メスは全体にオリーブ褐色で、体下面は淡褐色
大きさ14cm
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オシドリ

2024-10-20 | 野鳥


オシドリ「鴛鴦(えんおう)」がペアーで仲良くしていた
雌雄の仲睦まじい様子や、オスの銀杏羽ののある美しさが古くから親しまれている淡水ガモ
「をし(愛)」が語源で、「をし」は「いとをし」と同義

「鴛鴦の契り」は仲の良い夫婦の例えだが、実際は繁殖後卵やヒナの世話はメスが行う
繁殖後ペアーは解消で、次の年は新しい番が形成されるのは、他のカモと同じ

留鳥又は漂鳥
北海道、本州、九州、沖縄で繁殖している
繁殖には樹洞を利用する

主に山間部の渓流や林に囲まれた湖沼に住む
北方のものは冬には暖地に移動する
市街地の公園の池では、冬に多く見られる
団栗などの木の実を好んで食べる

オスの色彩は美しく特徴的
後頭にある冠羽状の羽毛、帆状の三列風切り
メスは目の後ろに白線がある
大きさ45cm
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シマアジ

2024-10-19 | 野鳥


「あぢ」はトモエガモの古名で、肉が美味なので「味」の意味でそう呼ばれたらしい
「しま」は、似ているが違う種類に付ける接頭語

旅鳥
春秋に少数が飛来する
秋の渡りは、8月終わりころから10月
湖沼や河川に居て、コガモの群れに混ざっていることも多い
日中は水面に嘴を付けて、浮いている植物質のものを食べる
夕方には活発に動き、イネ科やタデ科植物の種子を食べる
干潟で貝類なども捕る

オスの明瞭な白い眉斑、肩羽は白と黒で長く、雨覆いは青灰色
メスとオスのエクリプスは褐色で黒褐色の斑紋がある
いずれもコガモのメスに似ている
大きさ38cmでコガモほどの大きさ
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ノビタキ

2024-10-18 | 野鳥


本州中部以北の高原や北海道の草原で繁殖する草原性の小型ヒタキ類
「野のヒタキ」の意味の名前
出会ったのはメス

夏鳥
4月から10月まで見られる
本州での繁殖は、高原の背丈の低い草原に限られる
秋の渡りの時期には本州以南の平地の畑や草原で普通に見られる
草の穂先や灌木などに止まっては移動し、昆虫類やクモ類などを採食する

オスは黒色の頭部と上面、胸は橙色、肩に白斑がある
冬羽ではメスに似ている
メスは上面が黄褐色で縦斑、翼に小白斑がある
大きさは13cm
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アリスイ

2024-10-17 | 野鳥


キツツキの仲間のアリスイが居た
横枝に止まり、木の幹を叩くこともせず、渡りをする、キツツキの中では異色の存在

キツツキ科の鳥で、北海道と東北地方北部では繁殖する夏鳥、冬は暖地へ移動する旅鳥か冬鳥
平地から低山の林、草地、農耕地などと公園でも見られる
地上や朽ち木などで長い舌を使ってアリ類を好んで食べ、アリの出現に合わせて移動するらしい
キツツキ類だが自分で木に巣穴は掘らず、他のキツツキの古巣や枯れ木の穴に営巣する

雌雄同色
頭上から背の中央を黒線が走る
喉から胸は褐色の横斑がある
大きさ18cm

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タンキリマメ

2024-10-16 | 樹木 草花


タンキリマメの赤い実が裂開した
種子を食べると痰を止める、と言う俗説に由来して名が付いた

マメ科のつる性の多年草
茎は左巻きで下向きの毛がある
葉は3小葉からなり、やや厚く、裏面は黄褐色の腺点と毛が多い
小葉は3~5cmの倒卵形

花は夏に咲く
総状につき、淡黄色で9mmほど
果実は豆果
長さ1.5cm程で、熟すと赤くなって裂開する
中には黒い種子が2個入っている


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イヌマキ

2024-10-15 | 樹木 草花


イヌマキの実が生った
昔、スギを真木(本当の木の意味)と呼び、スギより劣ると考えて犬マキと呼んだという説がある

マキ科の常緑高木、高さ20m程になる
葉は互生し、長さ10~15cm 幅5~10mmの広線形
表面は深緑色、裏面は淡緑色
縁は全縁で、主脈が目立つ

花は雌雄別株で、5~6月に咲く
雄花も雌花も葉腋に付く
雄花は3cm程の円柱形
雌花は1cm程の花床の上に付く
花床は10~12月に熟すと赤色になる
花床は甘みが有り美味しく食べられる

膨らんだ花床の上に、青白い胚珠が付く
成熟するにつれて鱗片が肥大し種子を包み込む
種子は約1cmの歪な球形の核果状で、緑色の皮を剥くと黄色の種子が出て来る
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ムクゲ

2024-10-14 | 樹木 草花


ムクゲの花がまだ咲き残っていた

アオイ科の落葉低木 高さ4m程になる
中国原産説と、原産地不明説がある

葉は互生し長さ4~10cmの卵形~菱形状卵形で、3本の脈が目立つ
縁には不揃いの粗い鋸歯がある
浅く3裂するものもある

花期は8~9月
本年枝の葉腋に5~10cmの鐘形の花を付ける
花弁の色は、紅紫色、白色、桃色など様々で、中心部が紅色になるものが多い

果実は蒴果
2cm程の卵形で、黄褐色の星状毛が密生する
10月頃熟すと5裂する
種子は5mm程の腎臓形で、長い褐色の綿毛がある
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クサボケ

2024-10-13 | 樹木 草花


庭のクサボケに実が生った
ボケの名前は、中国名の木瓜(モッカ)の音が変化したものと言われている
ボケに似ていて、小型の低木なので草の名が付いた

バラ科の落葉小低木 高さ30~100cm程になる
ボケ属はアジア東部に4種が分布し、日本ではクサボケ1種が自生している
明るい雑木林や草原などに生える

幹は地面を這うか斜上する
小枝は刺になる
葉は互生し、葉身は2~5cmの倒卵形~広倒卵形で鈍頭又は円頭
基部はクサビ形、縁には鈍い鋸歯がある

花期は4~5月、両性花と雄花が混生する
葉腋に3cm程の朱赤色の花を2~5個ずつ付ける
花弁は円形~広倒卵形で、基部は細く爪状になる
雄しべは40~60個、花柱は5個有り共に無毛

果実はナシ状果
3cm程の歪んだ球形で、果肉は木化して硬くて渋く酸味がある
リンゴ酸、クエン酸、酒石酸を含み、よい香りがする

果実酒が香りに酸味が加わって、とても美味しい
塩漬けや焼酎漬けにして食べる

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イヌアワ

2024-10-12 | 樹木 草花


粟に似ているが食用にならないのでイヌアワの名になった

イネ科の多年草
エノコログサの仲間(エノコログサ属)だが花序は全く似ていない
草地や林の縁などに生え、長い根茎を伸ばし、高さ50~90cmになる
葉は長さ15~30cmの線形

花期は8~10月
花序は長さ20cm程で短い枝をだし、ややまばらに小穂をつける
小穂は2mm程の卵形
数は少ないが、小穂の基部に芒状の刺毛が有り、小穂の落ちた後にも残る
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ハイビスカス

2024-10-11 | 樹木 草花


黄色い色のハイビスカスがあった

現在ハイビスカスと呼ばれているのは、フヨウ属の多くの野生種から作出された園芸種の総称で、3000種以上あると言われている

アオイ科の熱帯や亜熱帯地域を代表する花木
マレーシアの国花、ハワイの州花、沖縄市の市花になっている

花は普通鮮紅色だが、多くの色があり、八重咲や半八重のものもある
雄しべの筒が長く花から突き出て、葯が上部に固まって付き、葯の間から花柱が突き出ているのが特徴
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アカバナ

2024-10-10 | 樹木 草花


アカバナは秋に葉が紅紫色に染まることから付けられた

山野の水湿地に生える多年草
葉は対生し2~6cmの卵形~卵状楕円形
基部はしばしば茎を抱く
茎や葉は赤味を帯びることが多い

花期は7~9月
葉腋に紅紫色の花を付ける

雄しべが盛んに花粉を出している
雌しべの柱頭の形は、頭状のもの、太い棍棒状、4裂するものなど幾つかのグループに分けられている

蒴果は3~8cmの細長い棒状で、熟すと4裂する
中の種子は種髪と呼ばれる毛が有り、風に乗って飛び散る
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