トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

皆既月食

2018-01-31 | 日記


今日は皆既月食だった
今回の月食は特別で アメリカのNASAがスーパーブルーブレッドムーンと名付けたそうだ

スーパームーンは月が地球に最も近づく近地点で迎える満月で14%大きく30%明るく見える
ブルームーンはひと月に満月が2度有る ブルームーンに皆既月食が重なるのは1982年12月31日以来の事
ブラッドムーンは皆既月食で月が赤く輝く
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イカル

2018-01-30 | 野鳥


雪の中の小鳥たち 10羽ほどのイカルが雪の解けた地面を突いていた
古名は「いかるが」 奈良県の斑鳩に棲む鳥が名前の言われ 地名が鳥名になった珍しい例
聖徳太子の17条憲法の最初の「和をもって貴しとなす」は イカルが仲良くしている姿を太子が見て 感じ入ったことがきっかけと言われる

留鳥又は漂鳥 北海道から九州まで居て北方のものは冬には暖地に移動する
冬には都心周辺でも時折見られる
樹上生活が主だが時には地上を跳ね歩いて草木の種子を食べる
冬季には苅田に残るモミを食べたり 畦や溝でジュズダマのような固い実も太い嘴で食べる
硬い実も食べるが それよりは柔らかいムクノキの実や木の実などを好んで採食する

囀りは澄んだ声でのどかな節回し「赤いべこ着い」「コーヒー入れといてね」「お菊24」などと聞きなしが色々ある
雌雄同色 黒い頭に太く大きな黄色い嘴 幼鳥の頭は黒くない
大きさは23cm
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ウグイス

2018-01-29 | 野鳥


東京に降った大雪は その後寒さが強く溶けずにまだ残っており 小鳥もエサ探しに右往左往の感じだ
ウグイスが50cmもの近くにやってきた 人馴れしているのかエサ探しに夢中で人に気が付かないのか・・

留鳥として全国にいるが 積雪の多い地方のものは冬には暖地に移動して市街地にも現れる
列島内を季節移動しており 東京近辺では11月頃現れ冬を越し ホーホケキョと3月初めに初鳴き その後姿を消す
平地から山地の下草の多い林に居る
灌木の茂みの中や地上を跳ね歩き 昆虫類 クモ類などを採食する 冬には木の実を食べることもある

雌雄同色 茶褐色の体 淡い眉斑が有り尾羽がやや長め
一般に言うウグイス色とはかなり異なる
大きさ14~16cm オスの方が大きく嘴と足も長い
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ルリビタキ♀

2018-01-28 | 野鳥
 

雪が残っている公園で ルリビタキのメスがエサ探しに苦労しているせいか 元々警戒心の弱い鳥のせいか 近くまで来て飛び回っていた

留鳥(漂鳥) 繁殖期は亜高山帯の林に居て 冬には低山や山麓に移動 林や樹木の多い公園などに居る
非繁殖期には雌雄共に其々が縄張りを持ち樹上や地上で昆虫類や木の実などを採食する

オスは上面がルリ青色 脇腹が橙黄色 メスは上面がオリーブ褐色 脇腹が橙黄色
オオルリやコルリのオスは生まれた年の秋には体のかなりの部分が青い羽毛になるが ルリビタキのオスは2年目の換羽でも青色が出てこない メスによく似た茶色のまま2年あまりを過ごす
大きさ14cm

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アリスイ

2018-01-27 | 野鳥


アリスイはキツツキの仲間でキツツキ科の鳥

北海道と東北地方以北では繁殖しており夏鳥
冬には本州中部以南の暖地に移動する旅鳥か冬鳥

平地から低山の明るい林縁 木がまばらにある草地などに住み 渡りの時期や冬には農耕地 河原 公園などでも見られる
地上や朽ち木でアリ類を好んで食べ アリの出現に合わせて出現しているようだ
冬の関東でもアリが居れば越冬状態で生活しているが 厳寒期には南下する
キツツキの仲間なのに自分では巣穴をほらず 他のキツツキの古巣や枯れ木の穴などに営巣する

雌雄同色 頭上から背の中央に黒線があり 喉から胸に褐色の横斑が有る
大きさ18cm
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ウスアカフサヤスデ

2018-01-26 | 虫類


久し振りで出会ったウスアカフサヤスデ アキニレの樹皮の下で集団越冬していた

ヤスデ類は種類が多い
その中で最も歩脚数が少ないのがフサヤスデ目の13対(26本)で 多いものは700本以上のものもいると言う
他のグループのヤスデ類の体節は硬い石灰質でできているし 逃避行動をとる時は頭を中心に渦巻き状に丸くなる

ウスアカフサヤスデは淡褐色で尻に長めの白い毛の束がある
冬は樹皮下で越冬するが 春から秋にかけては樹上や土の中に居て昆虫の死骸などを食べている
胴節は11で歩脚数は13対 大きさは4㎜程
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ツヤアオカメムシ

2018-01-25 | 虫類


東京は48年ぶりと言う-4度の最低気温の夜だった

寒い中葉っぱ一枚に隠れてツヤアオカメムシ
成虫で越冬し4~11月に現れる
体形は丸みを帯び光沢のある緑色をしている

キリ クワ スギなどの樹上で生活し ミカン カキ モモなどの果実を食害する
本州から南西諸島に分布している
大きさは15mmほどだった
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クサグモの卵嚢

2018-01-24 | 虫類


クサグモの卵嚢は多面体の変わった形をしている
この卵嚢の中で子グモは2齢幼体で冬を越す
春先の幼体時の色彩は頭胸部が赤く腹部が黒いが 成長とともに次第に茶色になる
成体は夏から秋にかけて見られる

網は植え込みの間に大きなシート状の棚網を作り 奥には管状の住居を作っている
網には粘性が無く 飛んで来た虫が不規則に張り巡らされた網に当たって落ちると 素早く噛みつく
危険を感じるとすぐに管状の住居に逃げ込む

網を修繕する珍しいクモでもある
棚網などに穴が開くとその部分を修繕する
多くのクモは部分的に網が壊れた場合 修繕せずそのままか 全面張替えをする
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オカヨシガモ

2018-01-23 | 野鳥


夜中過ぎまで雪が降り 4年ぶりに20cmを超える積雪だと言う

冬鳥 北海道では少数が繁殖しており夏鳥
数は多くはないがちょくちょく見られる 特に最近は増えているのかよく出会う

湖沼 池 河川に居て他のカモ類に混ざって何羽かいることが多い
浅い水辺で 水面給餌 逆立ちして給餌 イネ科の草の実や水草を食べる

上・下尾筒が黒色で愛称はクロパンツ
オスは胸に黒褐色の小紋模様がある
メスはマガモのメスに似ているが翼鏡が白く出る
大きさ50cm
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クビワキンクロ♀

2018-01-22 | 野鳥


1989年発行の図鑑に ただ1回上野不忍池に現れた と記載がありその後数回の渡来記録がある珍しいカモ

迷鳥 北アメリカ産のカモ
湖沼 池 河川など淡水域に居る

雌雄ともキンクロハジロに似ているが冠羽はない
前頭は尖っていて頬は膨らんでいる
オスの虹彩は黄色だがメスではメスでは茶色っぽい
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ロウバイとソシンロウバイの花

2018-01-21 | 樹木 草花
 

ロウバイ:ロウバイ科の落葉低木 高さ4m程になる
中国原産で江戸時代初期に渡来した

1~2月に芳香のある黄色の花が咲く
花は2cmほどで 花被片が沢山ありらせん状に付く
内側の花被片は小さく暗褐色 外側の花被片は黄色で光沢がある
ロウバイの名はこの光沢のある蝋細工のように見える花の姿から来ている

ソシンロウバイ(素心蠟梅):ロウバイの園芸種 中国原産で明治時代に渡来した
花はロウバイより大きく香りも良いからか ロウバイより多く見かける
外側の花被片は黄色で 内側の小さい花被片までも黄色
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スイセンの花

2018-01-20 | 樹木 草花


郊外の山道で少し黄味がかったのと真っ白なスイセンが並んでいた

ヒガンバナ科の地中海沿岸原産の多年草
平安時代に中国を経由して日本に入って来て海岸に野生化している

地中に黒い外皮に包まれた卵球型の鱗茎(球根)がある
葉は晩秋から伸びだし 中心から花茎を伸ばし12~2月にかけて芳香のある花を6個ほど横向きに咲かせる
花被片はわずかにクリーム色を帯びた白色で平開する
のどの部分に副花冠があり黄色で盃型
花は咲くが種子は出来ず 鱗茎で増える
花被片が白で のどの部分の副花冠が白いものはペーパーホワイトと呼ばれている

全草有毒だが特に鱗茎にリコニンを多く含む
腫れ物肩こりに 生の鱗茎をすりおろしたものを布で絞り 小麦粉を混ぜてクリーム状に練ったものを患部に貼りガーゼで押さえると効果がある
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オオマシコ♂と♀

2018-01-19 | 野鳥


数の少なさと赤い鳥の中でも際立って美しいバラ色の姿で人気は高い

冬鳥 シベリア東部の鳥で冬には南下するが日本まで渡って来るのは少なく それも主に東日本の山地に局地的にしか来ない
毎年同じ地域にやってくる傾向が強い

ハギ類の種子を好んで採食し 道路脇や林縁などを採食しながら移動する
オスは前頭と前頸が銀白色 わき腹腰は淡い紅色
メスは全体に淡褐色で顔の前面と喉から胸 腰はわずかに淡い紅色がある

時雨こし木ずゑの色を思へとや えだにもきいるてりましこかな(寂蓮)
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サネカズラの実

2018-01-18 | 樹木 草花


鹿の子菓子を思わせる赤い実が美味しそう

マツブサ科の山野の林縁に生える常緑つる性木本
古い蔓はコルク層が発達して太くなり2cmにもなる
花は雌雄別株で8月頃 葉の付け根に1個咲く
雄花は赤い球状の葯隔に小さな葯を付ける
雌花は薄緑色の球状の葯隔に白っぽい花柱を出す

集合果は3cmほどで30個ほどの実を付け11月頃から赤く熟す
中の種子は5mm程で勾玉の形をしていて硬く白っぽい

果肉の味は美味しくはないし後味が悪い
果実を焼酎につけ果実酒にすると美味しい
ヒヨドリ ムクドリ カラス類などがボチボチ食べる
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トベラの実

2018-01-17 | 樹木 草花


葉 枝 根に臭気があり 鬼除けに効果があると言われ 節分に扉に刺して疫鬼を追い払う風習から「とびらのき」「とびら」が転じてトベラの名になった

トベラ科の海岸に自生する常緑小高木 ふつう2m位だが大きいものは8mにもなる
花は雌雄別株で4~6月に本年枝の先に集散花序を出し 2cmほどの小さく白く香りのよい花を多数つける

果実は蒴果で1cmほどの球形
11月過ぎて熟すと3裂し粘った赤い種子を10個ほど出す
この種はオナガ ヒヨドリ ムクドリなどが食べると言うが 消化できるのは表面の薄く赤い仮種皮だけのようであまり栄養にはならないからなのか 熱心には食べていない

葉を日干しにして乾燥したものを煎じた汁で洗うと寄生性の皮膚病に良い
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