ヤマガラ
2017-10-29 | 野鳥
ヤマガラは山地を好むカラ類の意味
市街地の公園でも良く見られる
ドングリを咥えていたが 貯食する習性があるので何処かへ隠すつもりかもしれない
全国に留鳥として分布している 主に常緑広葉樹林に住む
木の枝から枝へ飛び移りながら 昆虫類を捕ったり木の実を採食する
秋から冬にかけては木の実を土中や樹皮の隙間に隠して越冬中の食料として貯蔵する習性がある
隠した所は 場所を覚えていると言うよりも 近くの何らの目印を記憶しているらしい
スズメは人家周辺に居る割には人馴れしないが 人家周辺に居ないヤマガラは人に慣れやすい
その上賢い性質を利用して 昭和の前半頃まで「おみくじ引き」などの芸をしたが 野鳥保護の理由からかほとんど絶えてしまったらしい
雌雄同色 大きさ14cmでスズメ大
雌雄の仲はとても良く 生きている限り2羽がずっと離れないとも言われる つがいの絆の固い鳥
ヒガラ
2017-10-28 | 野鳥
ツッピンツッピンと鳴くので「ひんと鳴く」カラの意味で「ひんから」と言っていたものがヒガラになった
又この鳥が首をかしげる様子から斜視を意味する「ひがらめ」をこの鳥の名にしたとも言う
留鳥 山地の針葉樹林に住む 北海道では平地でも見られ 他の地域でも冬には低山の針葉樹林で見られる
カラ類の中では最も木の高い所にに居て 針葉樹の枝先に居ることが多い
樹木の特に枝先付近を動き回り 昆虫類 クモ類 種子などを採食する
秋には貯食行動もする
一声づつ星を吐きだすようだとも言われる囀りは シジュウカラより細く澄んでいてはねる感じがある
「つめてぇつめてぇ」「貯金貯金」「シーチキンシーチキン」などと聞きなしされる
雌雄同色 全長11cm
カラ類では最も小さく尾羽も短い 頭が黒く短い冠羽がある
一年中渓流に住み 全身黒褐色のカラス色なのでカワガラスの名になった
留鳥 上流から中流の河川 山間の渓流や沢などに住む
白い瞬膜を水中メガネ代わりにし 足の裏のスポンジのような指だこで 水中を歩き回る珍しい能力があり トビゲラ類 カゲロウ類 カワゲラ類などの幼虫や小魚を探す
時期を過ぎると川虫たちは羽化をして飛んで行ってしまうので 羽化直前の時期がちょうど子育ての時期になるように 繁殖の時期はかなり早い
2月頃には巣作りを始め 他の小鳥が繁殖時期を迎える4月には もう2回目の繁殖に取り掛かっていることもある
巣は滝の裏側や砂防ダムの水抜き穴に作る
雌雄同色 尾羽が短く小太りの体で成鳥は黒褐色だが 幼鳥には喉から腹にかけて鱗模様がある
大きさは22cm
閉鎖花
実と種
秋真っただ中の今頃に何スミレだろうか スミレが真っ盛りと言ったら可笑しいだろうか
道端のコンクリートの割れ目に生えて葉は青々とし 実を沢山つけて裂開し種がこぼれていた
スミレ達は春に花を咲かせるが 花後に閉鎖花を付ける
以後今日に到るまで延々と閉鎖花を付け実を生らせ種を飛ばし続けてけていた
春の花(開放花)はハナバチの仲間やチョウが 他の株の花粉を運び受粉する
その後の閉鎖花には オシベとメシベがくっついてあり 成熟すると自分の花粉で受精してしまう(自家受粉)
種子が育てばクローンということになる
クローンを大量に作って量を確保し 春には他家受粉で遺伝子の違う個体を作り 環境変化が起きてもを乗り越えられるように保険をかけている生きている
スミレは葉を張るか 絞り汁を付けると腫れ物に良い
柄ごと葉を採りおひたしや和え物に使える 花はサラダの飾りやゼリーに入れても綺麗
生の葉は即席漬けも出来 花酒も美味
実と種
秋真っただ中の今頃に何スミレだろうか スミレが真っ盛りと言ったら可笑しいだろうか
道端のコンクリートの割れ目に生えて葉は青々とし 実を沢山つけて裂開し種がこぼれていた
スミレ達は春に花を咲かせるが 花後に閉鎖花を付ける
以後今日に到るまで延々と閉鎖花を付け実を生らせ種を飛ばし続けてけていた
春の花(開放花)はハナバチの仲間やチョウが 他の株の花粉を運び受粉する
その後の閉鎖花には オシベとメシベがくっついてあり 成熟すると自分の花粉で受精してしまう(自家受粉)
種子が育てばクローンということになる
クローンを大量に作って量を確保し 春には他家受粉で遺伝子の違う個体を作り 環境変化が起きてもを乗り越えられるように保険をかけている生きている
スミレは葉を張るか 絞り汁を付けると腫れ物に良い
柄ごと葉を採りおひたしや和え物に使える 花はサラダの飾りやゼリーに入れても綺麗
生の葉は即席漬けも出来 花酒も美味
今日は24節気の霜降 霜が降りる頃なのだが 今朝大型台風が過ぎ去り 久し振りに陽が出て暖かい日だった
陽気もおかしいが どうしたことか5月頃に咲くマルバシャリンバイの花が今頃咲いていた
バラ科の常緑低木 大きさは60cmほどだった
シャリンバイの名は 葉が車輪状に集まり 花がウメに似ているので付けられた
花は5月頃に枝先に円錐花序を出し 1㎝程の花を多数つける
実はナシ状果で1cmほどの球形 11月にかけて黒く熟す 実は硬くて苦い
樹皮は奄美大島で大島紬を染める染料として使う
葉が細くて縁全体に鋸歯があり 幹が直立して小高木状になるのをシャリンバイと言い 樹形が低く株立ち状で葉が丸くわずかに鋸歯のあるものを変種でマルバシャリンバイと言う ただ中間型もあり区別は難しいので 一律にシャリンバイと言うこともある
庭木や公園樹に多く植えられているヤマブキ
個体によるのか花は咲くけど実の付かない株が多い
我が家のヤマブキも実を見た事がない
太田道灌の故事で有名な「ななへやえ・・・」の和歌に出てくるヤマブキはヤエヤマブキで 古くから植えられているヤマブキの八重咲きの園芸品種 雄しべが花弁に変化して雌しべも退化しているので実を付けない
ヤマブキはバラ科ヤマブキ属の落葉低木でヤマブキ属はヤマブキ1種からなる
花は4~5月 新しく出た短い側枝の先に鮮黄色の花を1個づつ付ける
果実はそう果 4mm程の広楕円形 9月に暗褐色に熟す
暗褐色の果皮を剥がすと半円形の淡褐色の種子が出てくる
実の数は1~5個集まって付くと言うが 公園で見た株は3~7個も実を付けたものがあった