区立特別養護老人ホームたまがわの空調設備改修などの請負工事契約の議案が上程されました。特養には、区立と民立があります。同じ介護保険制度の報酬で運営している特養ですが、区立特養だと大田区が改修し、民立特養は報酬単価の中で負担することになります。一見、不公平に見える税金投入ですが、区立特養が担ってきた役割は小さくありません。医療的ケアなどの負担割合は、区立と民立では差がありますし、困難ケースを区立特養が担ってきたという経緯もあります。民営化したことで、税金投入が、必ずしも公平で平等になっていないことが、次第に明らかになっていますが、こうした区立特養の担ってきた役割や意義を明らかにすべきです。今、社会福祉法人に対して社会貢献せよといった、おかしな社会福祉法人改革が進められていますが、これも税負担の軽い社会福祉法人が担ってきた福祉分野への営利企業(株式会社)のさらなる参入のための準備とみるべきでしょう。以下、議案に賛成した際の討論です。 . . . 本文を読む