大田区議会議員 奈須りえ  フェアな民主主義を大田区から!

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佐賀空港の機能強化についての視察に考えたこと

2023年10月30日 | 羽田空港
いったん、国内線空港になったはずの羽田空港が国際化に路線を切り替えたのは、北京オリンピックの頃だったと記憶しています。羽田空港が国際化に移行したとき、やけに騒いでいるなあ、という感覚はあったものの、そのままスルーしてしまったことを、あとになって後悔しました。成田は国際線、羽田は国内線というすみ分けについて、当時の私は、今ほど航空行政に関心が無かったこともあり、よくわかっていなかったのです。羽田空港の歴史的な経緯さえ、軽々と乗りこえられたように、地方空港の国際化も、必ずしも推進すべきと言えないと思うのですが、都道府県のレベルで国際化が進んでいる状況を視察しました。 . . . 本文を読む

航空機火災予防のための訓練施設を視察して思う、昨今の空港の機能強化と空港立地自治体大田区議会に羽空特別委員会が設置されている意義

2023年10月28日 | 羽田空港
羽田空港対策特別委員会で国交省の空港保安防災教育訓練センターに視察に行きましたのでご報告いたします。 エンジンからの出火を想定した消火訓練などを見せていただきましたが、出火から90秒が生死を分けるとも言われており、初期消火や訓練の重要性とともに、発生抑制が何よりもリスクの軽減につながるとあらためて思いました。危険回避のための着陸復航は、空港の離発着数の増とともに増えていて、空港の機能強化はリスクと背中あわせです。区民の命や環境を守るための大田区議会羽田空港対策特別委員会ですが、全国の議会の中で唯一の空港専門委員会として、区民・市民の立場で、発生抑制の視点で、委員会審議していくことの重要性をあらためて感じました。 . . . 本文を読む

11月以降の集会・イベントなど ティーパーティー、区政報告会、車座懇談会など

2023年10月23日 | ●イベント・集会など
申し込み先電話:03(6303)8671FAX: 03(6303)8672携帯:09091560313メール:office@nasurie.com*できましたら、事前にお申込みいただきますようお願いいたします ティーパーティテーマを決めないおしゃべり会です。奈須りえと話したい方はぜひ、話しにいらしてください 参加費:無料奈須りえ 池上事務所 池上5-7-5(治療院「結」の場所で行っています)1 . . . 本文を読む

第2回 真面目な政治の車座懇談会 (テーマ:生成AIを人の頭脳で考える)ゲスト:春芽健生さん

2023年10月20日 | ●イベント・集会など
第2回 真面目な政治の車座懇談会(テーマ:生成AIを人の頭脳で考える)ゲスト:春芽健生さん 元AI Infinity 株式会社 代表取締役社長 最高経営責任者 12月16日(土)14時~16時半 参加費:¥1,000要申し込み お問い合わせ先 office@nasurie.com携帯 090-9156-0313電話 03-6303-8671ファックス 03-6303-8672 . . . 本文を読む

社会保障に使ってなかった!大田区の消費税 8%になってから9年で消費税収総額1368億円、うち社会保障関係は655億、使わなかった713億、しかも使っても社会保障「関係」ですから、、、

2023年10月14日 | ├財政・金融
あらためて大田区の消費税が社会保障に使われてない話。2014年から私たちがおさめた消費税の大田区分は1368億円もあったのに、社会保障財源分をひろったら655億円でした。のこり、713億円は社会保障に使われてなかったのです。 . . . 本文を読む

2022年度大田区各会計決算への意見 だから格差が広がっている

2023年10月13日 | ├財政・金融
2022年度の決算の認定に反対しました。 決算に反対した理由をご報告します。 もっと詳しく申し述べたかったのですが、一人会派の私は、発言時間を5分に制限されているので、限られた時間の中での討論になっています。 次のようにまとめました。詳しい理由も補足しておきます。 . . . 本文を読む

(少なくとも大田区の)消費税の一部は、社会保障に使われていなかった!=一部しか社会保障に使ってなかった大田区の消費税 2022年度決算の論点

2023年10月11日 | ├財政・金融
2022年度の決算委員会が終わりました。明日12日の決算議案についての考えを述べる討論に必要な資料を整理しているところです。今回の決算の評価の視点は、国が行っている所得再分配調査の分析から始まりました。誰から税金を集め、誰のために使っているのか、それにより、格差は是正されているのか、という基本の視点です。厚生労働省に聞いても、どう財源の数値を拾っているか、教えてくださいませんし、大田区に聞いてもわからない、というので、分析は簡単ではありませんが、少なくとも「考え方」はある程度見えてきました。いくつも重要な論点があるのですが、その中のひとつ、消費税の地方交付分の一部が、大田区では社会保障に使われていないことが判明したので、ご報告します。 . . . 本文を読む

埼玉県虐待禁止条例に考える、虐待を防ぐために今政治がすべきこと

2023年10月09日 | 民主主義の形骸化
子どもを自宅や車内などに放置することを禁止する埼玉県虐待禁止条例改正案が埼玉県議会に提出され、委員会で可決しているそうです。改正条文そのものを見ていないので、説明や報道を見た限りですが、こどもを守るために今、政治がすべきは、こどもを安心して、ゆとりをもって育てられる、子育て環境や社会をつくることです。虐待の定義を厳密にし、虐待と認定することで、擁護者、中でも親への個人的な責任を重くすることではないと思います。 . . . 本文を読む

デジ庁総点検で判明したマイナンバー紐づけ誤り(生活保護事務) 答弁だけでは守れない「マイナンバーでの個人情報管理」 

2023年10月06日 | 個人情報保護
今回の議会で、保険証を廃止し、マイナンバーカードに一本化することについて、撤回や保険証存続を求め、国に意見書提出を求めるなどの陳情が提出されました。国の総点検で紐づけ誤りが見つかったからです。私は、今の情報管理では、区民に影響が及ぶ可能性が大きく、採択を求めましたが、不採択を求める議員が多数で、陳情は不採択となりました。先ほど(10月6日16時27分)、大田区から、国の点検で紐づけ誤りがあり修正した、区民への直接の影響が無かった、再発防止に努めることを知らせるメールが届きましたが、9月6日には、すでに、デジタル庁のHPに公表されていたのに、公表が遅すぎます。陳情の議決が終わったタイミングでの、議会に影響を及ぼさないよう配慮したとも思える隠ぺい体質で、区民の情報を守れるでしょうか。不利益は及ばないのでしょうか。 . . . 本文を読む

性的嗜好と民法が守る権利の関係 東京都のパートナーシップ制度を活用した配偶者手当給付の条例改正から

2023年10月05日 | ●議会・委員会
パートナーシップ関係の相手方を配偶者と同等の扱いとする条例改正案が提出され、私一人でしたが、反対しました。 この問題は、性的嗜好の問題に直結させ、LGBTの方たちの人権を守るべき、という論調になっていますが、民法の規定する夫婦や家族の問題をどうするか、という非常に大きな問題で、それにしては、十分な議論がなされていません。 一点突破、全面展開をもくろんだ特区の時を想起させ、非常に危険だと感じます。 . . . 本文を読む

重大インシデント 新千歳空港への緊急着陸 燃料ギリギリで着陸した背景に積んだ燃料不足と大田区や議会の姿勢

2023年10月05日 | 羽田空港
委員会で羽田空港から函館空港に向かった飛行機が、視界不良で函館空港に着陸できず、残りの燃料が少なくなったので、新千歳空港に「優先権を要請して」着陸する十大インシデントが発生したという報告がありました。 報告は、全国民間空港関係市町村協議会会長である伊丹空港市長が、国交大臣に申し入れた文書の報告から明らかになりました。 原因は、調査中ですが、着陸時にあるべき燃料残が、30分より5分少ない25分だったそうです。 燃料を多く積めば、それだけ重くなってたくさんの燃料を使わなければならず、燃費に影響する。 乗客数から見た運航の最適化からの要請でもありますが、リスクと隣り合わせでもあるということだと思います。 コスト削減は、こういうところにも表れています。 大田区は、原因調査の結果は国交省のHPに掲載されるからと。、議会へ報告する批正を持たず、また羽田空港対策特別委員会の委員長も委員会として大田区に報告を求めませんでしたが、非常に深刻な重大事故一歩手前の出来事であり、空港立地自治体として議会として、安全への意識を示すべきだと思います。 . . . 本文を読む

所得再分配調査と大田区財政からわかる「だから格差が広がった」

2023年10月04日 | ●議会・委員会
今年8月、厚生労働省は「所得再分配調査」の結果を公表しました。   税金を集めて、 社会保障で給付して、 どれくらい効果があるのか、分析している調査です。   国は税金をあつめ、社会保障で再分配すると 「一定の効果がある」 と言っています。 これまでは、 ここまで読んで終わっていたのですが、 更に読み込んだら、いろいろなことが見えてきました。今年の夏は、 勉強の夏と決めたのです。   . . . 本文を読む

第三回定例会補正予算の論点 その1)区報 ふるさと納税特集号発行の是非

2023年10月04日 | ●議会・委員会
ふるさと納税が、その本丸に来ている段階です。大田区が、ふるさと納税特集号の発行費の補正予算を出してきました。 そもそも、補正予算は、予算編成後の急激な変化対応するもので、ふるさと納税は、そのズーッと前から、制度上位置づけられていますから、当初予算で対応すべきものです。 しかも、大田区は、ふるさと納税は、区の税収が、他自治体に流出するので問題だと言っていますが、他自治体の方が大田区に寄付してくださるのはダメかと言えば、寄付のしくみをPRすると言っています。 制度上の問題を指摘しているように答弁し、もっともらしい説明をしていますが、大田区に寄付してくれ、税収が増えるなら良いということだと思います。 ふるさと納税は、国が作った仕組みですが、どこに問題があるのか、本丸に来ているという意味は何なのか、ご説明したいと思います。 . . . 本文を読む

税金が余って、貯まっても減税にならない理由 自治体財政に企業会計的な要素が取り入れられた弊害

2023年10月04日 | ├財政・金融
かつて公共施設や公園・道路・橋梁などインフラは、公債を発行して財源を確保してきました。近年、それが、一般会計の歳入でまかなわれるようjになっています。財源が足りない場合にも、基金繰り入れ=貯金の切り崩し、でまかなっています。 大田区では、基金が多く積み立てられていますが(2022年度決算1300億円)、基金の繰り入れの多くが、公共施設の整備などです。 インフラ財源の資金調達の方法が変わった背景 . . . 本文を読む