区民から、今年から介護保険料や医療保険料等が大幅に増えるがどうしてだかわかるか、と尋ねられました。ん?今年は保険料改定ではあるけれど、増え方がそれにしては大きいので、もしやと思って、分離課税を選べなくなるからですか?というと、その通りでした。議案に反対した記憶があったからです。
上場株式を持っていて、配当所得があると、これまでは、住民税は申告せず、配当所得分は分離課税で本来住民税が10%のところ、5%を選べ、特定配当等に係る所得金額は総所得金額等に算入されませんでした。
ところが、これが、分離課税を選択すると、上場株式等に係る配当等の所得金額は、総所得金額等に算入されることに改正したのです。
さかのぼって調べたら、令和4年=2022年の第二回定例会で、特別区条例を改正して、所得税と住民税で分離課税、総合課税異なる課税方式が選択できていたのに、同じ課税方式を選ぶよう改正されていました。
国は、一方で、投資せよと言っていますが、こういう改正をみれば、投資で、給与所得者を、本気で、儲けさせようとしていないことがよくわかります。
その時、大田区議会で、反対がフェアな民主主義 奈須りえ一人だけだったので、覚えています。
私は、投資家利益について、指摘することがありますが、不公平な仕組みによるもうけすぎがよくない、と言っているのです。 . . . 本文を読む
大田区立小学校の建て替え期間が長期化しています。なぜかと言うと、学校単体で建て替えるのではなく、周辺の施設も学校の敷地内に合わせて入れて建て替える「複合化」をしているからです。学校は、校庭の分容積率に余裕があるので、その分、周辺の施設を学校の中に入れているのです。敷地内に、詰め込むため、床面積が増え、建て替えは長期化しますし、建築コストもその時期に「集中する」ため当然単体での建て替えより高くなります。大田区は、バリアフリーや少人数学級に対応するために、面積が増えると言いますが、実際には、余裕容積率が大きい学校ほど、複合化で増える面積も大きくなります。馬込第三小学校と入新井第一小学校の校舎取り壊し工事請負契約についての議案がでたため、次のような意見を述べました。
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直後に書いたのですが、アップするのを迷っていました。やはり掲載しようと思います。
都知事選挙が終わりました。有権者数、投票者数、は近年になく高く、選挙に、暮らしを託す多くの有権者の真摯で切なる願いが見えてきます。
一方で、当選した小池都知事は、前回の得票数も得票割合も、大きく下回り、2位に大きく差をつけた、という報道もありますが、全体から見れば、「争点の見えない」「決め手の無い」選挙だったと言えるかもしれません。
東京に暮らす私たちの課題は、そこここに、顕著に表れているのに、それを、政治的に、政策的に、ばっさりと解明し、解決してくれそうな候補者がいなかった、ということです。
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羽田空港に視察に行きました。国交省東京航空局東京空港事務所で、羽田空港の概要について説明を受けました。特に印象に残ったのが、羽田空港の旅客数の推移です。コロナでいったん落ち込んだ旅客数は、いま、コロナ前に戻っているそうですが、その落ち込み方が気になったのです。 . . . 本文を読む
大田区議会の羽田空港対策特別員会で、空港に視察に行きました。2024年7月16日(火)
空港事務所で羽田空港に関わる航空行政の概要をご説明いただき、その後、ANA格納庫、新管制塔を視察。
ANA格納庫では、ANAの整備に携わる専門員、管制塔では、管制業務に携わる国交省職員の方から説明を受けました。
いくつか、新しい発見や知見を得られましたので、ご報告いたします。 . . . 本文を読む
右だ左だと言われますが、それでは、肝心の場面で、日本の主権国家として主張できているかと言えば、そうではありません。
私は、日本の主権国家としての一つ一つの手続きにこだわることにこそ、他国との対等で「フェア」な関係性を構築できると思っています。
たとえば、今回条例改正が行われた軽自動車税ですが、
日本国内のアメリカ軍人、軍関係者のマイカーの軽自動車税は、根拠法なく条例で規定しています。根拠となる法律はどこにもないのに、日米合同委員会の協議により定められた税率が、総務省の事務次官から区に通知され、これらを受けて大田区の条例を改正するのです。
様々な場面で、日本の主権が無いのは、日米地位協定や日米合同委員会があるからという人たちがいますが、実際の手続きをするのは、日本の行政や議会です。
仮に、軽自動車税6,900円のところ、アメリカ軍人や軍関係者は3,000円だとしても、法的手続きは、日本の法体系に基づき行うべきだと思います。(一応、米軍関係者は日米地位協定で資産課税しないと定められていることを根拠に、道路使用に関わる費用を軽減し3000円になっているという説明があります)
私を保守だと言ってくださる議員や行政の方たちは、日ごろの私のこうした主張を見てくださっているからだと思います。
ぜひ、ご一緒に
議会での討論は、時間が短く省略していますので、少し長い意見を掲載いたします。
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入新井第一小学校に隣接する複合施設で漏水事故が発生し、9月1日の開設ができなくなりました。第二回定例会最終日に、原因解明のための工期延長の議案が提出されたので、賛成したところ、区長から、閉会後、奈須りえにお礼を言っていただきました。わざわざお礼を言っていただき、賛成すべきでは無かったかとちらりと頭をよぎりましたが、子どもたちの教育環境の保全が何より優先と考えました。議決後、工事現場の見学を求めましたが、お返事を頂けないまま、7月2日に補修工事に着手したという連絡が、10日後の7月12日に議員一斉メールに入りました。一方気になったのが、事故原因調査等解明は、工事を請け負った業者で行うと言っていることで、議案賛成の際も指摘しています。 . . . 本文を読む
区政報告会ティーパーティーなどの予定です。
お時間が合いましたら、お気軽に。初めての方もお越しですから、ご遠慮なく。若い方から、リタイアした方まで、いろいろな方たちがお越しになります。=====================
◆区政報告会 参加費無料
議会で決めたこと取り上げている問題政治の現場が暮らしに関わっていることを
実感できるお話をします
7月20日(土)13時 . . . 本文を読む
今回、職員の不当な天下りを防止する条例のように見える条例を大田区が作りましたが、この条例で、私たちが期待する、適正さが守れるわけではありません。区は、不当な就職機会を得ることや就職先への利益供与は、服務の宣誓をすることや、退職後2年は、退職前5年間従事していた仕事につけないことを法律で決めているから、守れると答弁しましたが、実は、この服務の宣誓は、2年ほど前に改正になり、形式的になってしまっています。条例改正の時に、反対討論していますが、その内容を報告していませんでしたので、あらためて、どこに問題があると考え、反対したか、ご報告します。
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第二回定例会最終日に、区政施策調査などの議案が提出され、区政施策調査だけ、テーマが、外国人労働者の問題についてだったこと、受け入れの課題についても事前事後に渡り調査すると言う答弁を得たため、賛成しました。区議会として事前勉強会を訪問前の10月下旬にする予定です。それまでに、議会として、十分な事前調査をしたうえで、現地の調査に生かせるよう、議会の一員として準備していきたいと思います。 . . . 本文を読む
音楽は、一方で、平和への祈りを込めて作られ、他方、兵隊を鼓舞するためにも使われます。講師のシャンソン歌手長谷川智子さんは、車座懇談会で、1週間後が「フランス革命」のあった7月14日だという話から、戦争や、貧しさに想い、悩む人々の暮らしから、作られた歌のエピソードを話してくださいました。ワルツは、戦争には合わないと本で読んだ記憶があります。勇ましい行進曲2拍子は軍靴の足音を思い出させます。長谷川智子さんは、この3拍子と2拍子の話についても、触れられました。(私も大好きな)高校野球の行進曲は、その時の流行歌が選ばれますが、ワルツは歩きにくくて選ばれないでしょう(笑)。流行歌は、歌える幸せ・聴ける幸せを想えば、平和の象徴ですが、ある時代、あるメッセージを大衆に贈る(送る)ことも可能だと言うことで、扇動的な部分も持ち合わせていると言うことだと思います。 . . . 本文を読む
動画聞きながら読んでください令和6年第2回大田区議会定例会(第2日) 一般質問 奈須 利江議員(フェア民)
フェアな民主主義奈須りえです。
始まった定額減税
物価高対策のための定額減税が、今月6月から始まっています。人口74万人の大田区では、特別区民税の納税義務者役42万人がその対象です。
複雑で不思議な減税のしくみ
中でも、納税義務者の . . . 本文を読む
6第32号D滑走路北向き離陸時の内陸飛行の騒音測定を五か所に戻してほしいと願う陳情
に採択を求め、採択の立場から討論いたします。
大田区は、陳情者の指摘する通り、5か所だった騒音測定を1か所に減らしてしまいました。
飛行ルートが変わり、内陸部への騒音影響は大きくなっていますが、コロナで便数が減っている間に、調査をやめてしまうと言うのはひどいと思います。
例えば、
多い高度は、2023年6 . . . 本文を読む
レプリコンワクチン接種等は、効果と影響を検証のもと行っていただきたい陳情が出され、採択すべきと主張しましたが、不採択になりました。採択すべきと考えた理由について報告します。不採択を主張した会派(議員)、陳情文を掲載します。 . . . 本文を読む