大田区議会議員 奈須りえ  フェアな民主主義を大田区から!

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2019年の大晦日に

2019年12月31日 | ●日々のできごと
  法律が変わっても、翌日から社会が変わるわけではありません。 今の社会の状況は、1990年ごろから始まった、「国債の無秩序な発行」と「行政改革という名の制度の改正」にあると思っています。 2000年に地方分権一括法で475の法律がかわり、2001年の省庁再編のために、1999年に省庁改革法で17本、施行関連法で61本の法律が、一括審議で可決されています。 「地方分権」も「省庁再 . . . 本文を読む

図書館の指定管理者指定に際し、図書館行政に民営化は相応しいか点検しました

2019年12月31日 | 営利化・私有化・民営化
2003年の地方自治法改正で、営利企業である株式会社含む団体に運営させることが可能になりました。 それまで、公の施設の管理運営は、地方公共団体やその外郭団体に限定されていました。 指定管理者制度は、裁量権が限定的な委託に対し、自由度の高い「民営化」の一つの手法です。大田区では、現在140の施設で指定管理者制度を採用しています。大田区は、図書館にも、この指定管理者制度を採用していますが、指定管理者制度は、図書館には相応しくないという意見もあります。私が、大田区の図書館に指定管理者を指定することに反対した意見を報告します。 . . . 本文を読む

保育の無償化と、公費負担していた給食費を私費扱いできるようにするための条例改正

2019年12月31日 | 旅館業法規制緩和
保育の無償化で、大田区では、公費負担していた給食費を私費扱いできるようにするための条例改正が行われました。今は、今は公費で補助するしくみになっていますが、私費に対する補助となれば、いつでも停止することが可能です。しかも、保育の無償化と言っても、保育料もこの給食費も、構造的には、上限を決めて自治体が補助しているので、保育料・給食費、そのものが値上げで金額が上がれば、補助額との差額は、自己負担になります。私は、今後、インフレになることを心配しています。ですから、インフレから区民を守る仕組みを作らなければならないと思っています。その視点で、住宅改修資金貸付条例の廃止にも反対したのです。以下、議会で発言した反対の理由を記します。 . . . 本文を読む

入所できる子どものいる世帯の子どもの年齢を、未就学児から18才以下へと拡大することが問題な理由

2019年12月31日 | 住宅
大田区は、区営住宅条例を改正し、入所できる、子どものいる世帯の子どもの年齢を、未就学児から18才以下へと拡大しましたが、反対しました。 区営住宅に申し込める対象は、これまでより広がりますが、住宅数は増やさないので、入居の倍率があがり、入居しにくくなるからです。この条例改正は、誰のため、何のためでしょうか。 . . . 本文を読む

大田区住宅修築資金融資基金条例を廃止してはいけない理由

2019年12月30日 | ├財政・金融
大田区は、使っている人が減ったからという理由で、低利で住宅資金を貸し付けるしくみを廃止してしまいました。今は超低金利なので、金融機関から低利で貸し付けを受けることができますが、金利はいつの時代も低いわけではありません。市場経済に左右されて公の役割を忘れれば、市民生活は、市場経済競争のリスクにさらされることになります。以下、条例廃止案に対する、奈須りえの反対討論をご紹介します。 . . . 本文を読む

小学校に接して建てようとしているフロントの無いホテルのために、大田区教育委員会が適切な意思決定に障害を生ずるおそれがあるからと隠した文書

2019年12月28日 | 情報公開
大田区立山王小学校の隣にホテルの建設計画があると聞きました。調べたら、旅館業法は、100m以内に教育施設がある場合意見を聴くことになっていました。敷地に接しているので、きっと意見を聴いているだろう、とどんな意見が出されたか情報公開請求しました。ところが、大田区は、請求したのと違う文書を出してきたのです。なぜ、請求した文書を出さなかったのでしょう。しかも、出てきた文書は一部黒塗りで、その理由が、情報公開条例第9条第二項5号「区の機関内部における審議、協議、検討又は調査等に関する情報であつて、開示することにより、当該事務事業又は同種の事務事業の公正又は適切な意思決定に障害を生ずるおそれのあるもの」に該当するから、だそうです。区民の意見を公開すると変わってしまう判断とは、どんな判断でしょう。 . . . 本文を読む

規制緩和でフロント無しのホテルが小学校の隣にできるかも、って本当ですか?

2019年12月26日 | 旅館業法規制緩和
旅館業法が改正になり、フロント無しでも、1室からでも、ホテル業ができるようになっています。そうなると、小さな面積でもホテル業を営むことができます。用途地域が住宅専用でなければできます。では、小学校の隣はどうでしょうか。 . . . 本文を読む

大田区の産業政策「工場アパート条例改正」で考えること

2019年12月22日 | マイナンバー
大田区は、町工場がなくなり住宅に変わっていくうちに、町工場が地域の迷惑施設のようになり、操業が難しくなった工業者に工場を提供するために工場アパートを作り、運営しています。 この工場アパートの改正条例議案が出ましたが、以下の理由から反対しました。 . . . 本文を読む

大田区が採用している、公の施設の管理運営を民間事業者に行わせる「指定管理者制度」の評価

2019年12月22日 | ├行政システム・公共調達
第四回定例会は、年度末に指定期間を終える指定管理者の新たな期間の指定の議決が行われる議会です。 2003年に指定管理者制度が導入され、大田区でも、2003年の第四回定例会でエセナ大田と南六郷福祉園にはじめて指定管理者制度が議決されてから、16年が経過しようとしています。 既に大田区で140の施設が指定管理者制度を採用しています。 私は、公共分野において、地方分権、協働、官民連携などの名のもと、企業や団体の参入を許し、公の施設で営利活動が行われるようになっていることは問題だと考えています。2019年第四回定例会で指定の議案として提案された、大田区区民活動支援施設大森、大田区民プラザ、大田区民ホール、大田文化の森、大田区立熊谷恒子記念館、大田区立龍子記念館、大田区総合体育館の指定管理者の指定について以下の理由から反対しました。       . . . 本文を読む

大田区の区長・議員など特別職の報酬・職員の報酬改定に考えること

2019年12月19日 | ├行政システム・公共調達
大田区の区長・議員など特別職の報酬・職員の給与や報酬など改定が行われ、ほぼ、年収で引き上げの提案が行われました。 私は、区長や議員などの特別職の改定には反対、職員の改定には賛成しました。 特に今回は、 公民格差の是正と言われている区長議員や職員の給与や報酬の改定ですが、経年変化をみたら、民間も公務員も平均給与が下がり続けていて、給与引き下げ合戦のようでした。 . . . 本文を読む

羽田空港飛行ルート変更 特別管制空域の指定についてのパブリックコメント奈須りえ意見

2019年12月18日 | 羽田空港
羽田空港の飛行ルート変更に伴い、内陸飛行が始まります。 下記のピンクの部分を新たに「特別管制空域」に指定して、新飛行ルートを採用する15時から19時までの間は、ヘリコプターやセスナなどのVFR(有視界飛行)する航空機を、ピンクの空域で飛べないようにするための、パブリックコメントに意見を出しました。 . . . 本文を読む

国民健康保険の子どもの被保険者均等割額を免除する条例改正案を議員提出しました

2019年12月15日 | 税・利用料・保険料など
国民健康保険料は、こどもの数に応じて負担が大きくなるしくみです。そこで、この負担を軽減するため、均等割額を免除する条例改正案を議員提出しました。条例案は否決されましたが、以下に提出理由の討論を記します。 . . . 本文を読む

日本の主権に関る!【羽田新飛行ルートに係るパブコメ12/18まで】特別管制空域の指定から見る心配

2019年12月13日 | 羽田空港
羽田空港飛行ルート変更に係り、新たな「特別管制空域」の指定についてパブリックコメントが行われています。このことについて、よくわからなかったので、福島みずほ事務所を通じて、国交省から説明をうけました。一部の疑問が解消されたと同時に、新たな疑問も見つかりました。みなさんは、どうお考えになりますか? . . . 本文を読む

【動画】令和元年第4回大田区議会定例会 質問 大田区民の福祉のためではなく一部の投資家利益の増大のために行なわれる事業が増えている問題で、大田区が改善できること

2019年12月09日 | ●議会・委員会
令和元年第4回大田区議会定例会(第2日) 一般質問 奈須 利江議員(フェア民) 大田区民の福祉のためではなく一部の投資家利益の増大のために行なわれる事業が増えている問題で、「区長の裁量権」「発意と住民意見」「合意形成」から考える大田区が改善できることについて . . . 本文を読む

マイナンバーの費用対効果と監視社会

2019年12月09日 | マイナンバー
第93号議案 大田区行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例 について、反対し反対の立場から討論いたします。   この条例は、こども子育て支援法に関する事務の情報をマイナンバーに加えるための条例改正です。 マイナンバーにより、私たちは、確かに何度か区役所に行く回数を減らせるかもしれません。 そのわずかな利便性のために、私たちは莫 . . . 本文を読む