昨年末、冬の山形の米農村地域を訪れました。
シリーズものでは無いのですが、やはり、自然を求める心の叫びに従い?
ご縁あって、今度は、長野県の中山間部を訪れました。
泊ったのは、古い農家を生かした宿泊施設
備え付けの業務用?の厨房を使い、夕食と朝食は、地元で調達した野菜等で、簡単に自炊していただきました。
水道水も冷たくて美味しく、
周辺は、小さな集落の周りに水田と果樹(ぶどうなど)が広がり、その間を川と水路が流れ、その向こうに山が見える、美しいところでした。
暑い日でしたが、太い梁のめぐらされた建物に入ると、1階はひんやりとしていて、クーラー?と思ったら、扇風機だけでした。
ただ、ちょっと気になったことがあったので
理由がわかる方は、教えていただきたいです。
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稲穂が垂れた水田は、それは、美しかったのですが、
夜、明かりをつけた窓の網戸に、ガとか、虫が一匹も寄ってきませんでした。
網戸に虫は張り付いていなかった
明りによって来る虫がいなかったのです。
水が残る田んぼの上を飛ぶトンボが少ない
アメンボも一匹もみなかった
アマガエルが、サトイモの葉の上に1匹だけ
案山子もないし、キラキラテープも張ってない
お金を払って買わなければ生きられない暮らしに、不安を覚えているからです。食べ物、水、住まい、衣料品、これすら、何一つ、自分で調達することはできません。息をするにもお金を払うようになる、そんな気さえしてきます。
現実逃避にも似た気持ちで訪れた山形県ですが、日本の構造の問題は、日本全国に広がっているのだと実感して帰ってきました。
東京はダメで地方は良いと言えるほど、単純ではないということです。
地方で生きられない人たちが、東京等の都市部に出てきていることを想えば、地方で暮らしている人たちは、豊かということです。いまの地方での暮らしは、自然の豊かさと一定程度の経済的安定を備えた、ある種の理想かもしれません。ただし、そういう方たちはほんの一握りであり、多くは、高齢です。 . . . 本文を読む
農薬や添加物、遺伝子組み換えなどに関わる食の安全の問題は、関心のある方とそうでない方とに大きく分かれるのは、情報が、あまり一般的になっていないからかもしれません。実は海外では、規制が始まっていたり、使用禁止になっている農薬もあります。私は、アスベスト問題に取り組んでことで、海外で有害であるとわかって使えなくなっても、販売自粛するのではなく、規制の無い国に売られてきた歴史を学びました。日本で売られているからと言って、安全出る保証はないのです。逆に、海外で売れない分、日本にたくさん売ってもうけを確保しようとしているかもしれません。悲しい現実を知って、まずは、自分自身や大切な人の健康を守ることから始めることが大切だと思います。
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友人に誘われ映画「百姓の百の声」の試写会に行きました。映画のタイトルの通り、お百姓さんのひと言一言が、心に沁みる映画でした。食の安全や、自給など、食を支える日本の農業が深刻な局面にあるのも、こうしたお百姓さんの言葉に耳を傾けずに、制度や政策を作っている人たちがいるからではないかと思いました。自然とともに生きている姿と言葉に力をもらいました。 . . . 本文を読む
映画『タネは誰のもの』をみて元農水大臣から講演を聴く映画会を開催しました。 種子法が廃止され、同時に農業競争力強化支援法ができ、種苗法が改正されました。これにより、これまで、農家に認められていた栽培した作物からタネをとる権利(自家増殖)が制限され、タネをつくる育成者が農水相に登録したタネは、許可なくタネをとることができなくなりました。都道府県などの登録であれば、農家は自家採種も可能でしたが、知見が民間に流れ、民間が改良を加えるなどして新たな品種として登録すれば、農家は、企業からタネや苗を買わなければならなくなり、タネの値段が上がる可能性があります。 自然の恵みを収穫するのが農業だと思っていましたが、タネさえ原材料のように扱われ、まるで畑や田んぼが工場のようで、1次産業のはずの農業が工業のようです。
農業の6次産業化、というのは、こういう事なのだと改めて実感しました。 . . . 本文を読む
モノとして大量生産される命。『フード・インク』を鑑賞し、食べものの安全と倫理の問題を考えます。 ■日時: 2013年3月29日(金)10:00-12:00 ■場所: 大田・生活者ネットワーク事務所 大田区蒲田4-42-3-302 イースタンコーポ蒲田■参加費: ¥300 連絡先:大田区蒲田4-42-3-302 03-6424-7561 oota@seikatsu . . . 本文を読む
講師:高野英昭さん 高野医院院長 東北大学医学部卒。内科学会認定医。消化器病学会専門医。 ★日時 2013年2月17日(日)13:30~15:30 ★会場 池上会館 ★参加費 500円(資料代) ※ 託児はありませんが、お子さん同伴でもけっこうです。 ★主催 大田・生活者ネットワーク . . . 本文を読む
【託児は定員になりこれ以上お引き受けできません】私が議員になる前から取り組んでいることの一つに遺伝子組換え食品の問題があります。 収穫が増える、害虫に強い・・・。とはいえ、遺伝子組換え食品って、食べて本当に大丈夫? と思っている間に、実は、私たちは、さまざまな形で既に遺伝子組換え食品を口にしています。日本では、まだ、農業の場面では遺伝子組換えの種は使われていませんが、近い将来どうなるかわかりません。 TPPという「例外なき経済の自由化」に参入すれば当然、遺伝子組み換え種子の輸入規制も、「障壁」ですから取り払われる可能性は極めて高い。 この遺伝子組換え種に係る映画「モンサントの不自然な食べもの」上映会のご案内です。 . . . 本文を読む
1月25日10時~12時 大田区消費者生活センター 2F講座室 申込 03-5426-5218 大好きなお菓子やジュースはどうやって作られているの? 身の周りには不思議な食べものや飲み物がいっぱい。 自分たちが毎日食べている「食べ物」の中身を知っていますか? . . . 本文を読む