田園調布せせらぎ公園は、公園なのに1293本もの樹木を伐採してしまった田園調布せせらぎ公園は、その後、管理運営を営利企業にまかせています。公園という極めて公共性の高い空間を一部の人のお金儲けに使わせているのです。結果、大田区は41億円かけて隣地8795㎡を買ったのに、誰もが無料で憩える空間が27%から21%に減ってしまいました。一部の投資家利益(働いている方の賃金などではありません)のために、莫大な税金を使ったにもかかわらず、お金を払わなければ使えない場所を増やしてしまったのです。 . . . 本文を読む
葛飾区でプールの無い学校が提案されていると聞いて驚きましたが、大田区でも学校にプールは必要ない、という意見が出始めています。ネットで検索したら、新聞記事になっていました。
一年中使えないのに無駄、気候変動で使えない日も増えている、先生も大変、などの理由を並べていました。 . . . 本文を読む
こどもの貧困というのは、誰が考えたネーミングでしょう。
こどもがお金を稼げるはずもありませんから、問題の本質は、こどもを養育する親の貧困です。
ところが、
こどもの貧困というネーミングなったとたんに、雇用や賃金や社会保障の問題は、すっかり、対策から抜け落ちます。 . . . 本文を読む
大田区の民営化をみていて気になるのが、期限の無い民営化があることです。指定管理者制度は3年~5年が多く、一番長いものだと、伊豆高原学園のPFIと併用した指定管理者で、15年ですが、民営化した保育園も特別養護老人ホームも期限がありません。当たり前のように感じているこの期限の無い民営化ですが、海外で、水道が再公営化されたのは、期間終了に伴う判断だと知りました。 . . . 本文を読む
民営化:官から民へのスローガンで、公共分野を民営化しました。
民営化は民主主義の民が使われていますが、
英語だとprivatization
ネットで調べると、ケンブリッジの英英辞書には、
the process of selling companies or organizations that are owned by the government to private . . . 本文を読む
保育園を株式会社など民間にゆだねたことで、保育士の賃金がさがり、保育士のなり手が不足して問題になっていますが、保育園の定数が足りてくると同時に、定員割れの保育園が出始めています。
大田区では、4月4日現在、1453人の欠員が出ています。私立1600人、区立4532人、合わせて16132の定員のうちの1割弱ですから、転出入などの移動も考えると、やむを得ない数字の範囲なのかと思います。 しかし、欠員が多ければ、その分、公定価格と言われる補助金が入ってこないため、保育士を雇い続けることが難しいという園が出始め、大田区では、国が示している保育士の勤続年数や子どもの年齢に応じ、保育士を確保するための経費を補助しています。公立保育園は、欠員の多い少ないに関わらず、定められた定員に応じた保育士を配置していますが、事業者には経営的判断があり、定数を大きく割り込めば、利益確保や採算に乗らないため、区に補助を求めることになります。市場の経済競争で、価格が安くなり、質が良くなると始まった市場化=民営化ですが、市場に委ねれば、保育士の確保も難しいということです。 . . . 本文を読む
大田区は、特養の入所申し込みは、9月3月の年に2回ですが、これを4回に増やすことを求める陳情が出されました。
回数が増えれば、締め切られた直後に介護度が悪化した方も半年近く待つことなく、利便性が上がるように感じますが、
今、年に2回申し込み、にしているのは、「優先入所の評価」をするのに必要な期間で、増やせば、公平性や透明性を確保できない可能性があるそうです。
優先入所の意義をしっかりと位置付けなければ、逆に不公平な入所や、不透明な選考を排除できなくなるわけです。
特養の優先入所、のしくみについて、奈須りえは、こう考えています。
みなさんは、どう思われますか? . . . 本文を読む
議会で取り上げました。
【リニア大深度シールドマシントンネル工事をこのまま始めてはいけない理由】
外環道陥没事故調査や東京都土木研究所の調査からわかる
トンネル工事で重要なガス・上下水道管など地中インフラと表層地盤調査 . . . 本文を読む
6月8日火曜日14時~、リニア中央新幹線の北品川工区(品川区ー大田区ー世田谷区)のシールドトンネル工事説明会が行われます。外環道工事陥没の再発防止対策についても説明するようです。
外環道工事陥没の再発防止対策の説明も聞けそうです . . . 本文を読む
田園調布せせらぎ公園内の施設の利用が始まりました。大量の樹木を伐採して、公園に箱モノは必要か、など、この施設の問題点を指摘してきたこともあり、多くの方たちから、ご意見をいただいています。今日はその中の建物内での飲食について。
カフェで持ち込んだ食べ物を食べようとしたら、断られたそうです。飲食できるフリースペースがあったと思って大田区に確認したら、コロナなので、飲食を制限しているそうです。(最低限の飲み物だけ可)。営利目的のカフェで飲食は良いのに、フリースペースの持ち込みを「コロナで禁じる」。これって矛盾していませんか? . . . 本文を読む
主権者は私たち国民です。
ところが、議員として、議決に関わり、予算をチェックし、区民の皆さまからのご相談を受けていると、大田区や東京都や国が、国民を主権者としているのか、疑問に感じる場面が増えています。
大田区や東京都や国が国民のためではなく、企業のために動いている。
主権者が国民から企業に代わってきているのです。 . . . 本文を読む
いま、私は、ある認証保育所に入所している保護者から、突然の廃園の通知に、来年からの入所先が無いのではないかという不安の声をいただいています。どうしてこのようなことがおきているのでしょうか。
*調査し、事実確認して訂正しています。
保育方針や長時間保育などの違いから認証保育所を望む方もいらっしゃると思いますが、多くの認証保育所入所者は、認可に入ることができずに、認証に入ることを余儀なくされて . . . 本文を読む
税金の使い方についてこんな意見があります。
税の使い方を民間に決めさせた方が効率いい
公が民間より効率良く出来た事なんてほとんど無い
道州制に変えて、地域別で税率変えて減税競争するまで日本には住所を置きたくない
私には、これは、大多数の国民の意見というより、公の事業をお仕事で受ける企業の立場からの意見のように思います。 . . . 本文を読む
昨年以来、4月のこの時期に、イギリスに再公営化の事例を学びに行こうと計画をたてていました。日本では、これから、さらに民営化を進めようとしていますが、欧米では、再公営化が始まっていて状況を知りたかったからです。
しかも、注意深く日本と欧米の民営化の状況を比較すると、日本の民営化には、①不可逆的であること②運営権という価値の評価なく民営化されていること、という二つの大きな特徴があることがわかります。コロナで延期になっている再公営化の視察ですが、収束したら、ぜひ、行って調査し比較検証したいと思っています。 . . . 本文を読む