国の基準が変わり、浴槽の水質基準が、大腸菌群から大腸菌の数に変わったので、大田区の条例改正案が出されました。これまでは、大腸菌やそれ以外の菌の数が、1ml中1個以下でしたが、大腸菌が1ml中に1個以下ならな、水質が保たれていることになったのです。大腸菌を調べる検査の精度があがったから、と区から説明をうけましたが、大腸菌以外のその他の菌を不問にするので、大腸菌さえいなければ、問題の無いお風呂になってしまいます。
今は、区の職員の経験と知見から、お湯をとり換えるなど、適正な指導が行われていると大田区から聞きましたが、条例が変わって時がたてば、知見が失われ、マニュアルだけがたよりになるかも知れません。日本の古くからの浴槽での入浴の慣習や、銭湯の文化と、大田区の観光資源である銭湯の質の向上のために、条例改正には賛成できませんでした。 . . . 本文を読む