大田区議会議員 奈須りえ  フェアな民主主義を大田区から!

◆無断転載禁
◆連絡先 office☆nasurie.com(☆→@
◆メルマガ希望はメールで 追って連絡します

定額減税の6月に国が決めた「こども保険」5年かけて増えていく社会保険料、減っていく賃金

2024年07月02日 | ●日々のできごと
6月末、タクシーの運転手さんから 「飲みに出ている人たちが多く、街に活気を感じた」 と聴きました。 定額減税が影響しているのでしょう。 6月は住民税の天引きも0だったので、豊かさ感は、結構なものだったと思います。 臨時収入分、楽しもうとして、使いすぎると、7月からは、そうはいかない方が多いので注意が必要です。 7月の手取りは6月より定額減税の4万円(×扶養家族)少ないだけでなく、 6月住民税天引き0が影響して ぐっと減ってしまいます。 ========================= なんで、こんな、一時的な手取りの増減をしているのでしょうか? 調べてみると、 国は、増税状態を作って、増税のカモフラージュをしたかったのだと言うことが見えてきます。 . . . 本文を読む

6月16日(金)大田区議会第二回定例会で「労働人口減少、少子高齢化、税収減時代でも、なお増える大田区の公共施設整備の課題」について取り上げます

2023年06月10日 | ●日々のできごと
6月16日(金)大田区議会第二回定例会で「人口減少、労働人口減少、少子高齢化、税収減時代でも、なお増える大田区の公共施設整備の課題」について取り上げます。とても大切な問題だと思います。労働人口が減って、少子化で新しい世代が減ってきていて、高齢化し、産業構造も変わって、経済的にも右肩上がりが期待できない社会を予測しています。そうなると、普通に考えれば、税収が減りますから、今と同じ税金の使い方ではダメだと思いますし、どこを減らすか、増やすか、使い方、社会の在り方をみんなで考えなければならないと思います。ところが、国も大田区も考えていない(のではないか?)ということに気づきました。私は、危機感を持って発言し、区民のみなさんに、訴えてきたのですが、財務省に聞いても、内閣府に聞いても、総務省に聞いても、実態把握や検証、将来予測を示すことができません。今ある公共施設を「大切だから」と言う理由で、建替えていくだけで大丈夫でしょうか。質問して、公共施設整備計画の実態を明らかにしたいと思います。 . . . 本文を読む

大田区の土地を長期間貸し出すこと

2023年03月30日 | ●日々のできごと
公の土地は足りているのでしょうか?足りないのでしょうか?特別養護老人ホームや保育園の整備が進まないのは、適当な土地がなかなか無いからだと大田区は言っています。買いたくても高いし、そもそも、売りに出される土地が無いというのです。実際、そうした状況に合わせて保育園は、園庭が無くても作れるように「規制緩和」されましたが、その前は、園庭のある保育園をつくれる土地を確保して保育園を整備していました。区民一人当たりの公園面積も足りていません。特別養護老人ホームも、土地が無いから、整備できないと言います。ここまで見ていると大田区の土地は足りていないように感じます。もちろん、どんな土地でも良いわけではありませんから、必要な条件を満たしている必要があると思います。 . . . 本文を読む

お台場という地名の由来に想う、維新前の危機感と今

2022年12月28日 | ●日々のできごと
読売新聞の2022年12月26日の記事「お台場」なぜ3区にまたがっている?の記事を非常に興味深く読みました。 ペリー率いる巨大な軍艦「黒船」来航し、日本に開港を迫ったとき、慌てた幕府が取り掛かったのが、海防の強化だったそうです。 海を埋め立て砲台を設けたのが、今のお台場のあたりで、8基の台場が作られ、そこを将軍を示す「御」をつけて「御台場」と呼んだのだそうです。 . . . 本文を読む

法で秩序は作れるか、秩序はどう作られるのか、秩序が失われるとどうなるか 規制緩和や民営化など構造改革で失われた日本の秩序

2021年11月07日 | ●日々のできごと
秩序は何により作られるのでしょう。   規制緩和により、法による規制が取り払われ、秩序が失われてきました。 では、法で秩序を取り戻せるかと言えば、法は守るべき最低限しか示すことができません。 機械的に何かを守ることが秩序ではなく、自然や風土と人間の関係のなか、時々に変わるものではないかと思います。   法で秩序は作れないのです。作ろうと思えば、その瞬間瞬間に、その人 . . . 本文を読む

なぜ、政治家は「誤解をまねく言葉」を使い、国民は「勘違い」してしまうのか 

2021年10月07日 | ●日々のできごと
首相が変わったら、日本が変わると期待していた方がいて、驚きました。なぜかと聞いたら、所信表明の「報道」にそう感じたからのようでした。実際、所信表明を読んでみると、「勘違い」してしまう表現も多く、マスコミもその通りに「勘違い」した報道をしているようです。岸田首相に代わり、あたかも自民党政権が新自由主義から脱却するかのように感じている方もいらっしゃいますが、岸田首相は、現行法を変えるとは一言も言っていません。これまでの構造改革は、「批判的な表現」をしているものの、そのまま引き継ぐのですから、現状は何一つ変わりません。新自由主義へと大きくかじを取った2000年前後からの構造改革で、日本は、変わってしまっていますが、。しかも、その構造改革も仕上げの段階で、このままの社会保障制度や国民主権、基本的人権を保障した憲法を残せば、矛盾は内包できないほどに大きくなるでしょう。だから、「勤労者皆保険」と名付けていますが、これはベーシックインカムにほかなりませんし、最後の仕上げとしての憲法改正が末尾に出てきているのだと思います。所信表明をここまで詳細に読み込んだことは初めてですが、それだけ、日本の方向性を示す、重要な言葉だと思います。気になる部分を赤太字で示し、コメントを黒で書きました。一緒に考えていきたいと思います。 . . . 本文を読む

プロモーション戦略と政治 私の声や行動は、ホントに私が言いたいこと?したいこと?

2020年07月31日 | ●日々のできごと
アンケートの自由記述をまとめていて、日ごろみているネットやテレビ・新聞とは全く違った見方、感じ方をしている人たちがいることに気づきました。            また、多くの意見が、マスコミの使う言葉で語られていることが多いことがわかりました。   一方で、この間のコロナで、起きている問題の多くが、実は、マスコミが繰り返し発していることが、いつの間にか、国民の世論になっている構図だという事も見えてきています。    これは、実は非常に怖いことだと思います。    最初に発した声は誰の声だったのか、多くの声の中から、ある声だけが繰り返し発せられるのは何故なのか、ネットやテレビや新聞で、専門家と言われている人たちを「専門家」にしているのは誰なのか、 これらの多くが、実は、国民からというより、お金や組織・団体に関わっているのではないか、という事に気づかされます。 . . . 本文を読む

「由(よ)らしむべく、之を知らしむべからず」と日本の政治

2020年05月20日 | ●日々のできごと
あらためて、「由(よ)らしむべし、之を知らしむべからず」の意味を探していたら、高橋源一郎さんの『一億三千万人のための「論語」教室』をみつけました。・・・・・【子曰く、民は之(これ)に由(よ)らしむべく、之を知らしむべからず。】「いいですか、よく覚えておいてください。政治は、民衆を熱狂させ、支持させることはできます。だが、できるのは、ただそれだけです。決して、民衆に、それがほんとうはどのようなものなのか、なにが起こっているのか、その本質はなんなのかを理解させることだけはできないのです。ほんとうは、そのすべては民衆のためのものであるはずなのに。悲しいことですが」 (これはよく知られた名言。その通り、というしかないですね)・・・・( )内の高橋源一郎さんのコメントまで含めて、まさに、その通り、というしかないです。悲しいですけど。  ただ、自治体議員をしていて思うのは、日本の政治の現場では、最初から「ほんとうはどのようなものなのか、なにが起こっているのか、その本質はなんなのかを」理解させようとしていない、のだと感じます。「民衆を熱狂させ、支持させ」れば良い。支持させるために、美辞麗句を並べ、肝心なことをわかりにくく説明し、見えにくい場所で公表して伝えたことにして、順番を変えて制度を変えるので本当の変化が伝わらない、、、、最近では、誤解するような手の込んだキャンペーンと思しき現象まで出現するようになりました。 . . . 本文を読む

大田区主催のコンテストで「・・・零戦・・・」が受賞

2020年04月09日 | ●日々のできごと
大田区主催ビジネスプランのコンテストで、零戦風機(ゼロセンプウキ)というタイトルの応募が受賞していました。 大田区の主催で、戦争を肯定するような企画が、企業かんむりとはいえ、受賞したことに衝撃を受けました。みなさまは、どうお考えになりますか。 . . . 本文を読む

火事場に乗じる政府がコロナという火事場を迎えた今

2020年03月02日 | ●日々のできごと
「平時であれば絶対に法制審をスキップすることはできない。なぜできたかといったら、火事場だったからである。今も火事場だという認識をつくる必要がある。だから、平常のルーチンはスキップさせてもらいますと、これはとても重要だと思う。」これは、国家戦略特区のワーキンググループで、推進派委員が発言した言葉です。 過去にも「火事場」がありました。3.11の時、特区制度がドブロク特区から、一国二制度、法の下の平等を乗り越えたのが、この3.11の時でした。多くの規制が機関投資家の金儲けのために、いとも簡単に変えられ、私たちは、無法地帯と自己責任の社会に落とし込まれています。今後、ますます、規制緩和という無法地帯の影響が広がるでしょう。そして、いま、政府がある意味拡大させたコロナウイルスという「火事という場」です。政府が「火事場」に乗じて何をしようとしているのか、国会を見つめ、都道府県議会や地方議会を注視する必要があると思います。今国会では、情報を一元管理できるスマートシティを可能にしようとしています。大田区では、スマートシティーを前提にしたかのような方針や計画が公表されています。 . . . 本文を読む

2019年の大晦日に

2019年12月31日 | ●日々のできごと
  法律が変わっても、翌日から社会が変わるわけではありません。 今の社会の状況は、1990年ごろから始まった、「国債の無秩序な発行」と「行政改革という名の制度の改正」にあると思っています。 2000年に地方分権一括法で475の法律がかわり、2001年の省庁再編のために、1999年に省庁改革法で17本、施行関連法で61本の法律が、一括審議で可決されています。 「地方分権」も「省庁再 . . . 本文を読む

正義の無い時代の新自由主義 地方分権、特区、サンドボックス

2018年08月20日 | ●日々のできごと
以前は、国民の代表である議会が法令を作り、行政がその法令を遵守し執行していましたが、今は、行政自ら規制を変え、超える時代になっています。規制緩和が良しとされ、地方分権で地方自治体の裁量権が広がり、国家戦略特区で、内閣総理大臣など数名の行政のトップと企業利益の代表者がこの国のルールを変える大きな権限を持つようになりました。サンドボックスは、手続きさえ見えないままに、「安全に配慮したら」などの曖昧な要件で、規制を乗り超えさせる仕組みです。この国の何が良くて、何が悪いのか。正義はどこにあるのでしょう。 . . . 本文を読む