大田区議会議員 奈須りえ  フェアな民主主義を大田区から!

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コロナ受診控えで昨年の医療費1兆4千億円減、で心配な世界に誇る日本の医療制度

2021年09月29日 | ├医療
昨年、コロナで、医療控えが起きて、昨年1年間の医療費は、過去にないほど大幅に減っています。そこで心配なのが、これから、私たちの医療はどうなるか、これまでのように、受診できるのか、ということです。       医療費削減で良かった、と喜べるほど、問題は簡単では無いと思います。 . . . 本文を読む

リニア大深度地下工事着工はあり得ない【14の疑問 その4:調査掘進と初期掘進の違いはあるのか】

2021年09月29日 | リニア
調査掘進するから大丈夫という説明に聞こえるリニア大深度地下工事シールドマシン着工ですが、実は、調査掘進で何を調べるのか、調べてどうなら、どう対応するか、それで、リニア経路のシールドトンネル工事の安全が確保できるのかがあいまいです。 そもそも、私は、振動が表層地盤に及ぼす影響や、他の構造物(家屋・ガス・上下水道・鉄道ほか)との関係を調査すべきと主張していますが、これまでの「安全・安心の説明」の中には、そうした視点での調査はありません。その3でもふれたように、調査掘進の箇所は、初期掘進と呼ばれる、掘り始めの土砂を立坑から出すための施設を整備し、掘って状況を確認して、ある意味作業員が工事に慣れるために位置づけられている区間でもあり、あえて初期掘進ではなく調査掘進としたならその違いを示すべきだと思います。 . . . 本文を読む

今だから、一緒に考えたい「特養の優先入所の意義と福祉が市場化されることの問題」 

2021年09月22日 | 営利化・私有化・民営化
大田区は、特養の入所申し込みは、9月3月の年に2回ですが、これを4回に増やすことを求める陳情が出されました。 回数が増えれば、締め切られた直後に介護度が悪化した方も半年近く待つことなく、利便性が上がるように感じますが、 今、年に2回申し込み、にしているのは、「優先入所の評価」をするのに必要な期間で、増やせば、公平性や透明性を確保できない可能性があるそうです。 優先入所の意義をしっかりと位置付けなければ、逆に不公平な入所や、不透明な選考を排除できなくなるわけです。 特養の優先入所、のしくみについて、奈須りえは、こう考えています。 みなさんは、どう思われますか? . . . 本文を読む

まだやってる?さらに増えてる! 補助金で誘導 国税も地方税も負担は私たちの財布からなのに

2021年09月19日 | ├財政・金融
中央集権の批判の一つは、補助金による誘導でした。 そこで、地方分権にして、地方の財源を厚くして(*1文末に説明)、国の関与を弱めようとしたわけですが、地方分権になって20年が経ちますが、国の地方への関与は強くなっていると感じます。 国税も地方税も私たちが負担する税金に変わりはありませんが、行政や議会の一部は、補助金を使うことを基本的によしとしている傾向があると感じます。 . . . 本文を読む

リニア大深度地下工事着工はあり得ない【14の疑問 その3:調査掘進?工事着工の既成事実化ではないですか?

2021年09月19日 | リニア
JR東海は、直近の説明会から「調査掘進」という言葉を使い始めていますが、そもそもシールドトンネル工事は、「初期掘進」してから本掘進すると「トンネル標準示方書」に書いてありました。工事に詳しい方に伺ったら、シールドマシンで掘った土を立坑から出すために必要な工事で、必ず行う工事だそうです。調査掘進と言いますが、工事着工、規制事実化では無いでしょうか。仮に初期掘進の名称を変えただけなら、あまりに住民をバカにしていますし、違うなら、そこも説明すべきだと思います。 . . . 本文を読む

リニア大深度地下工事着工はあり得ない【14の疑問 その2:JR東海が外環道下水管の沈下と剥離の原因を特殊な地盤と施工管理としたのはなぜか

2021年09月18日 | リニア
JR東海が品川、大田、世田谷3区にわたる区間の工事着工を問題ないとしている理由の一つが、外環道の陥没と空洞の原因を特殊な地盤と施工管理にあるとしていることだと思います。そこから、リニアの経路は特殊な地盤ではないし、施工管理もしっかりするから大丈夫、と言っているのです。外環道の事故は、工事が起きて、原因を解明してわかったことで、着工の際には、特殊な地盤を見抜けず、しっかりやるつもりの施工管理が出来なかったのです。それを、「大丈夫」とするには、根拠が希薄です。しかし、さらに不思議なのが、どこにも書いていないのに、下水管の沈下と管内の剥離の原因まで、特殊な地盤と施工管理であると決めつけていることです。 . . . 本文を読む

リニア大深度地下工事着工はあり得ない【14の疑問 その1:なぜ今になって地表面変位の把握と振動計測か】

2021年09月15日 | リニア
JR東海は、外環道陥没事故後の2度目の説明で、地表面の高さの把握と振動の計測をすると言い始めました。      土木学会が発行するトンネル標準示方書というシールド工法についての解説書にもその必要性が書かれていますが、当初の説明でも、また、外環道陥没事故後の6月8日の説明会でも、そうした計測をするとは説明されていませんでした。  そもそも、地盤面の高さや振動の常時計測を行う必要があるにも関らず、計測を想定していなかったなら大問題です。シールドトンネル工事を行う場合、標準的に行うべき対策だとするなら、事故後の安全対策として、あえてここにきて説明したのはなぜでしょう。   昨年2020年6月に新横浜で陥没事故を起こした総手・東急直通線の工事でも、地表面の高さの常時計測は行っています。  仮に、想定していなかったなら、安全対策として不十分だったと言わざるを得ません。JR東海には、あきらかにしていただきたいと思います。 . . . 本文を読む

リニアと交差する巨大な下水管【洗足池幹線補強線】計画 豪雨75ミリ対応のため

2021年09月13日 | 大深度地下
シールドトンネル工事は、さほど珍しくなくなっているのかもしれません。それだけ、都市が過密化し、私たちの暮らしを支えるために必要なインフラが増えてきているという事です。一極集中もまた、経済性や効率性から対症療法的に進んできた感が否めません。果たして、過密化した都市で、私たちは、技術や経済力により、安全に、また、「しあわせに」「はなはだしい格差無く」人としての尊厳を保ち生きていくことができるのでしょうか。人口減少を契機に、私たちがどういった社会を目指すべきか、考える良い機会だと思います。先日、東京都の下水道局南部事務所に行き、リニアと交差するシールドトンネル工事の計画と、周辺のシールドトンネル工事について、説明していただきましたのでご報告します。 . . . 本文を読む

アフターコロナで社会はどう変わるか、変えようとしているか

2021年09月10日 | 住宅
  アフターコロナ   アフターコロナで経済・政治・社会はどうかわるか、変えようとしているか、今、私が考えていることをお話ししました。動画の概要は以下の通りです。 ひとつひとつの項目について、十分に時間をとってご説明したいところですが、まずは、ご報告します。       いま、行政・政治が進めているおもなコロナ感染防止策、対策 . . . 本文を読む

リニアの「調査掘進」は掘り始めるための既成事実化? 【調査掘進】はシールドトンネル工事に必須の【初期掘進】のことではないですか?

2021年09月08日 | リニア
二回目の説明会で、JR東海は、聞きなれない調査掘進という言葉を使い始めました。掘り始めの300mでシールドマシンが安全に動くか、確認するというのです。ところが、トンネル標準示方書には、初期掘進という名前で、同じように掘進時のデータや地盤沈下などの計測結果の収集をすることが定められています。一見、安全のために特別な調査をしているかのように聞こえる「調査掘進」ですが、仮にこの初期掘進と同じことしかしないなら、調査掘進は、掘り始めるための既成事実化でしかありません。JR東海は、外環道の陥没事故が起きていながら、シールド工事をしようとしているのですから、リニアの工事が安全だということを示す責任があると思います。調査掘進が、リニア工事の安全を担保するための特別な調査なら、初期掘進とはどう違うか説明すべきだと思います。 . . . 本文を読む

直前に起きたシールドマシントンネル事故に学べず、同じ土砂の取り込みすぎで起きた外環道陥没、また同じ事故原因分析でリニア工事着工は許されるか

2021年09月06日 | 大深度地下
外環道の陥没事故は、安全だと説明されてきた大深度地下シールドトンネル工事の安全性を根底から覆すことになりました。 ところが、NEXCO東が行った第三者の調査では、それが、特殊な地盤と施工管理の問題にされて、それさえ守れば大深度地下工事もシールドトンネル工事も安全だとしているように感じます。 JR東海のシールドマシンによるリニアトンネル工事着工も、外環道事故は特殊な地盤だが、リニア経路は特殊ではなく、施工管理をしっかりやるから着工、という説明だと思います。   調べてみたら、シールドトンネル工事による地盤沈下は、少なくないばかりでなく、地盤や施工管理が原因の大きな事故が、外環道事故の直前に新横浜で起きていることもわかりました。 土砂の取り込みすぎによる陥没事故が起きていたにもかかわらず、その事故から学べず同じような事故を起こしてしまったのです。 しかも、外環道の事故調査報告書には、下水管の沈下の原因については書かれていません。 土砂の取り込みすぎの事故がなぜ繰り返されたのか、下水管の沈下と管渠の剥離は、リニアシールドトンネル工事で起きることは無いのか、その分析の無いまま、リニアシールドトンネル工事の着工を認めて良いでしょうか。 . . . 本文を読む

外環道など相次ぐ陥没事故に学べない無謀なリニア JR東海 振動と地盤・家屋基礎への影響を認め常時計測、でも着工?

2021年09月02日 | リニア
外郭環状道路の陥没事故を受け、6月8日に続き、JR東海が説明会を開催したので参加しました。JR東海は、この説明会をもって、2021年度内それも早い段階で【調査掘進】という名の、実質上の工事着工をしようとしています。前回の説明会に続き、外環道の特殊地盤と施工管理にだけに原因を絞っているようにみえる今回の説明会でしたが、よく聞くと、前回と違い振動の常時計測と地表面の高さの変化を計測するとしています。私が、6月8日の説明会で、JR東海に、振動が地中を伝わり家屋などの基礎を揺らすことから、地表や地中埋設物への影響について指摘したことが影響していると思われますが、計測すれば、事故は起きないでしょうか。 . . . 本文を読む