水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

古今集(180)

2016-04-04 10:06:57 | 古今和歌集
85 春風は花のあたりをよぎてふけ 心づからやうつろふとみん
春宮(トウグウ)のたちはぎ(帯刀)の陣にて、桜のちるをよめる
ふぢはらのよしかぜ

(桜が散り始めました。)風さん、どうか桜をよけて吹いてくれませんか。桜が風の力ではなく、自分の意志で散っているのかどうか確かめたいのです。


桜と潔さ、の関係がもうこのころから言われていたのでしょうか。それも、宮廷武官の詰所で詠まれたものです。興味深い歌です。


今年はまだ花見に行っていません。今日、と思っていたのですが、あいにくの雨。明日ですかね~。