459 浪の花おきからさきてちりくめり 水の春とは風やなるらむ
からさき
伊勢
岸辺に立って、打ち寄せる波をみていると、(花のような白波が)沖で発生して、岸辺で散っていく。水面の春は風がつくるものなのだろう。
・ この人の歌はどれもきれいだ。
・ 「からさき」という地名を読み込んだ歌で、巻第十物名に採録されている。
「からさき」を読み込んだ歌がもうひとつあって、それが次。
458 かの方にいつからさきにわたりけん 浪路はあとも残らざりけり
あぼのつねみ(阿保経覧)
(あの舟は)いつ先に行ったのだろう。水面には航跡も残ってないではないですか。
・ 唐崎は近江八景のひとつ。そして、浮世絵。広重の「唐崎夜雨」。千年も前から、唐崎は名所だったのですね~。
からさき
伊勢
岸辺に立って、打ち寄せる波をみていると、(花のような白波が)沖で発生して、岸辺で散っていく。水面の春は風がつくるものなのだろう。
・ この人の歌はどれもきれいだ。
・ 「からさき」という地名を読み込んだ歌で、巻第十物名に採録されている。
「からさき」を読み込んだ歌がもうひとつあって、それが次。
458 かの方にいつからさきにわたりけん 浪路はあとも残らざりけり
あぼのつねみ(阿保経覧)
(あの舟は)いつ先に行ったのだろう。水面には航跡も残ってないではないですか。
・ 唐崎は近江八景のひとつ。そして、浮世絵。広重の「唐崎夜雨」。千年も前から、唐崎は名所だったのですね~。