必也正名乎(子路第十三の3)
必ずや名を正さんか
子路が孔子に、「先生(孔子)が政治にたずさわるとしたら、まずなにをなさいますか」と聞いたときの答え。
正名=名と実を合わせること。身分・立場に応じた役割を明確にすること。
名不正則言不順、言不順則事不成
個々の役割がはっきりしないと、言うことが妥当ではなくなり、そうすると、やりたい事が成就しない。
孔子の言いたいことは、官僚組織を的確に機能させる根幹は、「仕事の内容にふさわしい職名をつけよ」ということになるのだろう。
しかしまあ、これがいきすぎると、硬直した縦割り組織になってしまうし、身分格差社会の構成を助長する根拠に利用されてしまう。
いづれにしても、儒教の重要な教えのひとつ、正名論の出所がここであったらしいことを、はじめて知った。
「子路第十三の3」を重視する人をあまりみないが、この節はとても重要だと思う。
必ずや名を正さんか
子路が孔子に、「先生(孔子)が政治にたずさわるとしたら、まずなにをなさいますか」と聞いたときの答え。
正名=名と実を合わせること。身分・立場に応じた役割を明確にすること。
名不正則言不順、言不順則事不成
個々の役割がはっきりしないと、言うことが妥当ではなくなり、そうすると、やりたい事が成就しない。
孔子の言いたいことは、官僚組織を的確に機能させる根幹は、「仕事の内容にふさわしい職名をつけよ」ということになるのだろう。
しかしまあ、これがいきすぎると、硬直した縦割り組織になってしまうし、身分格差社会の構成を助長する根拠に利用されてしまう。
いづれにしても、儒教の重要な教えのひとつ、正名論の出所がここであったらしいことを、はじめて知った。
「子路第十三の3」を重視する人をあまりみないが、この節はとても重要だと思う。