水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

論語(77)

2011-06-21 09:17:59 | 論語
今回は、短い二つをいっしょに示す。

君子喩於義、小人喩於利(里仁第四の16)
君子は義を喩(サト)り、小人は利を喩る。

見賢思斉焉、見不賢而内自省也(里仁第四の17)
賢(ケン)を見て斉(ヒト)しからんことを思い、不賢を見て内を自ら省(カエリミ)る。


リーダーたる者は自然に「義」がわかるものだし、リーダーたりえない人は目先の利益に走る。

才知に優れた人を見たら、その人を見習おうと思うべきだし、その反対にあるような人を見たら、同じ欠陥を持っていないかどうか、自分自身を見なおすべきである。


マスコミを介して、某国政界をみていると、義をお喩りになるような方々も、見習いたい生き方をなさっているとおもえる方々も、いらっしゃるように思えない。

福島原発事故の総括もできないのに、何故、点検中の原発再稼動を画策するのか?
絶望に近い、唖然状態だ。

がしかし孔子によれば、それもこれも、私自身が利を喩り、内を自ら省なかった結果なのである。

では今、どうすればよいのであろうか?