水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

解説員として(61)

2010-11-11 15:10:06 | 解説員日記
 きょうの午前、解説当番であった。

見学者総数4、担当した見学者数3。木曜日の午前中なんて、こんなもんでしょうか。

ただし、見学者のレベルは高かった。

① 回っている水輪を見るなり、「水、かかってないじゃない。なんで回っているの?」
おどおどしながら、「電動と思います」
「そんなのないよ。どうして?」
「水の出し方に問題があるようで~~~。初期トラブルですから、お許しください」

 この方は熱心に写真を写しておいででした。突き臼、碾き臼全体をごらんになって、
「機械遺産指定は納得だね」とおっしゃって、お帰りになった。

② 水輪の説明の際、「数学はお好きですか?」とうかがったところ、
奥様(らしき方)が、「あなた、専門じゃない」
キャイ~ン、まずった、と、おどおどしながら、
くもでや水受けの数を話すと、「36割る7か~。む~ん」とだんなさん(らしき方)。

ぴたっと、はまり、正多角形の描画、算額などなど、楽しい会話がはずんだ(つもり)。


 解説を続けさせていただいている間は、ボケの進行からは逃れられそうな気がした半日であった。
話す内容を、もっと研ぎ澄ます努力をせねば。


気の付いたことなど、

① 相方は新人。が、小金井の民家園やら浜離宮での解説をやっておられるのだそうな。こういう方がここに慣れると大変な戦力になるにちがいない、と思った。
② 水車公園の水車、回転を止めてあった。早速の対応に感謝。今度は、回転をいつ復活させるのでしょうか?
③ 管理人氏のお話によると、今度の日曜日、プロにより、水車の点検がおこなわれるらしい。
④ 水輪の回転に伴って、ゴンゴンと規則的な音がする。管理人氏によると、水輪が水底を擦っている、そうだ。
  コンクリートを削るしかあるまい、と思う。

 まあとにかく、プロに見てもらうらしいので、とりあえず安心。
それにしても、お助けマンを市内に見つけられるような態勢にしないと、時間と費用を浪費するばかり、となるのではないでしょうか。