大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

ジャガイモが主食に

2008年06月25日 | Weblog






2005年11月、国連食糧農業機構(FAO)で採択され、

国連総会の決議により、今年は国際イモ年とされました。

世界では、ジャガイモを主食とする人口数は、小麦、トウ

モロコシ、コメに次いで4番目です。

ジャガイモは、品種も7500と多く、世界中のあらゆる

耕地で栽培が可能であり、食糧問題のカギを握ると認識

されています。


現在、全世界では、18万平方キロメートルの耕作面積

があり、3億2300万トン(05年)が収穫されています。

また、ジャガイモ大国は、1位が中国で7306万トン、

2位がロシアの3728万トン、3位がインドで2363万

トンとなっています。

このほか、ウクライナやベラルーシ、ポーランドなどの

北欧諸国が上位に名を連ねています。

17世紀に飢饉の時代に、北欧に広く普及したことの名残

りで、これら北欧色でのポテト料理の多彩さや美味しさに

は刻まれた歴史の味があります。

最近では、1990年代の北朝鮮で、食料不足に備え

国を挙げてジャガイモの生産に取組み、深刻な飢饉を

切り抜けたことが知られています。

日本へは、1600年ごろインドネシアのジャカルタ港から

オランダ船で平戸に伝えられましたので、ジャガタライモ

と呼ばれました。

現在、北海道が産地として有名ですが、小麦の輸入が

充分でなくなれば、ジャガイモが全国的に栽培されて、

コメに次ぐ二番手の主食として食卓に上がる日が来る

のは、そんなに遠くないことかも知れません。


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