大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

「学ぶ力」で国づくり

2008年06月10日 | Weblog


デンマークは労働者の「学ぶ力」を向上させることで、

労働市場を弾力化させています。

企業は従業員をいつでも解雇、雇用できる。

ここでは毎年、労働者の三分の一が転職し、その期間中

は、手厚い失業補償が与えられる。

「デンマークの首相は、社会保障の備えがあるから落着

いて必要な技能を身につけ新たな職を探すことができる。

育児サービスが整っているので、女性がいつでも労働

市場に入っていける。それが、労働市場の柔軟性と国際

競争力の向上をもたらす」と述べています。

「自由と社会保障を結合させてこそやる気も安心感も

生まれる」と言います。

逆に言えば、学ばないものは許さない、ということです。

柔軟な補償社会を機能させるには、国民がその難しさを

自覚しなければならないのです。

北欧の成功は、不断に革新する福祉国家作りがあって

こそであって、安易に真似られるものではありません。

この高いレベルの福祉は、高い税負担によって成り立っ

ているからです。

国民から不満が出ないのは、カネ(税金)で価値(福祉)

を手にすることが出来ることを理解していて、税負担と

受益がほぼ見合っていると感じているからなのです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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