今年、2008年は国際イモ年です。
英語では、Internationari Year of the Potato です。
2005年、ペルーは、食糧の安全保障と貧困、飢餓など
の削減に果たすポテトの重要性を認識するために、
2008年を国際ポテトの年とするように、国連食糧農業
機構(FAO)に提案し、FAOを通じて国連総会で決議
されたものです。
Potato はジャガイモですが、日本ではサツマイモも
含んで記念行事などを展開するそうです。
なぜイモの年なのかとなると、世界的な食糧危機があり、
特に開発途上国では食糧問題が深刻になって来ています。
今後、20年間は、世界人口は、平均値で毎年、1億人
以上のペースで増え続けると予測されていて、食料不足
は将来の問題ではなく、現実の問題として存在しています。
予見される食糧危機の打開に備えて、荒地でも栽培が
容易なイモを、もっと普及させて、食料不足を解消する
手段にしょうする国連の決議に基づきます。
ジャガイモは、8000年ほど前にペルーとボリビアの国境
のアンデス山地にあるチチカカ湖の周辺で栽培されて
いたのが起源であり、16世紀にスペインによってヨーロ
ッパにもたらされて、栽培が急速に世界に広まりました。
特に17世紀に起こった飢饉では、ジャガイモが重要な
食糧として受け入れられ、アイルランドや北ヨーロッパ
では、飢饉を救い、主要な食料となりました。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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