石油高等の要因の一つは、石油を消費に依存する生活
人口の爆発的な増加です。
石油ショック時代には、全世界で7億人とされていたのが
近年では新興経済発展諸国を中心に、30億人と、実に
4倍超になりました。
増加した20億余の人たちは、先進国に居住する人達と
異なり、これから石油に依存する豊かな生活を目指す
人たちです。
先ずモータリゼーションがあります。
日本では、自動車の新規販売台数は減少傾向にあり
ますが、中国では、07年の販売台数が日本の倍近くの
900万台に達し、同様にインドでは、オートバイの販売
台数が10年には、1000万台に達し、中国を追い抜き
世界一になり、オートバイ保有者は、次に自動車購入者
へとシフトして行きます。
これは止められない時代の要求であり、需要増大の流れ
となります。
燃料として石油を直接消費する発電量の増大や鉄鋼の
生産はうなぎ上りの状況です。
豊かさを求めるインフラの整備に備えた粗鋼の生産は
02年ごろまでは、世界の年間生産量は7億トン台で
あったものが、07年には12億トンに達し、15年には
16億トンと倍以上になるだろうと予測されています。
止めることのできない石油の需要の増大は、価格の上昇
に、今後とも直接的に影響を与え続けることになります。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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