大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

止められない世界的な石油需要の増大傾向

2008年06月16日 | Weblog



石油高等の要因の一つは、石油を消費に依存する生活

人口の爆発的な増加です。

石油ショック時代には、全世界で7億人とされていたのが

近年では新興経済発展諸国を中心に、30億人と、実に

4倍超になりました。

増加した20億余の人たちは、先進国に居住する人達と

異なり、これから石油に依存する豊かな生活を目指す

人たちです。

先ずモータリゼーションがあります。

日本では、自動車の新規販売台数は減少傾向にあり

ますが、中国では、07年の販売台数が日本の倍近くの

900万台に達し、同様にインドでは、オートバイの販売

台数が10年には、1000万台に達し、中国を追い抜き

世界一になり、オートバイ保有者は、次に自動車購入者

へとシフトして行きます。

これは止められない時代の要求であり、需要増大の流れ

となります。

燃料として石油を直接消費する発電量の増大や鉄鋼の

生産はうなぎ上りの状況です。

豊かさを求めるインフラの整備に備えた粗鋼の生産は

02年ごろまでは、世界の年間生産量は7億トン台で

あったものが、07年には12億トンに達し、15年には

16億トンと倍以上になるだろうと予測されています。

止めることのできない石油の需要の増大は、価格の上昇

に、今後とも直接的に影響を与え続けることになります。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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