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小松菜奈の目力

2019年11月15日 | 映画
「閉鎖病棟」11.15~公開中  原作:帚木蓬生  監督・脚本:平山秀幸 
笑福亭鶴瓶〈秀さん) 綾野剛(塚本中弥) 小松菜奈(由紀ちゃん)  小林聡美他・・



総じて俳優陣が頑張った作品である。
観るかどうか迷っていたが・・・「鶴瓶の家族に乾杯」に小松菜奈が出演していて彼女の目力で決定した。
元々、”目”に特徴のある女優だがその様子に異変が起きていたんである。
何かを掴んだような自信のようなものの気配。それは「閉鎖病棟」の演技なのかな、と。

結果、小松菜奈は渾身の演技をしていた。鶴瓶、綾野剛、小林聡美、などなどしかり。
他では類のない独特の風情を持っている女優さん。この人に注目していきたい
難しい役柄ほど本領発揮出来そうだな。
どうか、TVドラマなどで無駄に使われないで欲しい。映画で活きる人


原作の「閉鎖病棟」を読んでからおよそ20年以上経っている。
以来、帚木蓬生に傾斜していった時期がある。殊にこの作品はずっと奥深くに記憶が刻まれていた。
読み返すには重かった本である。
これまで思い入れの深い本ほど映画化でがっかりしてきた。
やはり2時間の映像では伝えきれないものが残る作品が多い中、
今回の「閉鎖病棟」は肝心のところは伝えられたのではないかと思う。



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