日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

クレーとの新しい出会い 他

2009年06月21日 | 美術展・本
「パウル・クレー 東洋への夢」千葉市美術館6月21日まで

浮世絵に影響を受けたクレー作品を観るのは初めて。(他の西洋画家では浮世絵に影響された画家は結構いますが)クレーと浮世絵がどうも結びつかなくて半ば好奇心で覗いてみた。結果、かなり面白いのです。
殊に魅了されたのはペンで描いた線描デッサン。単純な1本の線から豊かに表現されるモノクロの綺麗な世界。北斎漫画からの濃い刺激が伺われ、浮世絵と並列して展示してあるのでわかり易く鑑賞できる。
愉しい企画展でした作品も多数出品。

同時開催で江戸浮世絵巻もかなり愉しめます
”房総出身の師宣”ということもあり、こちらの千葉市美術館は菱川師宣作品を多数所蔵しています。他にも多彩な浮世絵師の作品が盛り沢山並んでおり、過去に馴染んだ作品ももちろんありますが、気取らない風情の活き活き活動しているような作品が多く見受けられ愉しい気分になる。
殊に鈴木春信作品(約15点他本掲載)はたっぷり惹き込まれてしまい、出口で舞い戻り再度鑑賞したくらいだ。女性像が可憐で、身近にいるチャッカリやさんだけど品も備わった娘といった風情が愉しい。自分の娘だったらこのように育って欲しいというような雰囲気が好きだ。あぁ、この辺の鈴木春信をもう一度観たいっ1

共にたっぷり充実した内容です。きょう(21日)までです
コメント    この記事についてブログを書く
« 記録 美術展2009前期 1... | トップ | 危うし知事 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。