日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

大豆田とわ子と八作さん

2021年06月10日 | 喜怒☆楽
「大豆田とわ子と3人の元夫」ドラマ火曜21時~現在9話まで進行中。
出演:松たか子 松田龍平 岡田将生 他
脚本:坂元裕二
最終回の行方が気になってしょうがない
久しぶりに全話視聴できる作品に出合った。(あ、近作に「その女、ジルバ」があった)

初回放送のかなり前から愉しみにしていた松たか子・市川実日子・松田龍平共演のドラマだった。
えっ、と我が目を疑うようなお気に入り俳優たちの顔合わせだった。
初回を観てみれば「いいわ、いいわ!」となる。だが・・・回を重ねていくと元夫たちを巡る女たちがどうも気に入らない
追っかけ女性の背景の事情に感情移入は出来なかった・・ここに画面を多時間持って行かれるのは残念だなと感じていた。
そして5話?か6話?に彼女たちの一方的なつまらない弾丸トークで費やされ、とわ子が出てきたのは35分後だった
しかもカゴメ(市川実日子)は突然死という場面が

何なのこれ??こんな無茶苦茶な脚本あり得ん、次はもうないわ、と思っていたのだが
やはり、松たか子からは離れることができず次回からも観ることにした。それが、
3人の女たちが居なくなってから、断然面白さが増したのである。
とわ子の語り、元夫たちの語りの面白さが俄然加速し、とわ子に集中した分、画面が開けた感がある。
これが松たか子よと画面の前で称える。
殊に9話の後半、八作の店内でのとわ子と八作(松田龍平)の会話はやんわりストンと胸に満ちてくる。
二人の声のトーン、表情・・と、これ以上ないくらいのすてきな場面であった。
ぽつぽつと呟くような短い言葉、その短さの中に詰まった許容された感情、その場の雰囲気は
松と松田が醸し出す二人の唯一無二の場面効果ではないだろうか。

カウンターでの会話の後、場面はテーブル席へと移る。
とわ子が大あくびをし八作がふふふ・・と柔らかく笑う。「あ、見られちゃった」「何百回も見てるよ」の会話がとても好きだ。
この時のフフ・・と松田がほほ笑むシーンがやたらと好きなんですよ
あぁ、分かりあえているんだなと自然に伝わってくる。


やはりね私は、男性はよくしゃべる人より寡黙ぎみの人が好きなんです。
多少、ストレスはありますが、こちらの想像力で素敵に変換することもできるし。。。



コメント